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観測者λ567913と俺の異世界旅行記  作者: 七氏七
青年期【ヒノクス旅行編】
149/192

5-37 スィクロプ

 竜暦6561年8月20日


 宿の厨房で土鍋でご飯を炊く。

 美味しそうな炊き立ての香りのする湯気が出てきたところで火を消すと、炊き上がるまでじっと待つ。


 土鍋を前にして、ふと転生前のことの生活を思い出す。


(離婚してから学んできた自炊生活が、こんなところで活きてくるとはな)


 離婚してからの添乗員時代、普段の俺はコンビニの弁当や外食で食事を済ませていた。

 しかし海外旅行から日本に戻ったときは、無性に手作りの料理が食べたくて自炊をしていた。


 俺は凝った料理を作れない。

 作れるのは簡単お手軽な男料理だ。

 そんな料理でも、海外旅行から戻ったときに食べると御馳走に思えたものだ。


(きっと俺にとって、この料理はソウルフードってやつだよな)


 そんなことを考えていると炊き上がりの時間が過ぎていた。

 土鍋の蓋をあけると、うまく炊き上がっているようだ。


 俺は炊き上がったご飯をしゃもじで混ぜてから、4つのお碗に盛る。


 さらにテンプスバードの卵を取り出すと、俺は念の為に清浄送風棒で消毒した。


(たしか殻に雑菌があるなんて話があったけど、これで大丈夫かな)


 一通り消毒が終わったので、卵を割ってご飯の上にのせる。


 赤みを帯びた黄身と、透明な白身が炊き立てのご飯になじんでいくのを見て俺はわくわくしてしまった。


 さらに俺は醤油を適量かけてから、先に作っておいた味噌汁と共に食堂のテーブルに運ぶ。


「おまたせ、テンプスバードの卵ライスと野菜のビーンスープだよ」


 運んだ料理を見て三人が唖然としていた。

 俺が作ったのは卵かけご飯と味噌汁という男料理の定番のご飯だった。


「これって生の卵よね?」

「ああ、そうだよ」

「そのまま食べても平気です?」

「うん。消毒もしてるし平気だよ。それにガレットの上に卵を乗せて半熟で食べたりもするだろ。同じようなもんさ」


 俺はさっそく生卵とご飯を箸で掻き混ぜてから口に含む。

 醤油の風味と卵の旨みが咀嚼するたびに口いっぱいに広がっていく。


(あーーーー、やっぱり美味しいな!これだよ、これ!やっぱり日本人でよかったなーーー)


 俺は涙ぐみながら卵かけご飯を味わった。


「泣くほど美味しいです?」

「僕らも食べてみようか」

「そ、そうね」


 三人も同じようにスプーンで卵とご飯を混ぜてから、食べるとその味に驚いたようだ。


「これって卵とライスとビーンソースだけよね?」

「そうだよ」

「美味しいわ。溶き卵がライスの一粒一粒に絡んでいるのね。しかも熱々の炊き立てのライスのおかげで卵がほんのりと半熟状態に近くなってるわ」

「とろけるですー」

「ビーンソースの風味も絶妙だね」


 みんなにも好評のようだ。


「その卵と混ぜたライスだけど、油をひいて火にかけて炒めても美味しくなるよ」

「炒めてから炊くんじゃなくて、炊いてから炒めてもいいんですね」

「よく知ってるわね」

「本で読んでことがあるのさ」

「今度そういう本があったら教えてね」

「暇になったら本屋に行こうか。でもサリスの場合、本を読むと寝ちゃうんじゃないかな?」

「そうだったわ!そこが問題ね…」

「ベックに読んでもらえばいいです。オルにも読んでもらってるです」


 俺はアミの言葉がひっかかる。


「なにをオルに読んでもらってるのかな?」

「寝る前に物語の本を読んでもらってるんです。よく眠れるです」


 オルとアミが普段部屋でどうしているのか分からなかったが、そんな状況だったんだなと俺は知ることができた。


(この分じゃオルとアミは、まだまだ清い関係のままだな)


