表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

638/701

決闘、異能力者の攻防戦 ~戦いの果てのメェ~



 前回のあらすじ。異能力者同士の戦いが始まった。

 今回のあらすじ。もう終わってた。


 いや、本当に速攻で終わってしまったのだから仕方がないじゃないか。


 作り出した特殊戦闘フィールド。

 闇に浮かぶ揺らぎの中。

 一瞬で終わってしまった戦いを前にして、尻尾をビタンビタン……ッ。


 魔王軍最高幹部たる私――。

 大魔帝ケトスは、モフモフ猫毛をモコっとさせ。

 ブスー!

 くわっと、ニャンコの唸りを上げていた!


『って! 秒で終わりじゃないか!』

「こ、こいつが手加減をしないのが悪いのだっ!」


 と、カードから呼ばれた終末の獣。

 マスターテリオンの肉球で、ぷにー!

 上から押さえつけられている野ケ崎(のけざき)神父が、声を張り上げる。


「ぐぬぬぬぬ! 許さん、許さんぞ! 悪魔の手先め!」


 うーむ……ま、まあ一応? ネズミのでち助を守る形で踏まれているので。

 そこは見直したのだが。

 対戦相手の金木白狼かねきはくろうくんが私の顔色を見て、動きを止める中。


 キャラメルソースが濃厚なポップコーンや、お高いコーラ。

 加えて!

 高級スイーツを味わう私は叫んでいた。


『困るよ! こっちは観戦モードで異能力者の戦いを見学! その能力の実況とか解説とか、そういう事をする筈だったんだよ!』

「知るかこのボケ猫が! こっちは真剣なんだぞ! 世界の運命がかかっているんだぞ!」


 吠える神父がやはり、グギギギと肉球から逃げようとするが。

 マスターテリオンは鉄の魔杖を翳し、重力の檻を形成。

 完全に閉じこめる形を作る。


 負け確定である。


「卑怯者めが! このなんだ、ケモノが!」

『ったく、これじゃあ魔王様に面白い報告ができないじゃないか!』


 バンバンと机を叩き。

 シュークリームの粉で口の周りを白くさせる私は、更に追撃!


『やーりーなーおーし! やりなおし!』

「そうだ! オレもやり直しを要求する!」


 騒ぐ魔猫と神父を見て。

 他の方々は呆れ顔。

 ハクロウくんだけは、抗議する魔猫も素敵ですね……みたいに、冷静な顔で商売人の瞳を尖らせているが。


 ともあれ。

 やり直しを要求し、肉球で次元をバンバンとする私。

 とっても愛らしいね?


 押しつぶされて閉じこめられる野ケ崎神父が、堂々と私に唸る。

 物怖じしないっていうのは、ある意味強みだよね。


「というか、そこの魔猫! 魔王様とか、面白い報告ってのはなんなのだ!」

『魔王様への報告書に決まっているだろう! あの方は私の冒険の記録を読むのが好きなの! もっと面白い展開をするまで、やーりーなーおーし! やりなおし!』


 告げて私は肉球を鳴らし。

 特殊戦闘フィールドという領域を利用し、時間跳躍。

 戦闘直前の状態へと時間を戻してやる。


 ゴゴゴゴオゴ!


 時間を戦闘前に強制的に書き換え!

 ふふーん!

 とドヤる私のモフモフも麗しいわけだが。


『さあ仕切り直しだ! 今度はせめて一分はもたせておくれよ!』


 チュチュチュ!

 あきらかに狼狽した様子で毛を膨らませたのは、モフモフネズミのでち助だった。

 その口からマスコットではなく、シリアスな驚嘆が零れる。


「ででで、でち!? 禁断の魔術、ロールバック!?」

「お、おまえ……っ、まさかそこまでの強者だったとは!」


 神父の顔色もまともに変わっている。

 仕切り直しで、マスターテリオンの肉球から解放された一人と一匹。

 バカ神父と、ネズミさんが神を見る目で私を見ている。


『ふむ、くは、くはははははは! 君達も、ようやく私の素晴らしさに気付いたらしいね! いやあ、やっぱり分かっちゃうのかなあ。私の偉大さって!』


 私のおやつ補充担当のジャハル君が眉を顰める。


「なんなんすか、そのロールバック……? ってのは」

『ああ、ジャハル君はこの手のゲームに詳しくないんだったね』


 彼女にも分かるように魔術式でタイムラインを表示し。

 私は上司の顔で穏やかに講義する。


『MMORPGってジャンルにおける禁じ手の一つ。それがロールバックなんだよ。魔術でいうなら時間逆行。致命的な問題が発生した時のみに使う、まあ、本当に最終手段だね。サービス開始……つまり世界が創世された瞬間からの、全ての時間と情報を記憶しておいて――特定の時間に戻すことのできる。リセット能力の一つなのさ』


