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110話 『究極超神化』VS『究極超神化』


 110話 『究極超神化』VS『究極超神化』


「少し、ギアを上げようか。どこまでついてこれるかな?」


 テラスは、そう言いながら、オーラを底上げしていき、


「――究極超神化――」


 さらなる高みへと至る。

 壁を超えた神が、さらに途方もない壁を超えた先に辿り着く姿。

 常軌を逸した数値を得ることができる究極の覚醒技。

 そこらの神が、数千単位で束になってかかっても鼻息で殺されてしまう絶対の領域。


 それを目の当たりにしたサイアジは、


「ふん……究極超神化」


 当たり前のようについてくる。


 膨れ上がる膨大な力。

 爆発的なオーラは幽遠で幽寂。

 激しさの中に宿る典麗は、文字通り究極の領域。


 そんな両者の輝きを目の当たりにしたザンクは、


「えぇええええ?! なんなん、お前ら?! 神化だけでもエグいのに、超神化に、究極超神化?! え、なに、その状態! もう、わけわからへんのやけど?!」


 ただただ圧倒される。


 『ザンクの驚愕』に対し、特に解説・説明を入れることもなく、

 テラスは、真っ向から、サイアジに突撃を入れる。


 死角からの強襲はもうやめた。


 ただただ、全力の特攻で、『どっちのパワーが上か』を競い合う。

 それに乗ってくるサイアジ。

 ここまでくると、もはや、そっちの方が早いし、分かりやすい。


 超高次の殴り合いを見たザンクは、


「……め、めちゃくちゃや……」


 ただただ引いていた。


 ここまでの段階でも、ザンクは、かなり引いていたが、

 しかし、ザンクのドン引きは、まだまだ終わらない。


 テラスが、サイアジに、


「ほんとに強いな、あんた! オラ、ワクワクすっぞ!」


 などと、テンプレを叫びつつ、


「じゃあ、とことんまでギアを上げていくから……振り落とされないように!」


 オーラと魔力を、さらに爆上げしていく。

 全身に込められていく力が、さらなる世界の扉を開く。



「――究極超神化3――」



 ギアを一気に二段階上げていく。

 『究極超神化2』も存在するのだが、

 そこはすっとばして、

 いきなり『究極超神化3』で対応。


 ザンクは引いていたが、

 サイアジは、また鼻で笑って、


「……究極超神化3」


 普通についてくる。

 あまりにも異常な光景。


 テラスは、ニっと笑って、

 サイアジとの死闘に興じる。


 もたもや、互いに、ある程度、殴り合ったところで、

 テラスは、



「どうやら、あんた、まだまだ、底力をかくしているっぽいな。オッケー。じゃあ、もっともっと、上げていくから!」



 そう叫んでから、

 丹田に力を込めていく。

 深く、深く、深く、集中。


「昔は、5分ぐらい、完全集中しないと使えなかったんだけど……そんな制限、もはや懐かしいって感じ」


 極端に深く集中することで、

 即座に、



「――究極超神化6――」



 遥かなる高みへと至る。


「もちろん、1分しか使えないような、超短期決戦用の変身技でもない。さあ、どう? ここまでついてこれる?」


 そんなテラスの煽りを受けて、

 サイアジは、またもや鼻で笑い、


「……究極超神化6」


 ちょいと気合いを入れるだけで、

 あっさりと、究極超神化6に変身してみせる。




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