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9911話 忠誠心? 愛? それとも、たんなる判官贔屓?


 9911話 忠誠心? 愛? それとも、たんなる判官贔屓?


「超苺。お前のカラミティ・ジェントルは、いつ見ても、すさまじいな……『世界の半分を奪い取れる力』……すべての女を取り込み、平伏させ、自身のエネルギーに代えてしまうという異次元のスペシャル。……あくまでも仮の話、論じる必要性皆無な、もしもの話だが――もし、陛下がおらず、かつ、頂点を決める方針が民主主義だった場合、私は、お前に票を投じているだろう。酒神や蝉原も破格の力をもっているが……お前には勝てない」


 ヌルがいるので、一等賞の地位に変動は起こらないが、

 しかし、もし、ヌルがいなかった場合、

 そして、もし、トップが投票制で決まる世界線だった場合、

 クロートだけではなく、他の面々も、おそらく、超苺に票を投じるだろう。


 ――そのぐらい、超苺は、過大評価をされまくっている。

 実際の彼は、特に何も考えていないおバカさんだというのに。

 ラッキースケベを追っているだけの変態紳士でしかないというのに!



 ――ただ、まあ、実際、超苺の『ステータス』はハンパじゃない。

 彼の中に目覚めた力は、確かに、王の器たりえると言っても過言ではないのだ。


 『カラミティ・ジェントル』には、それだけの可能性がある。

 望んでいなくとも常時発動してしまう『とんでもない運命力』も、ただの偶然ではなく、彼がデフォルトで有する器の一つ。

 そして、ちゃんと努力で手に入れた『破格の武力』も有している。


 ――超苺のポテンシャルは凄まじい。

 それは、誰もが認めるところであり、ほぼほぼ、ただの事実。

 確かに、わけの分からない運命力が働きすぎて、誤解されている部分も多々あるのだが、その運命力も、『彼の実力』の一つなので、正式には誤解ではない。


「超苺。私にも野心があるから、あまり、認めたくはないが……しかし、事実として、真・神帝陛下の配下の中で、お前が最も優れている。私たちを率いることができるだけの器。そういう破格の性能を持つ同僚がいることは、『出世を目指す』と言う点では厄介だが、しかし、チームメイトという視点で言えば、これほど心強いことは他にない」


 ちなみに、『ヌルがいなければ、超苺をトップに据えて行動していた』――そんなクロートの発言に対し、超苺が何を思ったかというと、


(陛下がいなかったら、俺が、『一番の面倒事』を押し付けられていたのか……あぶねぇ……そういう意味でも、陛下がいてくれてよかったぁ。……陛下、いつも、あらゆる意味で、俺達を支えてくれて、ありがとうございます!)


 超苺は基本、何も考えずにラッキースケベを愛でているだけのおバカさんだが、

 『ヌルに対する忠誠心』だけは本物。


 ――クロートや、超苺などの、超越者たちから本物の忠誠を奉げられている。

 それが、ヌルの持つ怖さの一つ。

 深い部分の視点でみれば、実のところ、

 『世界の大半を喰らい尽くした業』よりも、

 『そっちの方』がはるかに恐ろしい。


 ヌルに感謝の祈りをささげていた超苺。

 そんな彼の視線の先では、

 Tが、


「……そ、そんなにアッサリと……セイバーリッチを奪うとか……ナメとんのか、クソが……」



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