37.服は脱ぐなよ
「めちゃくちゃ綺麗な池だなぁ。美味しい魚が釣れそうだぜ」
「ですね! うーん、わたしもテンションが上がってきました!」
俺とレイレイは笑いながら池を眺めていた。
よく見てみれば、光に反射して魚がちかちかと光っている。
いやー、釣りなんてしたことがないから俺もテンションが上がるな。
「ねねね! 私は潜って捕まえていい!?」
「……ミーア。お前は何を言っているんだ?」
なんかウキウキしながら準備運動をしているミーアに少し困惑してしまう。
潜って捕まえていい……ってもしかして直接捕まえようとしているのか?
「いやいや、それじゃあ釣りじゃないだろ」
「釣りより直接捕まえた方が早いかなって! なんか魚を見ていると本能がそう言ってる!」
「さすが獣人族だな……」
やっぱり獣人族ってワイルドな部分があるのだろうか。
まあゴブリンを食った時もノリノリだったし、そういう感じなのだろう。
「今回は普通に釣りでもしようぜ。というか服を脱ごうとするな」
「えぇ~!! いいじゃん別に! ね、イヴ!」
「あたしに言わないでよ! あたしは脱がないわよ!」
「えぇ~!? 脱がないの!?」
「脱がない!!」
ミーアは少しは女の子になった方がいいと思う。
俺、一応男なんだけどな?
男がいる前で服を脱ごうとするのは……俺どうかと思う。