 欠点が大きく二つある。

 一つは簡単。

 巻き戻されたその時間、プレイしていた内容などが全部リセットされてしまう事だ。


 当然、時間は無駄になったり。

 レアアイテムがでていたとしても巻き戻り……なかったことになってしまうわけで。

 かなりの問題が生じる筈。


 そして欠点はもう一つ。

 問題が生じた事への対処が大変なのだ。

 後で補償とか、クレームとかがとんでもないことになる諸刃の剣なのである。


 故に――。

 この禁呪の存在は知っていても、実際に使われるのは見たことがない。

 そういう人も多いだろうと思う。


 その辺の感覚は口で伝えても理解はできないだろうから、説明は省略。

 とりあえず理解した様子のジャハル君が、言う。


「ああ、ケトス様がダンジョン領域日本に保険として掛けていた、時間の保存みたいなヤツっすね」

『その通りだ――この世界の時間はまだ私の制御下にある。簡単とは言わないが、これくらいの干渉はできる。よく覚えていたね』


 本来なら時間の跳躍などなかなかできることじゃない。

 私も条件を整えてやっと、短時間なら戻れるといった程度のモノ。

 しかーし!

 私はダンジョン領域日本の中でなら、ある程度そういう裏技もできちゃうんだよねえ!


 何故かジャハル君はジト目を作り。

 腰に手を当て、じぃぃぃぃぃ。


「で? そんな大技を、ただ面白くなかったからって理由で使って。いいんすか?」

『問題ないだろう、何故ならきっと! 魔王様も面白いモノがすきだろうからね!』


 ったく……この人は。

 と――上司を諫める幹部モードでゴゴゴゴっとしているジャハル君とは裏腹。

 当事者たちはかなりの困惑中。


 時間が戻ったことを確信したのか。

 強面神父は腕に巻かれた演算器具をフル稼働させ。

 きぃぃぃぃぃぃぃぃん!


「んーむ。なにか、ヤバいネコに粘着されているような気もするがっ。これを利用しない手はあるまい!」

「さっきの多頭の豹はおそらく神話の獣でち!」


 その通り。


「呼ばれたら勝ち目はない、速攻で片付けるしかないデチよ!」

「おうさ! 全ては我等が楽園のために! 仕掛ける――!」


 それも正解。

 仕切り直した戦闘が再開。

 ハクロウくんも戦闘モードへと顔を切り替えていた。


「では、せめて一分はもってくださいね――いきますよ、お客様」


 告げる低音ボイスが、空間に広がる。

 ハクロウくんの三白眼が――冷たい闘志を燃やしている。

 無駄に高級スーツなので、魔力の風で生地を靡かせる姿はラスボスの貫禄である。


 ……。

 てか、なんで私と関わるとこう、戦闘能力がアホみたいに増強されるんだろうね。

 まるで歴戦の戦士みたいな顔になってるでやんの。


 ビルに向かっていくドンキホーテよろしく。

 神父が特攻をしかけるように、前かがみに駆ける。


「召喚! 召喚! 召喚! ええーい、でち助っ、全て使い切るぞ!」

「演算加速! でちちっちちち!」


 上位天使の召喚ではなく、下位天使の連続召喚に戦法を切り替えたようだ。

 悪くない判断である。

 魔術師でいうと――詠唱の長い大魔術ではなく、詠唱の短い魔術を連打する感覚だろう。


 シュシュシュン!


 暗殺者並みのスピードで駆ける神父。

 その首にかけられたロザリオが輝く。

 それはゲーム内アイテム、ロザリオからおそらく……不死者殺しの突剣が顕現する。


 レアリティ表示が浮かんでいる。


 あー、これ。

 MMOなのにガチャもあるタイプなのか……。

 最近はそういうのが主流なのかな。


 悪くないコンビネーションで、ネズミを頭に乗っけた男が。

 すれ違う――!

 シュィィィィィィイイィィィン!


「主よ! 我等が世界を守り給え! 貰ったぁぁぁあああああぁ!」


 画面が白くなったり、暗転したり。

 ああいった、一騎打ちですれ違う場面を想像して欲しい。

 風がバタバタバタと、私のモフ毛を揺らしている。


 勝利を確信した野ケ崎神父が、ニヒィっと笑みを浮かべかけた。

 その時。

 カツン! ――革靴の音が響いた。


「甘いですね――」

「――な……っ――!?」


 おそらく。

 神父にとってのラスボス。

 異能力者で社長の金木白狼かねきはくろうくんの声は、不意に耳元で聞こえる形となっていただろう。


 神父の突剣は社長の拳により砕かれ、木っ端みじんとなっていた。

 慌てて距離を取るネズミさんと神父。

 それを追撃する社長さんが、遠距離の優位性を捨て――跳躍!


