第10話 朝【燈加視点】
前話、前々話に引き続き、燈加視点のお話
もちろん短いです。
すみません。
「……でね、その柑奈って子が止まることになったんです。……………ええ、ちょっとは進歩するといいんですけど。………はい、少しは変わったんじゃないですかね?……あっ、ごめんなさいおば様。ちょっと楽しそうな事が。………おば様も好きですね、そういうの。ふふっ、それじゃ」
携帯電話を切る。
ベランダのガラス戸越しに中を見る。
ついさっき、ミー君の部屋に柑奈が入っていったのか見えた。
楽しそうな展開ね。
そろそろ良いかしら。
少し待ってから静かに中に入り、ミー君の部屋に近づく。ドアは少し開いていた。
「んっ…もう少し…優しくして」
「本当にわがままですね」
中から2人の声が聞こえる。
えっ!?ほんとに!?
悪いこととは思いながら、中を覗く。
「!?」
ミー君はベッドの上で柑奈の………頭を撫でていた。
「いい加減寝てくださいよ」
「もうちょっとだけ、もう寝るから。寝付くまで一緒にいて」
「はぁ、分かりましたよ」
なるほどね。そういうことか。残念。
私は音をたてないようにリビングまで行ってソファーに座り込む。
少ししてミー君がため息をつきながら出てくる。
「お疲れ様」
「っ!?…いたんですか」
声を掛けると、ミー君は予想通り驚いていた。
私は笑いながら話し掛ける。
「どう?気持ちよかった?」
「知ってて言ってるでしょう?」
あら?平然と返されちゃった。
ま、いっか。
「柑奈はもう寝たみたいね?」
「ええ、中学生だというのにまだまだ子供ですね」
何度目かのため息をついてミー君が答える。
「でも可愛い男の娘が、可愛い女の子を寝かしつけるのって絵になるわね」
「誰が男の娘ですかっ!!」
ミー君が小声で怒る。
そんなミー君も可愛いなぁ。
男の娘。間違ってないじゃない。
もちろんそんな事は口にはしない。
「まあ、いいわ。もう寝ましょう」
「そうですね」
「…優しくしてね?」
「知りません」
「そんな!?私初めてだから激し…」
「パタン」
私の冗談も最後まで聞かずに、柑奈が使っていた部屋に入っていく。
もうっ、冗談も通じないんだから。
私も寝ることにした。
朝、全く覚えてない柑奈の様子を見て、からかったのは言うまでもないわね。
はい、燈加視点でした。
どうでしたか?
まあ、ベタなオチですよね?
3話引きずってそれかよっ、て感じですよね。
ごめんなさい。
まあ、個人的にはR18ルートに行っても良かったんですが(笑)、予定通りにと。
さて次話は『店』に行くお話ですよ。
ようやくです。
ストックがあると一気に全部投稿したい衝動にかられますが、我慢します。
3話引きずったのも余計にあるかもしれません。
というか一番の原因です。
てなわけで次話サブタイトル『店』(仮)
鈴木(仮)も出るかも!?
出ません。すみません。
出したとしてもロクな扱いにはしない私です。
いつになったら本名が出るのでしょうか。
まあ私の気が向けばですが。
向く気は全くしませんが。
鈴木(仮)のキャラだけはブレない自信がある私。
その一方ブレてないキャラがいない私。
なんだかんだでもう 11話。
1が続いてますよ。
次に続くのは100話後ですよ。
といつまでも古いネタを掘り起こす私。
だいたいそこまで続くのかも分かりません。
いつ挫折するかもわからない私。
次話かも?次の次かも?
見えない恐怖に蝕まれる私。
逆に創作意欲が沸いてきますね。
意外に作者はMだったりするのかもしれません。
不本意極まりないですが。
そんな作者は違う小説も書き始めようかと思っております。
まあ、こっちはバトル要素も含む感じの作品になりそうですが。
そうなると、この更新の遅れ、内容の希薄に繋がるおそれも無きにしもあらずで。
といってもこれ以上内容を薄くしろと言われても難しい話で(笑)。
新しい方を一週ごとに更新という手も有りなわけで。
悩んでおります。
とりあえず新しい方を書き始めていたりもしてますが。
余りにもヒドい出来だと破棄するかもです。
何事も挑戦。初めてを恐れて何が出来ますか?
どうせ初めて書くなら好きなように書いちゃお。
なんて開き直るかもしれない作者。
ようするに悩んでおります。
まあ書くだけ書くとは思いますが。
その様子もこの後書きに触れるかもしれません。
作者は大まかな話の筋だけを考えて、細部は行き当たりばったりなので。
この小説も例外ではありません。
と言っても次で2つしか考えてませんが。
まあ、今日はここまでですね。
それでは。




