ギネスに登録されたから何なの？

　本堂の鬼瓦と石灯籠がギネスに認定されているらしい。

　歴史じゃ逆立ちしても勝てない分、せめて大きさで勝負ってか？

　その思考がもう、俗っぽいったらないね。

　貴族が競うように寺院を建立しまくった平安仏教しかり、免罪符を発行してでも教会建設にこだわった宗教改革前のカトリックしかり。巨大（もしくは絢爛豪華）な建造物だの何だのって、宗教の自己顕示欲とか承認欲求とかと密接に結びついている感があるんだよねえ。――古き悪しき宗教っていうかさ。

　「念佛宗」もまたその路線を突っ走っているんだろうな。

　どうでも良いけど「どこそこ（特に権威）に認められた」って喧伝するの好きだよねえ？

　そもそもギネスって、自分から申請しないと認定してもらえないヤツじゃないっけ？

　どんだけ承認欲求が強いんだか。