 微笑ましい話に俺とサリスは苦笑いをしてしまった。

 オルはというと顔を赤くしている。


「オルは優しいのね。そうね、私もベックに読んでもらうようにするわ」

「それがいいです」


 卵かけご飯を堪能した俺達は、薬草茶を飲みながら今日の予定を確認する。


「迷宮を出た後だけど、オルとアミは調達だよな。問題は俺とサリスか」

「情報収集や食材調達も、終わってるし困ったわね」

「ゆっくり二人で過ごしても、いいんじゃないですか?僕らの魔石調達もそんなに長い時間かかってませんし、調達が終わったらのんびりと過ごしてますよ」


 俺は少し思案する。


「そういってもらえるなら、無理して仕事を入れなくてもいいんじゃないかしら」

「わたしもそう思うです」

「うーん、じゃあ、そうさせてもらうかな」


 俺達は、宿を出ると冒険者ギルドに向かう。



 今日で4回目の迷宮挑戦だ。

 掲示板の確認、売店でのアイテムの購入を終えると、俺達は冒険者ギルドの中庭の祠から迷宮に突入する。

 3階の転移でDランク魔獣の通路まで進むと、壁に書かれた魔獣の名前を確認する。


「スィクロプって書いてるわ」

「ドルドスで聞いたことあるです」

「オルは知ってる?」

「ええ、パラノスでも有名な魔獣ですよ」

「となると、こいつはどこにでもいるんだな」


 俺はヒノクスの魔獣図鑑を取り出すとスィクロプのページを開く。

 挿絵には一つ目の魔獣が二歩足で立って、引き抜いた樹を抱えている姿が描かれていた。


「採取依頼はあったかな?」

「なかったですね」

「そうすると破砕粘土を頭部に使って討伐するほうが早いかな…」

「樹を持ってるかどうかですかね。樹を持ってると盾のように矢を防いできたりしるそうですし」

「クシナ迷宮には樹が生えていたけど、ガイシュ迷宮では樹を見たことがないし持ってないんじゃないかしら」


 それを聞いて俺がサリスの言葉を否定する。


「スィクロプが迷宮に転移で取り込まれるときに樹を既に手に持っている可能性もあるよ」

「あ、そうね」

「二人は取り込まれる瞬間を見たことがあるんですか?」

「パム迷宮で魔獣が出現する瞬間をみたことがあったんだよ」

「なるほど」


 俺は思案して作戦を話す。


「まずはアミは右足、サリスは左足の攻撃をお願い」

「はい」

「はいです」

「俺は股間と手元を狙ってスパイクを打ち込むよ」


 三人がうなずく。


「で、オルが弱点の頭部の一つ目を狙って欲しい」

「了解」

「それで、スィクロプの足が傷ついて走れなくなったら足元に破砕粘土を設置して足を吹き飛ばそう。最後は破砕粘土付きの矢で頭部を吹き飛ばして終わりかな」

「両足への破砕粘土は勿体ないわね、片足で十分じゃないかしら」

「じゃあ、サリスとオルに予備も含めて破砕粘土を渡しておくよ」

「2個で倒せればいいですね」


 そこでアミが樹の対処を聞いてきた。


「樹を持っていたらアミとサリスは距離を取って近づかないで欲しいかな。俺とオルが遠隔攻撃で樹を持ってる手を狙うよ。樹を手から落としたら近寄ってね」

「わかったです」

「いっそ樹を燃やしてもいいかもね」

「燃えた樹を振り回されると危険じゃないかな」

「うーん、それもあるわね」

「とりあえずは広間に進もうか」


 三人がうなずき、アミを戦闘に通路を進む。

 広間が見えてきたが、きょろきょろ辺りを見回すスィクロプの姿が見える。


(【分析】【情報】)


 <<ラビリンス・スィクロプ>>→魔獣:パッシブ:火属

 Dランク

 HP 339/339

 筋力 4

 耐久 8

 知性 8

 精神 2

 敏捷 4

 器用 4


(立ち上がると5mくらいあるんだな…、でも挿絵と微妙に違うよな…)


 広間にいたスィクロプは洋梨型の肥満体型をしていてお尻を中心に太っている巨体であった。

 あと胸部も心なしか挿絵よりある。


(え?もしかして…)


「ねぇ。あれって女のスィクロプかしら…」

「えーっと、それっぽいね…」

「え?」

「股間になにもついてないです。女で間違いないです」

「あー、うん。そうだな」


 アミが衝撃的な発言をしたので、オルが顔を赤くしていた。


「アミは物知りだな」

「当たり前のことです。男ならついてるです」


 さらにオルが顔を赤くした。


「アミも性別の件は分かったから、それ以上言わなくても平気よ、あとベックもへんなことをアミに言わないの」

「え?」


(なぜ俺が悪い事になってるのか…)


