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38.ツバサのお話ですよ⑦

明日、それ以降に振り返った時、何もしなかったら後悔するだろうし。


だから。


ま、言ってしまえば自己満足なのだけれども。うんうん、自分が後悔しないために動いとこ。


「少年であれ。美しくあれ。」


私の口から出たのは私の大好きな言葉だ。


ツバサは意味がわからず、きょとんと私を見つめた。ま、いきなり何だって感じよね。説明致しますとも。


話まくりますとも。一方的になろうが何だろうが話しますとも。それはもう口うるさい母親の如く、近所の無駄話が止まらないおばさんが如く、話しますとも。話し始めますとも。


「私の大好きな人の言葉だよ。いつだってその人はそうあろうとしていた。貧乏くじだろうが何だろうが構わず信念を持っていた。」


だから好きなの。だから憧れるの。そうあろうとする人がかっこいい。私もそうありたいと願うんだよね。


あの人達のようにありたい。自分らしく、そして、自分が胸を張れるような自分がありたい姿である。自由きまますぎて周りは振り回されるけど、振り回されるのも含めて楽しいんだ。


「少年であれって言うのはね。幼児のように興味津々に周りに目を向けて、夢を持って目標をもって今を楽しめってことなのね。」


ただ、それだけじゃない。輝かしく煌びやかなものばかりじゃあない。それだけじゃ、強くなれない。


現実を生きるためにはそれだけじゃあいけない。


「夢を見て、その夢が無理となった時諦めざるを得ない時には自ら諦める強さを持てってこと。自らの人生だ、自ら決断をしなきゃだし、自分で決めなきゃその分の責任が周りに行っちゃうから周りは迷惑だよね。」


諦めるってぇのも少年であれに含まれるから夢やら希望だけじゃあない。現実的な強さももった上で熱く強くなれる漫画の中のヒーローのような馬鹿馬鹿しくもかっこいい存在なわけだよ。


だから憧れる。


ありたいようにあって、胸を張ってて。それでいて、ちゃんと諦めたりする現実的な強さもあって。夢ばかりを語るんじゃない。ちゃんと現実を生きているんだ。


そんな強くてかっこいい姿に惚れ惚れとする。ずっと見ていたいと願ってしまう。そばにいるのが心地いい。


「諦めても絶望せず、受け止めて。そして再度夢を持つ強さを持つ。そしてまた、夢に向かって羽ばたく強さを持つ。それが少年であれ。」


強さを持てってのも含むからこそ、やはりかっこいい。


綺麗事しかないからこそ、心惹かれる。


現実を生きる強さだって求めているけど、やはり、綺麗事なんだよね、言っていることは。


「美しくあれって言うのは自分にとって正しいと思う姿であれって話。例えば目の前で襲われる人がいて。助けることが正しいかもしれない。けど、助ければいろんなリスクや危険に遭ってしまう。だから多くの人は足がすくんで助けられない。ま、何が正しいかは置いておいて自分にとって正しいと思う姿であること。それは実に美しいだろう?そうあれって話。」


夢みがちで現実的には中々に難しい。けど、単純であり、そうあれれば楽しい。そうあれれば自分に胸が晴れる。


だから、かっこいい。美しいんだよね。


せっかくの一度の人生ならばとことん楽しんで。とことん夢を見て。とことん自分らしく、自分がありたい姿でありたい。とことん少年らしく楽しみたい。


()()()()()()()


せっかくの人生楽しく楽しくありたいもの。自分らしく。あの人らしく。


まぁ、あの人はそうであったけれども。はたして、あの人はそこまで深く考えて少年であれとか何だとか言っていたかは不明なんだよね、実際は。


馬鹿だったからなぁ…びっくりするくらいに頭の中空っぽだったからなぁ。和太鼓のように空洞と言っても過言ではない。なぐればいい落としそうなんだよね。いや、まぁ叩いたりしないけど。


