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邪悪猫『そういや言ってなかったっけ?』 ~旅行準備と強行突破~



 今宵はピカピカ満月で――月の魔力はとっても心地良い。

 それにだ!

 静けさに満ちた空気も、とっても異世界転移日和びよりな気がする!


 そんな満月と魔力が目立つ夜の中に、一匹の美しい黒猫の影がある。

 あの猫こそが、最強の低級ネコ魔獣で素敵な魔族!

 大魔帝の地位を戴く、ケトスと名付けられし魔猫!


 そう――私である!

 素敵な私は、ふわふわもこもこな猫毛を膨らませ!

 わっせわっせ♪


 荷造りを続けていた。


 転移前にするのは、キャンプ支度!

 場所はヒナタくんの自宅!

 肉球で掴んだオヤツを亜空間に詰め込む私は、ウキウキそわそわ♪


『ぶにゃはははははは! 魔王様が喜ぶような異界の魔術も! 私達が喜ぶ異界のグルメも! ぜーんぶ、我のモノ! 魔王様への手土産に確保してきてやるのニャ!』


 女子高生の部屋に、ネコ魔獣の影が広がる!


 ぎゅーっぎゅー!

 詰め込み過ぎた亜空間がパンクしそうになっているが、無理やり押し込んで!

 よーし! 準備完了!


 お菓子をいっぱい詰め終えた私は大満足!

 大魔帝ケトス、本日も絶好調!

 いつも以上に魔力がみなぎって、モフ毛の艶も当社比二倍ぐらいギラギラなのである!


 ビシ――!

 と、カッコウイイポーズをとっていたのだが。

 女子高生勇者で、今回の事件の当事者ともいえるヒナタくんが――じぃぃぃ。


 魔力で稼働するように変換させたヘアアイロンを、亜空間にゴソゴソ!

 ぎゅっぎゅ!

 身だしなみセットを収納する彼女は、長い黒髪をふわっと揺らす。


「ケトスっちぃ……。あのねえあんたねえ……遊びに行くわけじゃないんだから。いくらなんでも、そりゃオヤツの詰め込み過ぎってもんでしょ?」

『まあせっかくだから楽しもうと思ってね! 君だってポテチとさあ。うまいスティックのバラエティーパック味をい~っぱい、詰め込んでるのを! 私は見逃さなかったんだけど!?』


