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138.ハロウィンですね①

ハッピーハロウィン〜っ!!!

仮装って楽しいですよね\(//∇//)\

月姫は仮装って好きです

されど、メイクは疲れるです


此度は久方ぶりに桜花の目線でお送りします

間話、ハロウィンにございまする


ぜひぜひお楽しみくださいませ

朝。ちゅんちゅん鳴く鳥の声が聞こえて来る。


外は晴天。とはいえ、やや外が寒くなってきたこの時期は外に出たいと言うよりは室内から日向ぼっこしていたい気分。まぁそれをするにはやや早い時間だけど。


今日はみんなで早めに教室にやってきた。そして、制服ではない服を身にまとい、本当に珍しい事にみんなで変態野郎を待っていた。


いつもならば待ち構えずに好き勝手過ごしている私たち。変態野郎が来てから席につくなりするんだけど。今日はしっかり席に着席しているんだよねぇ。


「皆様、おはようございます!!清々しい朝にござっ?!な、な…ッ!何と?!皆様、そのようなお召し物を着て、と。チビ様?童子様まで。志貴様、可愛らしい猫娘にございますね?」


今日も今日とて、賑やかしく教室内に入ってきた変態野郎。


ただ、いつもと違うリアクションをした。それもそのはず。私らが普段と違うからね。うちらの格好を見て、驚いた様子。


変態野郎が状況把握しようとあたりを見渡した隙に、変態野郎は私の愛武器に挟まれた。


私の武器達が意図的に変態野郎を逃さないように動いたため、変態野郎は私に注目した模様。


私に視線を向けている。


「ん〜?準備はみんなでしたのぉー。」


私は立ち上がって来るっと回って衣装を見せてみた。


今、私が着ている服を準備したのは意外意外、桜井とツバサなんだよね。


桜井はコスプレが趣味で衣装も自分で準備するんだとか。メイクもどえらいうまいし、なんなら、写真撮ってからの画像加工は凄い。顔面修正やら背景入れたりやらの技術が半端ない。


けど、こちらは意外でも何でもなく、納得できるんだよね。


けど、意外なのはツバサだよ。ツバサは裁縫が得意らしい。趣味が刺繍とかなんだとか。これが意外。なんか、できるイメージはない。


そんな2人が衣装を作ってくれた。手伝いもしたんだけどね。主に2人が準備してくれた。


「それで?なぜ、皆様、そのような格好をしていらっしゃるのか、ウサにお教え願えませんか?」


『トリックオアトリート!!』


せーの、とみんなで声を合わせて変態野郎に言った。


さすがの変態野郎も瞬時に普段の飄々とした態度は取れなかったようで、少しの間、ぽかーんとする。


が。


切り替えは早く、すぐに皆をぐるりと見渡した。


「皆様方の装いはハロウィンのそれでしたか。いやはや、このウサからオヤツが貰いたかったとは!皆様方ったら可愛らしいお子ちゃま方にございますね♡分かっておりましたら、ウサ特性のオヤツをお作りいたしましたーーいえ。お作り致しましょう!」


「つまり。ウサ君は今、お菓子を持ってはいないんだな?」


テンション高くくるくるくるーっと周り踊る変態野郎にユキが冷静に聞く。


今のユキは自前のふわふわの猫毛な髪を隠し、水色のサラサラストレートのウィッグを被っていた。腰まである雨の日にはくねるくせっ毛でないのも新鮮だけど、短い髪なのも新鮮。後は短めに切られていて、横髪がやや長めな髪型。


何かのキャラのコスプレらしい。落ち着いた緑を基調とした布で作られた軍服のようなデザインのジャケットはミニスカートくらいの丈まであり、腰あたりから広がりを持たせている。ワンピースのようなデザインの軍服。


アニメじゃなきゃ、ミニスカはないよなぁ。戦いにくかろうて。太ももあたりまでのロング丈の黒の靴下が可愛らしい。鷹をイメージに作られたであろう紋が金色の糸で刺繍されている。刺繍を施したのはツバサ。ささっと仕上げちゃうんだからすごい。


机に立てかけてあるライフルはそのキャラの武器なんだとか。それはよく似せたものをユキによって作られた。小物系はユキやゆずるんが制作してたりする。武器師による小物系。豪華だよね。


