表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
現代社会で乙女ゲームの悪役令嬢をするのはちょっと大変  作者: 二日市とふろう (旧名:北部九州在住)
帝都学習館学園七不思議 破

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

682/827

デザイナーメモ 桂華院公爵家 一門衆

ちょっとスランプ気味なので設定資料を作って更新。

この手の資料は無駄にあるのがまた……(大友家関連資料を眺めつつ)

桂華院公爵家


本家

 桂華院彦麻呂から清麻呂を経て仲麻呂に繋がり、最近道麻呂ができる。

 本家ではあるのだが、最近は桂華院瑠奈によって家門序列のパワーバランスが崩れている上に、華族特権の剥奪などが近づいてるので、側近はこの状況を憂慮している。

 一部には桂華院瑠奈の婿は内部から出させるようにという声も出たが、本家養女となった事でその声も執事の橘隆二によって消える事になる。

 二代に渡って岩崎財閥と繋がった事で、岩崎家親族扱いも期待できるのと同時に、岩崎財閥に吸収されるのではという声も出ているが、今の所は大きな声にはなっていない。

 本家は経営から離れて財団運営に軸を移す事で所有と経営の分離を促すと共に、桂華院瑠奈の持ち分には手を出さない事を明確化している。



酒田流桂華院家

 桂華院瑠奈が本家筋の養女となった事で新設される家。

 彼女と彼女の子供が興す事になるが、夫の名前でなく桂華院の名前を渡すのは彼女に流れるロマノフの血対策で変に担がれないようにという配慮である。

 彼女の父親である桂華院乙麻呂が酒田に作った基盤を桂華院瑠奈が継承した形になったので、彼女の本領は酒田となる。

 旧極東グループが譜代となり彼女自身も人材を集めているが、新興家であることもあり、桂華院家からの譜代が少ないのが特徴である。

 執事の橘隆二を始めとして、一条進の一条家や桂直之の桂家、時任亜紀が興す家が譜代としてつく。

 近年酒田駅前に自分の城を建てた事で酒田基盤を完全に継承したとみられるが、酒田の名前を使う事は多分無いだろう。



北山流桂華院家

 元々桂華院彦麻呂が某公爵家庶子という経歴から、その某公爵家からつけられた一族。

 中もいくつかに割れており、桂華院家を継いだ時に押し付けられた一族と、元々の某公爵家が戦後に没落した中で使える連中を引き取った一族とがある。

 北山の由来は、某公爵家の名の由来である北山殿にちなんでいる。

 その流れから爵位持ちが多く、最高位は伯爵家である。

 華族特権の不逮捕特権を行使する事で生計を立てていたが、特権剥奪を前に多くが桂華グループの財団である鳥風会で文化的活動を担う事で生き残りを図ろうとしている。

 彼らについては、低いながらも桂華院家継承の権利を持っている事から本家からの警戒もあり、かといって粛正する訳にも行かないという微妙な関係が続いていたりする。



岩崎流桂華院家

 本家が岩崎財閥と繋がった事で、いくつかの途絶えた家に養子を入れて復興させた家。

 岩崎側も庶子などの扱いに困る子が多かった事から、この提案に飛び乗ったという経緯がある。

 なお、岩崎財閥本家は未だ男爵家なのに対してこれらの家を子爵・伯爵家としたのは、コンプレックスを利用して彼らの忠誠を買う桂華院彦麻呂の一手だとされる。

 その経緯から当初は桂華院家への忠誠が高かったが、代替わりを経て岩崎財閥への回帰を目指し、清麻呂の嫁を岩崎財閥から迎えるように運動したのがここである。

 バブル崩壊後からその動きは更に顕著になり、桂華グループ救済を名目に桂華グループを手土産として岩崎財閥に返り咲こうとしたが、彼らの野望は桂華院瑠奈という傑物の登場によって頓挫する事になる。



明静流桂華院家

 華族としては新興の桂華院家が、家門隆盛の手段として桂華院家の苗字を名乗らせた家や、他家との縁で自派に入れた家などの総称で、側近や譜代の家もここにまとめられる。

 明静の名は藤原定家の法名に由来するが、そこには彼が記した『下官集』という書の題名に地下人と蔑む意を込める底意地の悪さが隠されている。

 基本士族扱いであり、士族身分が崩壊してからは桂華院家についた華族家や便宜を図った軍人・国会議員・官僚などが名前をもらって箔付けするという事があった。

 そんな経緯から桂華院の名をそのまま使う事をはばかり、家名を桂としたり、名前に桂の字を入れるようになる。

 実際に桂華院家を動かしている人たちであり、本家に忠義をつくしているが、新興である酒田流こと桂華院瑠奈の台頭に心を痛めている。

作者的補足


 ここに出て来る多くの家の苗字は『桂華院』であるのだが、当然それだと誰が誰だか分からない。

 という訳で、分かるように別名がつくという話。

 まぁ、『鎌倉殿の13人』を見て北条一族あたりの序列の一族の名前を見て作ったのだが。

 あー。という事は、東京生まれ東京育ちなのにお嬢様は影口として『酒田のお嬢様』というのがあったんだなと気づく。

 これはネタにしよう。

 なお、鎌倉北条氏で言うとお嬢様は多分極楽寺流。大友家で言うならば間違いなく立花(道雪が継ぐ前の)家。


 ついでにいうと、家中序列は戦国時代の寄親寄子制を参考にしているのだが、こと家については令和でもこのあたり使えるのがまた……日本人というか日本の田舎はそのころからまったく変わっていない。


 華月詩織の華月家とかについてはあとで再定義してこれにハメこむ予定。

 開法院老あたりの絡みを考えたら、桂華院閥の可能性高いんだよな……というか奈良華族の出なので華族への一押しが桂華院彦麻呂がやったんだろうな。これもネタにするか。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
cont_access.php?citi_cont_id=890190079&s
― 新着の感想 ―
[一言] (テレビは視聴する価値を欠片も感じないので我が家にはテレビ受像設備は一切無いのですが、ちょうど今日のWeb記事で「鎌倉殿の13人」なる娯楽番組を放送中だということを知りました。ということで番…
[良い点] 久々に貴族らしいとこが出てきましたね。 派閥抗争と相続争いは日本武家のたしなみですからw [一言] ようやく4巻買えました。今夜から読む予定です。 個人ごとで恐縮ですが、新型コロナに感染…
[気になる点] なんやろ大きくなりすぎた家だいたいこうなるのコンプリートやん(´・ω・`)
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