 ちょっと理解に苦しむ事態が起きたが、それよりも魔獣を討伐をしなければいけない。


「樹は持ってないし、最初の作戦でいこう」


 俺はチェーンハンドボウのカートリッジのセットが問題ないか確認すると、破砕粘土の起爆用のマルチロッドの確認も行う。

 サリスは《ガード》《ヒート》と簡易スペルを唱えて、フレイムストームソードとフレイムスパイクシールドが高熱を発していく。

 アミは《ガード》《ライト・スティング》《レフト・スティング》と簡易スペルを唱えて、パイルシールドガントレットの盾部分を高熱化し、さらにパイルを露出させた。

 オルはコンポジットボウに矢を番える待機する。


 アミが合図をしてから、スィクロプに駆け出し、その後ろをサリスがついていく。

 俺達に気付いたスィクロプが身構えたところで、オルの放った矢が頬に突き刺さる。


 突然攻撃されたことに驚いたスィクロプだが、左手を持ち上げて頭部の一つ目を庇うような仕草をみせ、右手でサリスとアミをなぎ払おうとする。

 サリスとアミの援護をするために俺とオルは矢とスパイクを放ち続ける。


 スィクロプだが、その巨体からは想像ができないほど素早い動きを見せる。

 ドスドスドスっと音を立てながら部屋の中を駆け回り、こちらの攻撃を回避していく。


 サリスとアミが足元に張り付こうとするが、あれだけ動き回られるとなかなかうまく近づけない。


(くそ!思った以上に素早いな)


 俺は少し焦った。

 頭部の急所もガードされるし、なにより動きが激しい。


「アミ!煙玉だ!あと使ったら離れて閃光に注意してくれ!」


 俺が指示を出すとアミが腰のベルトにつけていた煙玉を叩きつけた。

 それと同時にサリスとアミがスィクロプから距離を取って顔を盾で覆う。

 足元から突然たちあがる煙に驚いたスィクロプがその煙から逃れるように前に飛び出してきた。

 