美談にしているだけな気持ちもなくはない。ま、気にするだけ無駄だから美談のまま胸にしまいこむのだけれども。


さてさて。


私はここまで好き勝手にツバサに話した。ツバサのためになるかは知らないけど私が話したいから話したわけで。


いきなり、ツバサ、こんな話をされても困るよね。とはいえ、考えなきゃいけないわけだよ。自分がどうあるか。


この先に今を振り返った時、後悔しない物を選択しなきゃ。


「ツバサはどうありたい?」


ただただ、私の話を黙って聞いていたツバサ。少しは考える時間が得られたかな?


キャラにもなく語りすぎちゃったよ。語りまくっちゃったよ。ツバサのためになるか否かは分からないけど。


あの人ならば自分で考えろと突き放すではなく教えるのも美学だって胸を張って言うんだろうな。


私には美学はないから分からないけど。


あの人ならば手を差し伸べただろうから、私も及ばないながらも、手を引くくらいはしようかなって思っちゃう。


迷える人がいるならば手を差し伸べる。


差し伸べずに無視した方が楽だけれども。貧乏くじも引かないし、無駄な労力を消費しない賢い生き方かもしれないけど。


けど、そんな生き方は美しくない。


自分は美しく在れていると胸を張るためにはあってはならない生き方だ。


自分が正しいと思うことを貫き通す。


あの人はそう言う人だ。面倒がりな私ではあるけれど、救えるならば救いたい。助けてあげたい。


「私はねぇ〜。戦いたい。みんなを守れるようにありたい。みんなと笑い合う日常が好きだから、それを守れるようにありたかったんだよね。大切な人達を守りたい。それが私の願いだった。私が出来るのは戦う事。だから、戦う事で守るの。だから、力を磨くの。守れるように。」


笑って笑って笑って。


ツバサに語りかける。ツバサが前を向けるように。


願うならば行動すれば良い。ゆえにツバサも動けば良い。いろいろ覚悟も必要だけど。単純なわけよ。単純にしちゃって考えずに動いちゃってもありよあり。って言ってみたりして。


とはいえ、甘やかし過ぎもダメかな。


あとはツバサに整理させよう。


「んじゃ、ゆっくり考えな。もし、やり方が分からないってぇなら、私も他の戦闘員達だっている。武器師もいる。相談は出来るんだ。ま、とりあえず自分でゆっくり考えな。」


さ、疲れたしシャワー浴びて寝よっと。


自分の言葉がいつになくブーメランとなって自分に突き刺さっているのはこの際、一切がっさい無視して、チビたちに囲まれて寝よう。


もしあの人達がそばにいたならば、夢を諦めて次に夢見て羽ばたくその時まで、翼を休める場所となり、傷を癒してくれ、羽ばたく強さを与えてくれたんだろうなぁ。


彼らはそんな人たちだ。あぁ…やっぱり私は彼らのようにありたい。となると。私も私でいつまでも下向いてないで前を向かなきゃいけないね。


ビビらず動け。


ツバサにそう思ったけれども。私にだって言えたなぁ。あぁ、耳が痛い。痛すぎる。偉そうに言える立場に私いない。


ツバサと話していて、なぜだか、願っていた思いを呼び起こしてしまって。疲れてしまった。


今はとにかく、休もう。


ツバサがどのような答えを出すか、とりあえず待つと言うことにして休もう。


あぁ〜…つっかれたぁ。


桜花さん、本日頑張りましたよ、頑張りました。お疲れ様でーす。


お疲れ様でーす

ひゃっはーー!!

読んでいただきまして、ありがとうございます!

これでツバサの話がひと段落いたしました。

次回は桜花のお話です^ ^


最近、なまずバーガー食べました

なまずを水族館で見た後に美味しく頂きました

私、白身魚が好きなんです

白身魚の揚げ物好きです

だから

なまずバーガー素敵でした

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