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屁理屈ここに極まれり。

 途中から、数字の「18」に異常にこだわり始める「念佛宗」。

 数字の「18」が含まれる例を挙げては、二言目には「十八願に会え」(ドヤァ!)と言い始めた。

 『大無量寿経』(要は『仏説無量寿経』。単に『無量寿経』とも)の第十八願に執着しているせいなんだけれども、そんなに「18」が大切なら、入門料も18万円にすれば良かったじゃん。そしたら金額に根拠があるフリだってできたろうに。


 そもそも38万円も支払って「念佛宗」に力説されるまでもなく、『大無量寿経』の第十八願は浄土真宗自体にとって一番と言ってもいいくらい大切とされている一節なのに、だからこそ「王本願」なんて別名さえもあるくらいなのに、「お裏の法」(要はオツムテンテン)とやらと絡めることで、さも「念佛宗だけが知っている特別な真実」みたいな顔をしているのが滑稽でしょうがない。

 「お裏の法で十八願に会え」、つまりは「念佛宗に38万円支払ってお裏の法の儀式(オツムテンテン他)を受ければ十八願がクリアできますよ」ってか。

 儀式によって往生が決まるという考え方は、親鸞が一番認めていない、異端だの邪教だのと非難していることなのにね。専門的に学んだわけでもない私でさえ知っているようなことだってのに、妹は仏教系高校で三年間、何を学んできたんだか。


 極めつけは、

「三味線には六角柱が三つついているから、6×3=18で『十八願に会え』ということを暗示している」

 トンデモ理論をドヤ顔で言うBA。

 いやいやいや、そもそも三味線がどこから出て来た?

 お釈迦様と三味線の間に何か関係があるとでも?

 ウチの妹は本当にこれ聞いて感銘を受けたわけ?


 しかも全部の屁理屈が、太鼓鳴らしながらのドヤ顔でだからね。

 腹筋()るかと思ったわ。

ちなみに「第十八願」の詳細については、次回に譲るということで。

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