 言われて彼女は大きな瞳を逸らし。


「ポテチとうまいスティックは別腹だからいいのよ!」

『じゃあ私のオヤツセットも別腹ですぅ~!』


 言いながら、私はシッポを振り振り♪

 ルンルン気分で旅行支度を進めているのだが――。

 部屋の外が気になり、大きな声を猫口から発する。


『ねえ! カーマインくん! 外にいないで、君も準備をしたらどうだい! このまま空間転移するから、一緒にいた方が楽なんだけどー!』


 聖剣を抱いたままの黒髪聖騎士カーマインくんが、赤い瞳を光らせる。

 ちなみに、赤い瞳を輝かせているものの。

 黒髪赤目という人間種なだけであり、魔性というわけではないらしい。


「いえ、さすがにレディの部屋に入る事は……騎士として許されないことでしょうから」

『レディ? ……』


 言われてふと私は考え。

 目の前の美少女をじぃぃぃ。

 そういやヒナタくんも女子高生であったと思いだし、猫口をカカっと開く。


『レディっていってもヒナタくんだから、問題ないんじゃないかな~?』

「あんた、マジであたしのことを若干バカにしてるでしょ?」


 呆れた溜め息を漏らし、彼女は廊下に向かいジト目で言う。


「カーマインさん、だっけ? さすがに、ネコとか犬とかニワトリなら構わないけど、成人男性の騎士様を部屋に入れる気はあんまりないわよ?」


 声はわりと冷たいものとなっていた。


「そうでしょうね、それが淑女というものです」

「その淑女を異世界のごたごたに巻き込もうとしている騎士様はさぞ、清廉潔白で高潔な御方なんでしょうねえ」


 ヒナタくん、毒舌モードである。

 彼個人というよりは、向こうの世界を全体的に嫌っているようなのだ。


 やっぱりなあ。

 ヒナタくん的には、あちらの……アッシュガルド? だっけ、あの世界の住人である聖騎士カーマインくんを、まだ信用できていないようである。

 ま、あの世界に裏切られたみたいなこと言ってたし、無理もないけどね。


 び、微妙に気まずい。

 ある意味、年相応のヒナタくんの拗ねた反応は珍しいので貴重ではあるのだが。

 にゃ、にゃほんと咳払いし……私は明るく言う。


『というか、君たちはどんな世界か知ってるからいいけど、私は知らないんだよねえ。アッシュガルドってどんな世界なんだい』


 話題を変えつつ、なおかつ事前情報を得ようとする私。

 とっても賢いね?


 ヒナタくんとカーマイン君が同時に言う。


「糞みたいな世界よ」

「美しい楽園ですよ」


 空気にわずかな緊張が走る。

 さすがに騎士様であっても、こうもツンケンされるのはムッとするのか。

 あきらかに空気が重い。


 この聖剣中毒騎士くん……そういや最初の時、けっこう高圧的だったからなあ。

 向こうの世界だと、騎士はけっこう地位が高い職業なのかな。


 相手も距離感を察しているのか。

 聖騎士カーマインくんもヒナタくんにではなく、私の方とコミュニケーションをとってくる。

 廊下から声が響く。


「それではケトス様。準備ができたらお声がけください。それまではこの聖剣を愛でていますので」

『あー、うん……そうする』


 微妙な沈黙が続く中。

 私は構わず旅行準備を進めるのだが。


 沈黙に耐えきれなかったのはカーマイン君。

 ぎゅっと聖剣を握り。

 心を落ち着かせている彼がぼそり。


「ところで、ケトス様。この美しい聖剣の名はなんというのでしょうか? わたし、とても気になっているのですが」


 割りばしの袋に入ってる爪楊枝を、そのまま素材に使っただけだからなあ。

 ちゃんと新しい彼専門の聖剣を作るまでのレンタル品だし。

 名もなき仮の聖剣でしかないのだが。


 まあ、この場でテキトーにつけるか。


『突聖剣バンブーニードル……だったかな』

「バンブーニードル、さぞや名のある素材から作られたのでしょうね」


 バンブー素材を知っているヒナタくんが、にんまりと悪い笑みを浮かべる。


「そうよ、それはすっごい貴重な神聖樹から作られているんですから、失くしちゃダメよ? そっちの世界の鍛冶職人さんに見せてみなさいよ! きっと、素晴らしい素材の聖剣を持つ聖騎士だって、羨ましがられるでしょうし!」


 と、ヒナタくんはキシシシシと口元に手を当て小悪魔微笑である。

 たぶん。

 向こうの鍛冶職人に、なんだただの小さい竹じゃねえかと呆れられるのを狙っているのだろう。


 しかしである。

 私はヒソヒソと、彼女の耳元に猫の魔力音を飛ばす。


『あのさあ、ヒナタくん……あれ、竹じゃなくて白樺だよ?』

「え? そうなの? じゃあなんでバンブーなんて名前を付けたのよ」

『その方がカッコウイイからに決まってるじゃん』


 首をこてんと傾けカワイク答える私に、ヒナタくんはカッコウイイ?

 と、怪訝な表情をし。

 ぷぷぷぅ! っと笑いだす。


「もう、やだ! ケトスっちったら! そうね、カッコウイイわね」

『えー、なにその反応……』

「しゃーないわね、いつまでもギスギスしててもしょうがないし。あんたのバンブーニードルの名に免じて、もう少し気を許してやるわ! 感謝しなさいよね!」


 即興なわりには、素敵な名前だと思ったんだけどなあ。

 まあちょっと空気も緩んだし。

 別にいいか。


 ともあれ私達は準備を完了させた。


 ◇


 気まずい空気もちょっとだけ解消された後、準備も完了した私達は外に出た!

