試験終了
私が会場に戻ると既に試験は最終試験の実技試験の魔法実技に移っていた。
試験は筆記、剣術実技、魔術実技の3部構成でルーシェの性格的に1番楽しそうだと思ったものを最後に受けるはずなので試験はこの魔術試験で最後だろう。
そんなことを考えていると視界の隅に艶やかな黒髪の長髪が靡いているのが見えた。
どうやら次はルーシェの番のようだ。
「次試験番号76番。前へ。」
「はい!!」
試験官が試験番号を呼ぶとルーシェは元気のいい返事をして前に出た。
私はまだルーシェの魔法を1度も見たことがないのでとても楽しみだ。
ガリオンの娘なのでなんの指導も受けていないということはないと思うが…でもあの親バカ差からして蝶よ花よと育ててきていたのかもしれない。
だがそんな心配は杞憂に終わった。
「ウィンドカッター!」
ルーシェが放った魔法は威力もスピードも申し分なかったのだ。実戦でもルーシェの魔法はある程度通用するだろう。
そんなことを考えていると珍しくテリアが話しかけてきた。
(流石はガリオンの娘ですね。)
(あぁそうだね。)
(ですがまだまだ私たちから見れば拙いところばかりです。これからどのように成長していくのか楽しみですね。)
テリアも私と同じことを考えていたようだ。
ルーシェの魔法は実戦で通用するとは思うがそれは弱い魔物の場合だけ。ランクで言うとDランク位の魔物は倒せるレベルだろうか。
「ユーリア!!」
「きゃっ!!」
ルーシェの事を色々と考えていたらいつの間にかルーシェは試験を終えて私の所へ来ていたみたいだ。
だからと言って私に抱きつく必要はなかったと思うのだが。
それと我ながらこの姿に慣れてきたようだ。
とても女の子らしい悲鳴をあげてしまった。これはいいことなのだろうが私的にはとても受け入れ難いことである。
「ユーリア、私の魔法見ていてくれた!?」
ルーシェは自分の魔法の出来栄えが気になるのかそんなことを聞いてきた。
なので私はさっき考えていたことを話した。
「うん。見てたよ。凄くいい魔法だったよ。実戦でも通用するレベルだと思う。」
するとルーシェは私に褒められたのが嬉しかったのかその場で両手をあげてジャンプし始めた。
「やったー!!」
その様子を見て私は一応調子に乗らないように釘をさしておくことにした。
「でーも!油断しちゃだめだからね?」
「うん!もっともっと強くなる!」
心配する必要もなかったかな。
するとルーシェがいきなり話題を変えて、今私が1番聞かれたくない事を聞いてきた。
「ところでユーリア、受付が終わったあとどこに行ってたのかな?試験受けてないみたいだけど?」
「あっ。」
ルーシェは怒っているのを隠さず真っ赤な顔で詰め寄ってきて、私は真っ青な顔で向き合うのだった。
3ヶ月ぶりです。
もうちょっと早く更新したかったんですが…
たるったるー!
してました(わかる人には分かります。)
それと!!!
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追記
Twitter始めましたので是非!
@kurobane_kaede




