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42.散々だな……
「ミーア! ダメ! 本当にダメ!」
「ははは! どうしたの!」
「どうしたもこうしたもねえ! ちょっと女性陣! ヘルプ!」
「ミミズ! ミミズが!」
「こっちも大変ですぅ!」
「もうミミズは後にしよう! それよりもミーアをどうにかしてくれ! あれじゃあ普通に露出狂だから!」
「って本当ですね!? ミーアさん何やってるんですか!?」
「魚取りだよ!」
「今回は釣りをしに来たんですよ!」
「手づかみの方が速いよ!」
「そういう問題ではありません! あわわ!」
俺は視線を別の方に向けて、極力ミーアを見ないようにする。
レイレイが慌てた様子で走っていき、必死でミーアを呼ぶ声が聞こえてくる。
ミーアに関して言えば、もう俺にできることはない。申し訳ないが、ここはレイレイに任せよう。
「ミミズ……ミミズさん……!」
「ええ……」
ちらりとイブの方を見てみると、無惨な姿になったミミズを眺めながら絶望顔を披露していた。
手を震わせ、ミミズに向かって声をかけているようだった。
「これ、散々だな」
俺は嘆息して、青い空を見上げた。