 かわいい私も広い庭に出て。

 魔法陣をぐーるぐる。


 転移門を展開させているのだが――。

 にゃんスマホを操作し――ポチチチポポポ。


『えーと、ちょっと異世界に散歩にいってくるので、留守をお願いニャン! と。こんなもんでいいかな』

「誰にメールしたの?」


 と、スマホを覗き込み聞いてきたのは黒髪美少女勇者。

 装備も旅行カバンも全て亜空間にしまいこんだ、ヒナタくんである。


『大いなる光の分霊鳩さ――あれでも本物の主神だからね、留守を任せるには最適だろう』

「あの鳩も凄いわよねえ。あたしもさあ……アンタたちの修行でかなり強くなってきた気はするんだけど。あの鳩も、アンタたちもさあ。ちょっとハードルが高すぎじゃない? 強くなれば強くなるほど、本当の実力が見えてきて……逆に遠ざかってるような気がするし……って!?」


 そこまで言って――。

 がぁああああああぁぁっと頭を抱え彼女が唸る。


「なによ、今のバトル漫画の成長系主人公みたいな台詞は……っ、あたしはもう普通の女子高生になる筈だったのに!」


 ま、三度異世界転移し世界を救い。

 戻ってきたら今度は地球の危機。


 愚痴も言いたくなるよね。

 そして今度は、良い思い出のない世界からの救援要請、再びである。

 ヒナタくんはまあ、本当に運命に翻弄され過ぎなような気もする。


『仕方ない。君は勇者、それも結構特殊な生まれだろう? ある程度強くなっていないと、こっちも心配になっちゃうからね。なにしろ君の力を狙って、こうして異世界からお客さんがくるくらいなんだし、ねえ? 平穏な暮らしを送っていた学生さんに声をかけてくれたカーマイン君』

「それは……その、すみません――」


 ヒナタくんの代わりに先に嫌味を言う。

 これで、ヒナタくんが皮肉や嫌味をいった後で、こっそり自己嫌悪状態にならなくて済む。

 筈だったのだが。


「そうよ! そうよ! もっと空気を読みなさいよアッシュガルド人!」


 味方を得たとばかりに、えっへんと強気に彼女はビシ!

 まるで私みたいな顔で、ははははは!

 っと、聖騎士君を指差している。


 こりゃ、とっとと向こうに転移しちゃった方がいいな。

 本当にどうしようもない世界だったら、私がとっとと永久凍結封印でもして帰ってきちゃえばいいし。

 ヒナタくんとカーマイン君が一瞬、ビクりと眉を跳ね上げる。


『おっといけない、ちょっと邪悪な魔力が漏れちゃったね』

「ケトスっち……いや、煽っといてなんだけど――さすがにムカついたからって即座になんかやらかさないでよ?」


 なんだかんだ、向こうの心配をしている優しい少女に向かい。

 私は丸い猫口をチェシャ猫のようにつり上げ。


『まあ、それは相手次第さ。もうこれは君だけの事件じゃないからね!』


 そのまま返事を待たず、私はトン!

 魔法陣を叩き、魔術式を起動させる。


 ゴゴォォォォォウウウウゥゥゥッゥウゥン!