 煙から逃れたスィクロプは見失った俺達を探そうと辺りを見渡す。

 俺はその瞬間を狙って光玉をスィクロプに投げつけると、閃光が辺りを一瞬で飲み込みスィクロプの視界を奪った。

 スィクロプは苦しそうに呻き、両手で一つ目を抑えて立ち止まる。


 アミとサリスはその瞬間を見逃さずに足に張り付く。


 アミがパイルの連打をスィクロプの右足に繰り出すと、太い足のふくらはぎ部分から血が噴き出した。

 サリスはパラライズショートソードで使ってスィクロプの左足を切り裂いていく。


 スィクロプが地団駄を踏んでアミとサリスを攻撃しようとしたが、二人は冷静にさけながら次々と攻撃を繰り出していく。


 俺とオルは頭部を両手で抱え込むスィクロプの腕を狙って攻撃を仕掛けて、サリスとアミの援護につとめた。


 スィクロプの足の出血が激しくなったところで、サリスが破砕粘土を左足の傷口に捻じ込んで、距離を取って離れる。

 アミもサリスが離れるのを確認して、右足への攻撃をやめて距離を取って離れた。


 俺は二人が離れたのを確認してから《バースト》と呟いてマルチロッドで左足へ火の玉を放つ。

 スィクロプが足を引き摺ってアミを追いかけようとしたところに火の玉が着弾した。


 ドンッという爆発音と共にスィクロプの左足の膝下が吹き飛んだ。


「ガアアアアアアアア!!!」


 スィクロプの叫び声が広間になりひびくと同時に、巨体を抱えきれなくなったスィクロプが倒れこんだ。

 倒れこんだあともスィクロプが残された右足と右手で這いずろうとした。

 相変わらず左手で頭部の一つ目を隠している。


 オルに頭部を隠している左手に向けて破砕粘土付きの矢を放つように指示をする。


 オルが動きのにぶくなったスィクロプの左手に破砕粘土付きの矢を突き立てた。

 俺は三人の距離が問題ないことを確認して、《バースト》と呟いてマルチロッドで左手へ火の玉を放つ。


 ドンッという爆発音が再度部屋に鳴り響き、左手が弾けとんだ。

 もうスィクロプは、叫び声さえもあげる事が出来なくなっていた。


 左足と左手を失い、激しく出血している。

 サリスが頭部の眉間にある一つ目に突進してフレイムストームソードを深々と突き立てた瞬間、スィクロプがガクガクッと痙攣したあと動かなくなった。

 この一撃がスィクロプにとって致命傷となったのだ。


 俺はサリスの血糊を清浄送風棒で綺麗に除去する。

 オルを見ると俺と同じようにアミの血糊を清浄送風棒で綺麗に除去していた。


「大変だったな」

「思った以上に強かったわね」

「知性がある魔獣は厄介ですね」

「ですです」

「今回は樹を持ってなかったけど、樹を持ってると難易度があがるな」


 サリスが考え込んでから口を開く。


「最初に光玉で視界を奪っても良かったのかしら」

「俺も途中で思ったけど、あれだけ急所を隠すような用心深い魔獣だからな、不意打ちをくらってくれるかどうか怪しいよ」

「…面倒な魔獣ね」

「防衛都市の冒険者は、このスィクロプの集団と戦ってるって話だし、俺達もこれ以上活動範囲を広げるなら、もっと強くなる必要があるってことだろうな」

「素早く動き回る魔獣を足止めする手段が欲しいですね」

「オルの言うとおりだな。今まではなるべく足の遅いDランク魔獣を狙ってきたけど、今後はスィクロプのような魔獣も増えるだろうし」

「痺れ薬もいいけど、巨体の魔獣には効きが遅いわよね」

「もっと直接的に足止めしたいです」


 俺はロープで脚を縛ることを考えたが、スィクロプくらいの大きさになると引きちぎられるなと思った。


(引きちぎれないロープだと…、鉄製の鎖だな、小型船の碇にも使ってるし、あれなら使えそうだな!)


 俺は思いついた鉄製の鎖の件を三人に相談した。


「いい案だと思うけど、あれって重いわよね」

「持ち運ぶのが大変です」

「アイテムボックスからの出し入れも大変ですよ」

「うーん、無理なのかな」

「碇に使っている鎖じゃなくてもいいんじゃないかしら。ようは切れないロープだったらいいんでしょ」

「そうだな」

「マジックアイテムでそういうロープを探せばいいんじゃないかしら」

「ふむ、ガイシュの売店でも装備工房でも見たことがないな。あとで迷宮を出たら装備工房に聞きに行ってみようか」


 三人がうなずく。

 その後、スパイクと矢と魔石を回収した俺達は迷宮の外に出て、二手に分かれた。


 オルとアミは魔石工房へ。

 俺とサリスは装備工房へ。


 装備工房のカウンターの中にいた店員に切れにくいロープの話をすると、この店には置いていないという話をされた。


「製作も、この工房では無理ですね」

「そうですか」

「もしどうしても必要なら、魔工都市ママハでなら作ってくれる工房があるかもしれませんよ。あそこは魔石加工を得意とした工房が多いですから」


 俺はママハという名前に見覚えがあった。

 ヒノクスの簡易地図を取り出すと、首都方面に向かった街道沿いに名前がある。


「ママハの工房はそんなに有名なんですか?」

「この国の対魔獣用のマジックアイテムの大半はママハの工房が作ってますからね」

「情報ありがとうございます」


 俺は店員に礼を言って、装備工房をあとにした。


「さっきベックの見ていた地図をのぞいてみたけど、ママハって首都へいく途中にあったわね」

「うん。足止め用のアイテムはそこで探してみるよ。まあ見つからなければパムに戻ってロージュ工房へオーダーしよう」

「出来ればガイシュ迷宮に挑戦している間に欲しかったわね」

「しょうがないよ」


 俺とサリスは餅の食べれるカフェテラスに寄って、すこし休憩することにした。

 テーブルについて注文してから、しばらくすると店員が、みたらし餅と薬草茶を運んできた。


「甘ダンゴは癖になるわね」

「美味しいからな」


 俺は餅を頬張りながら、さっきの魔工都市ママハのことを考えて、あることを思いつく。


(井戸用水魔石を全部集めてから首都に向かう必要はないかもな。どうせトウキへの帰り道でガイシュに立ち寄るんだし)


 俺は旅行準備メモを取り出してから、計画をもくもくと練り直す。

 そんな俺をサリスが黙って見つめる。


 ある程度行程を練り直したところでサリスに相談することにした。


「アミとオルにも相談しようと思うけど、明日首都に向かってみようと思うけどどう思う?」

「注文しているスパイクのこと忘れてるでしょ」

「あーー。でも、まだスパイクの在庫はそれなりにあるから平気かな」

「それってさっきのロープも絡んでいるんでしょ?」

「うん。明日出発すれば2日くらいでママハにつくはずなんだ。そこでロープの製作依頼をしてから、さらに首都に向かう」

「うん」

「首都に到着したら首都見物をして8月31日に首都を出る。そうすればママハでロープを受け取ってからガイシュにもどれるよ」

「ロープの製作がそんなに短期間で終わるかしら」

「そこが問題かな、もし時間がかかるようなら製作依頼は出さないようにするよ。でも上手くいけば足止め用のロープを手に入れてから、ガイシュ迷宮に挑戦できるからメリットはあるよ」


 サリスが薬草茶を飲んでから思案する。


「たしかにそうね。とりあえずアミとオルに相談してから最終的に決めましょ」


 俺はサリスの言葉に大きくうなずく。


 この話が決まれば明日は移動になる。

 美味しいみたらし餅を味わいながら、俺は首都への旅路を想い描く。

2015/05/20 誤字修正

2015/05/20 表現修正

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