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「秘事法門」を自慢気に言える神経に呆然。

 「念佛宗」だけに伝わっているとか言い張っている「お裏の法」とやらについて、「親鸞上人もご存知だった」だの「親鸞聖人が『秘事法門(ひじほうもん)』と名付けた」だのと、さも親鸞が「秘事法門(ひじほうもん)」を容認・擁護していたかのような口ぶりで言い放ったBA。

 あまりにもオーディエンスを馬鹿にした発言に、呆然とする私。


 ――いやいやいや、ナニ堂々と寝言言ってくれちゃってんの? 「秘事法門(ひじほうもん)」って言ったら親鸞が根絶やしにしようとした「異端」のことじゃん。


 例えばラグビーには「スローフォワード」と「名付けられた」反則があって、ラグビーをする人ならまず「ご存知」だと思うけれど、だからって「ラグビー選手には『スローフォワード』という技が伝わっているんですよ」とか自慢することはないし、「名称があるのは反則を容認しているからだ」なんて誰も言わないよね?


 ――それをさあ。自慢げに言うって、意味分かってて言ってんの?


 分かっていての発言ならあまりにも悪質だし、そうでないなら不勉強にもほどがあるでしょ。――まあ、自分たちは新興宗教ではないと主張した時と同じような手口だし、どうせ分かっていて言っているんだろうな。


 そういえば親鸞って、「秘事法門(ひじほうもん)」を信仰したという理由で「善智識」(=生き仏)を自称した息子を破門してなかったっけ?

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