 暗雲と霧が立ち込める中。

 広がる闇を纏いながら私は言う。


『じゃあ転移を開始するよ。アッシュガルドの場所は……えーと、ヒナタくんとカーマイン君の記憶にある座標を魔術式で計算して。あれ……?』

「どうしたのよ」

『いや、座標を捕捉できたんだけど――転移妨害魔術が発動してね。まあ、見て貰えばわかるよ』


 高度な神話領域の魔術式さえ、読み取れるほどに成長したヒナタくん。

 その愛らしい顔がシリアスに、曇る。


「間違いないわね……これ、アッシュガルドからの妨害よ。カーマイン君、どういうこと? あんた、あたしを自分の世界に呼びに来たんじゃなかったの?」


 この魔術式が読める領域には達していないのだろう。

 聖騎士カーマインは困惑した様子で、私達に目をやる。


「転移できないというのですか!?」

『いやいやいや、転移は出来るよ。ただ妨害している相手側に反動が行っちゃうから、どうしたもんかなって思ってね』

「やっちゃっていいんじゃない? 妨害してるって事は、あたしを呼びたくない勢力なんでしょうし。この際、敵でも味方でもどっちでも問題ないわ」


 クール勇者の顔でヒナタくんが断言する。


「ヒナタさんが帰還できないように……妨害、ですか。なるほど、ならば相手は大臣殿……の勢力かもしれませんね。危険な勇者でもある伝説のヒナタ様をお呼びするのは……反対だと、そう仰られていたので」

『大臣か。あー、じゃあやっちゃおうか』


 魔導書を顕現させる私に、カーマイン君が眉を顰める。


「大臣殿とお知り合いなのですか?」

『いや、違うよ。だってさあ、こういう時に妨害してきそうな大臣ってどうせ、ロクでもないヤツなんだろう? こっちはただ妨害された魔術に構わず通過しただけ。そういうていで、相手を沈黙させることができるし? そもそもだ』


 転移魔法陣からの闇風を受け、モフ毛を輝き靡かせて。

 キリリとした猫顔で、私は持論を告げる。


『王国や帝国のあるファンタジー世界の大臣なんて、たいてい黒幕と繋がってる悪人ばっかりだろ?』

「それもそうね。ふっ飛ばして違ってたら、後で謝ればいいし。強行突破しちゃいましょうか! よーし、あたしも力を貸すわよ!」


 ニャンコと女子高生は、そのまま魔導書をバサササササ!

 十重の魔法陣を展開!

 魔力波動に黒髪と黒毛を靡かせニヤリ!


 さすがにこの膨大な魔力は読み取れるのだろう。

 カーマイン君が慌てて叫びだす。


「お、お待ちください! もし、城に何かがあったら!」

『分かってないねえ! 私はやりたいようにやる主義なんだよね! だいたいさあ、ネコちゃんの進路を妨害する方が悪いと思わないかい? 思うよね!』

「人を呼びつけておいて邪魔するなんて言語道断よ!」


 ギュゥゥゥゥ!

 赤と白の魔術波動が浮かび上がる。


は女神、時空の流れを掴む者」

『汝、ウルドの楔を断ち切る者』


 猫と女子高生。

 師弟コンビの詠唱が朗々と響き渡り、荒ぶる魔力となって天を衝く。


 光り輝きながら次元の割れ目に入り込むのは、魔導書から浮かび上がるルーン文字。

 相手の魔術式に介入しているのだ。

 これは――文字ごとに魔術的意味が刻まれた、北欧魔術だった。


『我こそがケトス、大魔帝ケトス! 道行く障害を排除する者なり!』

「あたしはヒナタ。日向撫子! 我の帰還を阻む者よ、退きなさい! 第一制御、解禁。第二制御、解禁。さあ、行くわよ! アッシュガルド! このあたしの凱旋を邪魔しようなんて、いい度胸じゃないの!」


 名乗り上げと宣言が――合図となった。

 その瞬間。

 私達はそのまま妨害魔術を押しのけ、強制転移空間を作成!


 忘れられつつある魔術体系。

 ルーン文字魔術が、現代の言葉に変換されていき――術は完成。

 パン!

 私とヒナタ君が手と肉球を合わせ、同時に魔術名を宣言する。


 《汝、ネコの道を塞ぐことなかれ!》


 効果は単純。

 転移や空間移動効果のある魔術やスキルを妨害してくる相手に対する、カウンター魔術。

 まあ呪いを倍にして反射する、呪詛返し系列の亜種である。


 今頃、妨害していた相手さんはおそらく大惨事。

 異世界転移を妨害する時に使った魔力の倍の魔力が、荒れ狂いながら襲い掛かっている筈だ。

 当然、私達のせいではない。


 私達はただ!