机の上で腕を組み、下から見上げる形で変態野郎を見るユキは軍人の中でもスナイパーと言うよりは司令官といった貫禄があった。実際、撃てないしね。


「夕方までにはご準備致しますよ♡」


両手を胸の前で握り、身体をくねらせるように動かす。何だっけ?あ、あれだあれ!ぶりっ子の動作!あんな感じの動きをガタイの良い男が燕尾服着て馬鹿みたいなウサギの仮面付けてやるとなると、気持ち悪い。


が。


見慣れちゃっているんだよなぁ。てか、見慣れるくらいにワクワク学園に来てから時が経ってるんだよなぁ。はじめちゃんはよく、あんなキャラをやり続けられるよなぁ。


「それじゃあ足りないわ。私達は今、お菓子を求めているのよ。」


腕を組み、どーんと言ったのはマリ。


マリはウィッグは被っていない。代わりに髪と同じ色の毛並みをした猫耳がつけられていた。カチューシャなんだけど、カチューシャ部分を隠すようにして髪を三つ編みに編み込んであって手の込んだ髪型となっている。可愛い。


お尻には可愛らしい猫のしっぽまでつけているマリはふりふりスカートのメイド服を着ていた。腰には自分の武器を付けているけど、猫のデザインだからこそ、不思議なフィット感がある。飾りみたい。


つまりはマリはネコミミメイドさんになってるわけだね。そんなメイドさんなマリはメイドのような振る舞いはせず、態度がでかい。変態野郎にガンを飛ばしていた。


態度の悪い睨んでくるメイドさんとか。罵倒しちゃう系メイドさんとか。ダメよダメダメ。一定数のファンがついちゃうじゃない。変態さんがきちゃうじゃない。危ないわぁ。まぁマジものの変態が来た日にゃ、マリの拳が炸裂されちゃうんだろうけど。


「今、にございますか。あいにく、今は持ち合わせがございませーーハッ!つまりは皆様方はウサに、このウサにイタズラをしたいのでございますね?皆様ったらぁ〜!いじらしいではございませんかぁ♡」


くねくね動く姿はおかまっぽい。あ、うん。全国のおかまさん、ごめんなさい。あんなのと一緒にされたくないよね。わかる分かる。


変態野郎は何を思ったのか猫撫で声で話し出す。ドラマとかでよくある誘拐犯の電話とかの機械で変えられた声なんだよ。そんな声で猫撫で声とか普通に不快だ。


「いつ何時であれども、ウサは皆さま方のウサにございます。わざわざ理由付けなどされる必要はありません!いつだってウサは皆様方と遊んであげますよ♡」


右手の人差し指をぴーんと伸ばし、左手は腰に当てて、教えてあげる♡とでも言うかのような態度。喧嘩を売って煽っているのかもしれない。そんな気がする。


いつもだったら、皆は反応せずにスルーする。相手をしても、面倒なだけだから反応せずに流すのが1番無難なんだよね。


けど、今日は違う。


「遊ぶ、ねぃ。ハンッ、言葉通りに相手をしてもらおうじゃねぇか。」


「菓子持ってねぇんだ。イタズラされたって文句はねぇよな?」


お兄さんや阿部が立ち上がり、変態野郎を見据えながら言った。それぞれに自分の有心武器を手に持っている。これはガチで攻撃仕掛けるようにしか見えないね?


そんな目的は今はないよ?ないからね?他に目的があるって2人は忘れてない?危ないなら2人を止めなきゃかな?


阿部は今、学ランを着ている。学ランといっても、優等生的な仕様ではなくヤンキー仕様。丈の短いジャケットはへそあたりまでしか丈がないため、下に着ている赤いシャツが見えている。下のズボンも工事現場のおじさん達が着るようなだぼっとした形のズボン。ジャケットの背になされた刺繍は風神のデザイン。


ちなみに村くんが青いシャツバージョンで背には雷神のデザインの刺繍。2人でセットなコスプレだね。


2人ともリーゼントなヅラをかぶっている。阿部が黒髪リーゼントで村くんが金髪リーゼント。逆だろとか思ったりしなくもないけど、これで良いらしい。よく分からん。普段のピンク頭は黒髪リーゼントに。黒髪は金髪リーゼントになっている。


お兄さんは和装だ。普段から甚平を寝巻きにしてるお兄さんには和装が似合うと思ってたんだよね。実際、着せてみたら似合った!


上が落ち着いた赤で下が黒という色合いで、シンプルなデザインの袴スタイル。黒の羽織には赤い糸で龍の刺繍がなされている。全体的にシンプルだからこそ、刺繍が映えている。かっこいいよね。



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