16話 ローグライクに駆け上がっていくセンエース。
16話 ローグライクに駆け上がっていくセンエース。
最初の最初は、『1000』まで上げるのも、かなり大変で、多くの時間を費やした。
経験値12000倍のチートのおかげで、一般人よりは遥かに上がりやすかったが、しかし、大量の経験値は『強者』を倒さなければ獲得できない。
倍率がいくら高くても、ゴミしか狩れない状況では、いつまでたっても高みにはいけない。
センは、ずっと、死闘を繰り返してきた。
このモンスターハウスでは、いくらでも、凶悪なモンスターが湧いてでる。
その化け物どもとの死闘を、繰り返して、繰り返して、繰り返して、
そして、ようやく、今日に辿り着いた。
――レーザーファルコンを秒殺したセンは、
そのまま、また、足元のボタンを押して、次のモンスターを呼ぶ。
次に登場したのは覇鬼。
接近戦を得意とする肉弾ファイター。
存在値は2000を超えている。
ここまでくると、もはや、『専用マシンゴーレムを駆るセイラ(存在値700オーバー)』でも、瞬殺されるしかない超強敵。
その超強敵を、センは、
「龍閃崩拳っっ!!」
超必殺技で、ブっ飛ばしていく。
ちなみに、現時点では、『神化』などの激烈な覚醒技は使えない。
神化をアンロックするために必要なEX-GODレベルポイントは1億。
タイムリープボーナスではアンロックできないため、地道に敵を倒してEX-GODレベルを上げていくしかない。
神化なしで挑む、次の敵は、
存在値3000の『ワンダーナイト』。
剣と魔法を得意とするオールラウンダー。
攻撃力も防御力も高い汎用性抜群の魔法戦士型。
霊種でありながら、際立った弱点がないという万能タイプ。
優れたモンスターだが、ちょっと悪く言うと器用貧乏。
――と、本来のワンダーナイトは、微妙な器用貧乏モンスターで、ある程度の実力者なら、そこそこ簡単に狩れる相手。
しかし、『地獄天7』の鬼カスタムを受けたワンダーナイトは、真に万能の化け物に調整されている。
ここからは、エグい死闘。
もはや、ワンパンでサクっと処理、などとはいかない。
ただ、モタモタと時間をかけてもいられない。
だから、生傷は増える。
「どわぁあ!」
処理速度を求めた『無理な手』が増える。
そのスキを、ワンダーナイトは、的確についてくる。
ボロボロになっていく。
「今のは、痛かった……痛かったぞぉおお!」
それでも、センは止まらない。
その程度のダメージはテンプレで笑い飛ばして、
「龍閃崩拳!!」
超必殺技で仕留めていく。
「はぁ……はぁ……」
普通に息が切れる。
この段階で、もうすでに、体はしんどくなっている。
けれど、
「EX-GODレベル2300……ここから1万までが、いつもしんどい……だが、おそくとも、3時間以内に1万に到達……それが最低目標……っ」
センは止まらない。
諦め方を忘れた男の暴走列車ぶりはエゲつない。
また足元のボタンを押す。
次に登場したのは存在値3200のソウルリッチ。
不死種の上級モンスター。
不死種の低級は、弱点だらけの雑魚なのだが、
不死種の上級からは、とにかく、知性が高く、動きも素早く、デバフが大の得意という、戦士職からすれば『最悪の仕上がり』になってくる。




