7/11
7、氷
朝方の寒い中、ひたすらに歩く
ふと、立ち止まる
足元には凍った水たまりがあった
ほうと胸を撫で下ろす
あのまま、行っていたら
見事に転ぶところだった
それだけは避けたいしな
仕方なく、水たまりを避けながら歩くのを再開した
チュンチュンと遠くから、雀の鳴く声が聞こえる
もう少しで会社だ
気合いを入れ直す
今日から、仕事だけど
やる気を出さないと!
犬の散歩中のマダムとすれ違う
マダムはチラリとこちらを見た
私は軽く会釈をする
マダムも軽く会釈してくれた
静かに通り過ぎる
急いだのだった




