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擬態の仕方も教えます。
解放されるのかと思いきや連れて行かれた「(自称)別院」(と勝手に呼んでいるただのビル)の一室で、「シメの挨拶」ならぬまさかの「シメのレクチャー」が。――例えば、家族に今回のセミナーの感想を聞かれた時の返し方とか。
「自分の大切な人たちが(念佛宗を)悪く言うのは、自分を心配してくれているから」
「(念佛宗を)悪く言うのは言わせる方も悪い」
「(念佛宗の素晴らしさを相手は)知らないんだから仕方がない」
「(念佛宗の素晴らしさを相手に)押しつけたら身構えられるから、押しつけないように」
こういうところばっかり気が回るんだなあ。
一度引き入れた獲物は逃がさんぞってか。




