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世界は裏でまわってる  作者: 最上 品
52/93

52.ゆびの先は?

1/3

……予約投稿している今現在(笑)3/3が出来上がっておりませんが……未来の自分がどうにかすると思います(笑)


 なぜかニコニコ笑顔のおかみさんと、期待の眼差しを私に向けている女給さん。

 不思議な状況に頭を悩ませそうになったのですが、空気を察して頭の中から面白い意見が次々と。


「おかみさんに憧れて……、それで心の内を披露されるのがちょっと嬉しくて、はずかしいんじゃないの?」

「それは、うん。ありそうだねー」

「ねー、もうちょっと何か食べるモノなーいー?」

「どうしてもお腹が減ったんだったら、占いの後にお駄賃って、残ったパンでも貰う事……出来ないかな?」


 予想通り、ふーちゃんとつっちーの二人はお腹が減っているようで。

まともな意見をくれたのはやっぱりひーちゃんやみーちゃん。

それを聞いていたら、ちょっとだけ魔法をつかったせいで私までお腹が減ってきた気がします。


 思考がブレ始めると、目の前の女給さんを占う気持ちがふわっと飛び、今のお腹の状態を気にしてしまいます。

結構頑張っているのに、賄いのナポサンド一つとお味噌汁だけでは足りなかったみたいで、あれこれ食べたいものが頭の中から沸々と湧き出てくる。

気分はちょっと小腹を満たすためのお蕎麦?いやいや、ここはコロッケのサクサク……むしろ、コロッケを汁に浸したしみしみな立ち食いスタイルが良さそうな気が。

そんな思考中の私の顔はどうやら周りからは恍惚になぜか見えたみたいで、おかみさんがトントンと肩を叩いてきてハッと現実に。


「何をどう考えていたのか分からないけど、その様子だと分かっていないね?」

「分かって……いない?」

「こんなに無頓着な人間っているのかね?」


 おかみさんが大笑いすると、周りの女給さん達も同じく笑って、はらはらし始めるのは占いを受けている女給。


「あ、あの……」

「あなたにとっての、その素敵な出会いを教えてもらえますか?」


 もう一度優しく聞くと、彼女はブンッと大きく頷き、それからジッと熱い視線を向けて来た。


「え?え?タエちゃん、本当に分かっていないの?」


 あまりの熱い視線に思わず私が目をそらし、どうしたらいい?という表情かおで目が合ったのは紫乃さんで、驚いた顔で聞いてきます。


「そんなにすごい人でしたら、私もお会いしてみたいなーとは思いますが……出会いはそんなにコロコロ転がっていませんからねぇ?」


 私なりの気を使ったハズの言葉を返してみたのですが、今度は周りが大笑い。

 お笑い芸人さんが軽妙なトークをしてくれているわけでもないのに、なんでこんなことに?という顔でいると、目の前の女給さんが遂に勇気を振り絞り、大きな声。


「あのっ!私の、その……出会いは、紫乃さんに昼間聞いて……いて、その、タエさんです」

「ほほぅ。紫乃さんのお知り合いの、タエさんですか」


 すごい人ってことは、何でも出来て……いえ、たった数分でパパっと料理を作れるような人ですかね?――久しぶりに会ってみたいなぁ?そんな人。


「え、ええ」


 私と名前だけ似ているすごい人。出会ってみたいものですが、紫乃さんの知り合いという事であれば、私にもちょっとしたチャンスはあるような気が。

 まあ、時代的な事を考えるとあまり多くの人と縁を繋ぐことは推奨されないでしょうけど、それは周りの都合であって。


 そんな考えの元、チラッと紫乃さんをもう一度見てみると、口を大きくあんぐりというような感じにぽかーんと開ける紫乃さん。


「タエちゃんって、天然とか言われない?」

「一応……人の形をしているので、養殖だと思いますけど……いえ、もしかして私って、天然由来ですかね?」


 流石にこれだと話が進まないと思ったみたいで、おかみさんが大きく柏手を一つ。


パンッ


 突然の音にピタッと会話が止まり、店内が静かになるとおかみさんが女給さんに言う。


「指でも指して教えてあげな」


 おや?おかみさんもそのタエさんを知っているの?

私がキョロキョロと他の女給さんを見てみます。

 スッと、女給さんが指を差すのですが、先輩女給さん達は私の真逆の方向に固まっていて。

そうなると私側にいる誰かと分かる訳ですが……私の右側はおかみさんで、左側には誰もおらず。

厨房には大将がいますが流石にタエゾウとか変な名前でもなさそうなので、そうなってくるとやっぱり隣のおかみさん?


 じっとおかみさんを見つめるのですが、首を左右に振るので、そうなってくると誰も残らない気がするのですが……?


「タエちゃん、アンタだよ?この子の驚きは」

「へ?」


 え?って言ったつもりが、喉から変な感じになって不思議な言葉に。

 いやいや。ここに来てまだ二日目。このお店でやった事も大したことはしておらず、もしかしたら多少、美味しいお味噌汁を届けられたかな?って程度なので、私のはずがないと思うので首を左右に私も振ります。


「無自覚ってのは、罪だねぇ?」


 おかみさんの声はしみじみと。ただ、優しさと温かさが混じっている事を感じられるもの。


「えーっと、本当に、本当?」


 少し慌てて確認をするようにズイっと前に出ながら聞くと、か細い声で『ハイ』と返事が。


 えぇ?本当に??


「なんてこったい。こんなこと……あるんです?」


 信じられないという訳ではないのですが、私の中での想定外。

 えーっと、えーっと、どうしましょう?






前書きの通りです(笑)


まだ出来上がっていないモノを予約できるはずもなく。

ギリギリ前日までに出来上がればええやん??って気持ちで……。


コレは自分を信じていると言っていいのか?悪いのか?


頭の中ではサクサク行ける気がしたのですが……ここの所難産が続いております……が、添削等々はしっかりしてあるので、大丈夫……かなぁ??

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