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94話 ディアブロコミュニティの真価はえげつない。


 94話 ディアブロコミュニティの真価はえげつない。


「あれ? サイコジョーカー、解除した?」


「いや……最大出力で稼働中だよ。おかげで、ほら……なかなかの大きさだろう? 数値だけで言えば、俺は君を大幅に超えている。3倍ぐらいはあるんじゃないかな」


「そうだな。まあ、そのぐらいはありそうだな。……なのに、なんで、そんな平気そうなんだ?」


「世界中の、全ての『俺を信仰している悪人、総勢893兆人』に……『俺が本来、受けるはずだったサイコジョーカーの苦しみ』を分散させているからだよ」


「お前を信仰している悪人って、そんないるの? 初耳なんだけど。どうやって、そこまで勢力を広げた?」


「俺のディアブロコミュニティの真価だよ。『この世に存在する全ての悪人を完全支配する』――というのは流石に、まだ無理だったけれど、強制的に、『この世に存在する大半の悪人の信仰対象となること』に成功した。この世に存在する悪人は、無意識かつ無自覚に、蝉原勇吾を『己の神である』と認識し崇拝し尽くすようになる」


 裏スペシャル『デビルマン・メイ・クライ』の発現により、真の効果を発揮するようになったディアブロコミュニティ。

 この世に存在する大半の悪人の『潜在的な信仰対象』となるという壮大なチート。

 全ての世界に存在する大半の『悪人』が、蝉原の高みを崇拝し、その信仰度の分だけ、蝉原の全てが底上げされる。

 神を心に抱かない人間はいない。

 無神論者は、『無神教の信者』であり、『無神』という神を心に抱いている。

 悪人は悪人で、心に神を抱いている。

 第一アルファのヤクザなんかは、アマテラスを信仰して、たいがい事務所に神棚を飾っている。

 そういった『信仰の矛先』が、無意識のうちに、蝉原になるといった感じ。


「……自慢のプラチナスペシャルに『エグい隠し要素』が秘められているのは、君だけの特権じゃないってことさ、セン君」


「俺が持っているプラチナの隠し要素なんて、『人間として盛大に失格になる』とか、『とんでもねぇクレーマーになる』とか、クソみたいなゴミばっかりなのに、なんで、お前ばっかり、そんな、デビルかっけぇチートなんだ? ふざけんな、くそったれが」


 センの文句をシカトして、

 蝉原は、


「俺は、いま、正式に宇宙一のヤクザになった。全ての悪がひれ伏す、絶対的な、悪の頂点。セン君。正義の味方のトップである君の、ちょうど対極に位置する存在。それが俺だ」


「俺は正義の味方じゃない。そんなしょっぱい枠に押し込もうとするなよ。今の俺は、お前の敵だ。それ以下の安いゴミになってやる気はない」


 その言葉を受けて、蝉原は、

 ツーっと、一筋の涙を流す。


「……君が俺を、敵だと認めてくれる。それだけで、俺の全部が満たされていく。頑張ってきてよかった。本当に……よかった……」


「できれば、敵じゃなく、道具になってもらいたいんだがな。それだけの力があれば、今後の世界運営で、色々と役にたつ。悪で悪を抑え込める力、毒をもって毒を制する支配力……その歪んだ高み、俺では永遠に届かない力。その力で得られる利益は莫大。……というわけで、どうだ? ボクの下で働いてみる気はないか? それだけの力を消してしまうのは惜しいよ。君なら、ギニュ〇隊長より、よほどいい仕事をしてくれそうだ」


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