 超人的な動きで、神父に向かい徒手空拳の乱打である。


「ぐわ! こら、待て! 話が違うではないか! カード使いなら、接近戦など! って、人の話をきけぇぇぇえ!」

「殺しはしませんよ、約束ですからね」


 人間同士の応酬は続く。


「やられる前に、やるでちよ!」

「分かっている! 耳元で騒ぐな……っ!」


 接近戦が得意な印象はなかったのだが。

 ハクロウくんは神父の掌底を全て紙一重で避け、サササ!

 体操選手のような軽やかさで身を翻し後退。


「こいつっ、早い!」

「でち! 人間の速度を超えてるでち! やっぱり、トカゲニンゲンでち!」


 また酷い言われようである。


「違いますが、まあいいでしょう――終わりです」


 タンと着地した床に召喚円を刻み、ハクロウくんが詠唱を開始。

 複雑な紋様の刻まれたカードを発動。

 それは先ほども発動した、以前の事件で入手しただろう切り札。


召喚サモン:マスターテリオン」


 稲光を纏わせたカードを発動させ。

 ざざざ、ざあぁぁぁぁぁぁ!

 先ほどもあっさりと神父を肉球プレスした、召喚獣を召喚。


 召喚演出が、周囲の時間を停止させていた。


 海を渡る音が響いた直後。

 闇の霧の中から、膨大な闇の魔力を纏った獣が顕現。

 無数の瞳を赤く染め――その咢がじゅるりと音を鳴らす。


 終末の獣の顕現である。


『契約者、ハクロウ――ワレを呼びし者よ。エイゴランクのステーキとやら、忘れるでナイゾ?』

「契約成立ですね。今度も殺さずにお願いします」


 あ、これでまた勝負は決まっちゃったな。


 おそらくハクロウくんの身のこなしは、異能力。

 事前に、強化系の魔術カードを自分に使っていたのだろう。

 ま、戦闘になるかもとは思っていたんだろうね。


 多頭の神獣。

 神話生物に分類されるマスターテリオンは、周囲を見渡し……。

 じぃぃぃぃぃぃ。


『しかし、ワレ、まーたよばれたのか……』

「すみません、ケトスさんがあっさりでは面白くないと仰って――時間を巻き戻したようなので」


 既に気心の知れた仲なのだろう。

 社長さんが最上級の召喚獣を使役し、ゴゴゴゴゴ!

 低級天使を消滅させつつ、静かな声で告げる。


「ケトスさんの言葉ではありませんが――チェックメイトです」


 明らかに格上の召喚獣。

 神を呼ばれたネズミさんと神父さんが、ぐぬぬぬ。

 呼ばれた小天使を蹴散らされる中。


 マスターテリオン、まあようするに世界の終わりを告げる黙示録の獣が――鋭い眼光を細める。


『大魔帝ヨ、相変わらずでアルナ』

『君も久しぶりだね、元気にしていたかい?』


 戦いは続いているのだが、まあこれを呼ばれた時点で神父サイドは負け。

 消化試合になっているようだ。

 うぎゃー! こら! やめろ! とギャグみたいな悲鳴が聞こえているが気にしない。


 いっぱいある豹の顔をニッコリさせ、鉄の魔杖を揺らしながら獣は言う。


『グハハハハ! まあ、それなりにな。なにせ――この世界ノ終末預言は去った。ワレも、暇なのだ!』

『ああ、そういやレイヴァンお兄さんとの戦いも、言っちゃえば終末預言みたいな感じだったしね。あの案件が解決したから君、暇なんだ』


 ならいっそ、本格的に魔王軍に誘おうかと。

 ニヒィっとシュークリームの粉をつけた猫口を動かした。

 その時だった。


 ゾクリとする程の、空気。

 ノイズのような何かが、空間を走った。

 刹那――。


「あれ? マスターテリオンじゃないの! ぷはははははは! ちょっと! やだ、マジでうけるんですけどぉぉぉぉ! あんたほどの大物が、なんで人間なんかに使役されてるのよ!」


 声がした。

 場違いなほどに明るい、女性の声だ。

 しかし声は明るくても、その魔力は――歪んでいた。


 ゾゾゾ!


