余談、オマケの没ネタ集
余談というか、オマケとして。
外伝等での没ネタ集を付け加えます。
もっとも、今から考えれば、没ネタで正解だった、
気がしてならないネタばかりです。
5年近く本編を描いていて、更に外伝等も描いてみていて。
その際に、外伝等のネタとして思いつきつつも。
自分では筆力的に書けない、とか。
ざっとプロットはできたけど、自分でも色々な理由から面白くない、とか。
書けないことはないけど、余りにも危ないネタだ、とか
そう言った理由から、日の目を見なかった外伝等の没ネタがあります。
この際だから、思いつくまま、ちょっと挙げておきます。
筆力的に自分では描けない、と想って止めたネタの幾つかですが。
主に、ノクターンノベルズで投稿するつもりだったネタです。
例えば。
第一次世界大戦後、駆け落ちしたジャンヌ・ダヴーと「彼」、野村雄との爛れた愛欲生活とか。
(外伝等の「前世に戻ったら、私が何でこんな目に遭うの」で、当初、ジャンヌ視点の話は、ノクターンノベルズで描く予定だったのですが、どうにも描けないことから、幕間として、半ば急きょ追加するという事態になりました)
21世紀になって、生まれ変わってきた4人、皆が18歳以上になった後、フランスから帰国してきた4人と「彼」との爛れたハーレム生活とか。
「彼」と出会わずに、ユニオン・コルスの大幹部の愛人になり、闇堕ちしたジャンヌ・ダヴーが、第二次世界大戦中に、フランス兵相手の娼館を経営して、戦禍から逃れてきた素人女を、言葉巧みに娼婦に何人も堕として儲ける話とか。
でも、描こうとしてみたら。
私は、いわゆるベッドシーンが、どうにも描けないことが分かって。
それで諦めました。
それに下手に描くと、
「こんな酷い話を描くなんて。山家の小説のファンやめます」
とか、言われそうでしたし。
後、実際に描こうとしたけど、なろうの制約(?)から諦めたのもあります。
例えば。
土方千恵子が、衆議院選挙に出馬する話とかです。
ただ、これを描く舞台となると、1950年前後になる訳で。
そうなると、存命中の人物が出る話になりかねない。
そうしたことから、諦めました。
もっとも、完全に諦めきれた訳ではなく。
その名残が、岸(野村)忠子が衆議院選挙に出馬して、小泉又次郎に挑む「前世に戻ったら、私が何でこんな目に遭うの」のエピソードに遺されることになりました。
そして、土方千恵子が、岸忠子の後継者として、衆議院議員になることになりました。
後、それと半ば関連するのですが。
横須賀を舞台にして、いわゆる「仁義なき戦い」、ヤクザ、暴力団抗争を、外伝等で描こうかな、というヤバいネタが、小泉組を調べた際に、頭をよぎらなくもなかったのですが。
余りにもヤバすぎる気がして、すぐに諦めました。
ヤクザ、暴力団関係と、少し絡みますが。
熱河省や「黄金の三角地帯」、「黄金の三日月地帯」におけるアヘン製造等の話も、ネタとして頭の中をかすめたことがあります。
特に「黄金の三日月地帯」は、「サムライー日本海兵隊史」世界では、麻薬、武器等の密輸が横行する相当ヤバい地帯になっている筈で、外伝等に出てくるユニオン・コルスの首領、レイモン・コティ等が、それなりに絡んで、甘い汁を吸っていそうなところでもあります。
でも、こちらの方は、どうにも面白そうなネタが、自分で思いつかずに、没にしました。
アラン・ダヴーが、仏軍特殊部隊を率いて、「黄金の三角地帯」の阿片製造工場等を潰すというところまで考えたこともあるのですが、第二次世界大戦終結時点で、アラン・ダヴーは少佐な訳で。
特殊部隊の指揮官が佐官で、自ら現地に赴いて戦う。
ありえなくは無いのですが、何だか違和感を覚えて没にしました。
以上、没ネタあれこれでした。
今になって、作者の私自身、冷静に考えてみれば、色々と描かなくて、正解のネタばかりの気がしてなりません。
最後になりますが。
ご感想をお待ちしています。