 道を邪魔していた魔術を!

 跳ねのけただけなのだから!


 ズガゴガボボボボギィッィィィィィィィイイイイイィィン!


 次元の奥。

 アッシュガルドで大爆発が起こったようだが、気にしない。


 キシシシと女子高生スマイルを浮かべ、ヒナタくんが勝利のポーズ!


「よーし! ちょっとはストレス解消もできたわ! さあ、話し合いに行くわよ!」

『オッケー! 壊れちゃう世界なら、グルメだけは回収したいしね! さあ、いざ! 新たなグルメを求めて出発!』


 肉球を掲げた私は全員の身体を浮かべ、転移亜空間へと接続!

 新たな世界のグルメを求め、モフ毛を期待に膨らませたのであった!


 ◇


 開いた転移空間を飛ぶ私達。

 その後ろ。

 足をバタバタさせながら追ってくるカーマイン君が、困惑した顔で言う。


「あ、あなた達はいつもこんな事をしているのですか!」

『いつもじゃなくて、たまにさ。たまに! それと、私達とはぐれると一生、次元の狭間に落ちたまま彷徨い続ける事になるから、気をつけてね!』

「気、気をつけろと言われましても……! 勝手に浮いて、勝手に動いているのでどうしたらいいか……!」


 言われてみればそうである。

 しばし尻尾を揺らしながら、私はふっと悟ったような顔で言う。


『まあ、はぐれちゃったら――そういう運命だったって事で。悪いね』

「だぁああああああああああああぁぁ! わたし、今更思ったのですが! 絶対に連れてきてはいけない猫神を、滅亡の勇者と一緒に、連れて帰ってしまうのではありませんか!?」


 今更な言葉に、私は言う。


『そりゃまあ。主神クラス以上できまぐれな邪神を、自分の世界に招いちゃうわけだからね。本来なら、トンデモナイ大事件なんだよね』


 しばしの沈黙の後。

 なんか間の抜けた声が私の耳を揺らした。


「は? え、いや――邪神……とおっしゃいましたか?」


 何をいまさら言ってるんだろう。


『ん? そうだよ? ああ、ちゃんと伝承を知らないんだね。私、確かに聖なる力も扱えるけど、基本は闇。分類上は邪神だよ?』

「だって聖剣を作成できるのなら……」

『結局のところは魔術式をどう使うかなんだ。邪神だって聖剣ぐらい作れるさ』


 ビシっと顔面を崩壊させる騎士様の前。

 ヒナタくんが、それはそれは嬉しそうな声を上げる。


「勇者を探しに異世界転移。勇者は発見できたが、説得は叶わず――ついでに、その世界で漂う危険な邪神も連れて帰ってきました! なーんて、あははははは! 始末書で済むかしらねえ!」

「わ、わたしは……! え? だって、そんなこと一言も言ってなかったじゃないですか!?」


 言ってなかったっけ? まあいいや。確認しない相手が悪いよね。


 アッシュガルドの住人の悲鳴に近い叫びを聞き。

 ニヘヘヘヘ!

 ヒナタくんがとっても悪い顔をして。


 ビシっと器用に亜空間で指をさす!


「おほほほほほほ! 今更気付いても、もう遅いわ! 最終的には情に流されて、言う事を聞いちゃうあたしだけを連れ帰るつもりだったんでしょうけど! 残念だったわね! 邪神であるケトスっちが関わる以上! 悪も正義も、敵も味方も引っ掻き回されるわ! 運命も未来も改変されまくるのよ! あたしもちょっと冷静になるし! あんたたちの思い通りには絶対にならないんだからね!」

「へ、陛下になんとご報告をしたら……っ」


 なんか失礼な事を言われているが。

 まあ、ヒナタくんが元気になっているから別にいいか。


 んーむ! 私もだいぶ大人になったよねえ!


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― 新着の感想 ―
[一言] ばんぶーにーどる…? いや、ただの性能のいい竹串やないかーい!
2024/01/30 22:07 退会済み
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