 空気が変貌したその時――。

 給仕状態になっていたジャハル君が、ぶわっと鳥肌を浮かべ緊急変異。

 女帝モードへとその身を切り替え、私と人間達を守るように魔炎龍を二体召喚する。


 燃える炎が、女帝の身を包み込む。


「無礼者、魔猫の君の御前であるぞ! キサマ、何者だ!」

「あーら、ネコちゃん。今日は護衛がいるのねえ」


 私をネコちゃんと呼び、微笑する光。

 その正体は間違いない。

 聖母マリア――、一月前の事件で私達の前から逃走した魔王様の母君。


 ジャハル君はまだ、相手の正体に気付いていないのだろう。

 しかし、危険な存在であるとは察したようだ。

 魔炎龍を強化しながら、私に言う。


「ケトス様。この光はいったい……っ」

『油断はしないでおくれ、私でもダメージを負うかもしれないレベルの存在だ』


 告げる私の言葉に、空気が凍り付く。


「ケトス様が!? ま、まじっすか!?」


 彼女が慌てるのも無理はない。

 その力はジャハル君より上の存在。

 明らかに異質なる声と気配だったからである。


『君も私の後ろに――人間達を頼むよ』

「畏まりました」


 側近ボイスで、すぅっと身を引くジャハル君。

 続く私は猫玉座を本物の玉座に置換し、肉球を鳴らす。

 ボボボボ!


 戦闘フィールドに魔猫の群れが顕現する。


『多少のズレはあるが――まあ丁度君が逃げた一ヵ月前に、この騒動の原因であるサーバーの異常が出た! って時点で、こうなんじゃないかなぁ……とは思っていた。けれど、なかなかどうして、すぐにでてきてくれたじゃないか』

「あらぁ? なんのことかしら?」


 魔猫を率いた私は異能力者同士の戦いを中断させ。

 じぃぃぃっぃぃいい。

 女神の光を睨む。


『やっぱり君が糸を引いているんだね、女神アスタルテ。いや、聖母マリアと言った方がいいかな? それとも、暗黒母シュブ=ニグラスが的確かな?』

「好きなように呼ぶと良いわ――」


 言って、光はシリアスモードに移行したのだろう。


 光から生物の形を作り出し。

 ぼちゃん……。

 戦闘フィールドとなっていた暗黒空間、闇の泉に足先だけを着水。


 闇に浮かぶ光の母となり――。

 妖艶な笑みを浮かべ。

 告げる。


「あたしは楽園の聖母。全ての母たる存在。さああなた達も皆、母たる慈悲の前に縋るといいでしょう。望むまま、願うままに――あたしは全ての命を拾いましょう。終わる世界に、母の祝福のあらんことを――」


 聖母マリアのヴェールが並々ならぬ魔力を纏い、広がっていく。

 神々しい光を放ったのだ。

 慈愛と慈悲の温かい力が、逆に空気を凍てつかせる中。


 私はボソリと言った。


『いや、君……白山羊じゃん……』


 そう。

 微笑を浮かべて泉の上に足先だけを着水。

 実はこれ、けっこう神々しいポイントが高めなのだが。


 見た目が、白ヤギ……なんだよね。


 白山羊じゃあ、ただのギャグである。

 冬毛なのか、微妙にモコモコもしてるし……。

 こほんと咳ばらいをし、聖母は再び暗黒の中で慈悲の光を放ち――。


「あたしは楽園の聖母――」

『いや、やり直さなくていいから……で? 今度は何を企んでいるんだい?』


 あ、やり直しを中断されたからだろう。

 ぷぷぷー!

 女神のくせして、額に怒りマークを浮かべてるでやんの!


「ふざけんじゃないわよ! この駄猫! 空気、読みなさいよね!」

『君には言われたくないね! 聖母のカッコウした山羊が偉そうに顕現して、こっちだって反応に困るだろうが!』


 創世神話規模の女神の降臨と、世界創世さえ可能な大魔帝の同時降臨。

 前代未聞な事態。

 息を呑む暇さえない、シリアスな空間の中。


「は!? そっちだってネコでしょうが! が高いわよ、頭が!」

『ネコは偉いから! 威厳があるから! セーフなんですぅうううう!』


 ネコと山羊さんの口論は続く。



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
[一言] 山羊風情が猫様に向かって頭が高いとは何事か!! 最もエラいアニマルは猫様の王であり神であらせられるケトス様ぞ!! やっぱり黒幕は白山羊さんでしたねwww 一回カピバラさんと対面させてみたい…
[良い点] また貴方ですがクリストフママ( ´艸`) [一言] いくら格好つけても白山羊じゃ威厳も何にもないよ!(≧◇≦)
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