8話 ドゲドー茶髪ロングさんにドン引きです。
うんうん。
茶髪ロングさんや。
雌犬を用意しようとしたって言うのはわかった。
領主の娘が真っ裸で縛られて、鞭うたれてる惨状を見れば嫌でもわかるからね。うん。
その『過程』よ。
『過程』教えて。
ほうほう。
領主娘のしつこさが嫌になって、つい叩いた?
うんうん。
気持ちわかるわ。
しつこいもんなコイツ。ほんと。
そしたら、騎士っぽいやつらにケンカ売られた?
あ~ね。
まぁ領主の娘が乱暴うけりゃそうなるわな。
木刀渡されて打ち合いになったから挑んできた全員叩きのめしてケツに木刀突っ込んでやった??
うん。よし。
ちょっと待とうか。
一回落ち着こう。
俺、なんか聞き間違えたかな?
あっはっはっは。
あ~……赤毛ちゃん。
代わりに聞いてみて。
そっか~。変わらないか。
そっかー。そっかー。
え? 突っ込まれたのは6人?
これから突っ込む予定が18人?
うん。オーケー。
キラキラした目をするな茶髪ロングさん。
は? 気持ちよくなるから大丈夫?
しらねーよっ!
よし、いいから突っ込むな。
まだ生きる希望が断たれてないヤツが多いに越したことは無い。
おいおい、つまんなそうな顔すんな。
こわいわ~マジこわいわ~茶髪ロングさん。
あ、ちょっと。お願いだから俺の尻を見ないで。
え? 俺は突っ込む方専門?
……
女限定の……話だよね?
なぜ黙る?
ねぇ。
なぜ黙る?
こわいわ~マジこわいわ~茶髪ロングさん。
てか、領主はどうした?
……あ。手遅れ?
さいですか。
って、まじか~。
え? あ。まじかー。
ええ? え~……
これどう収拾つければいいのさ……
回復させるから大丈夫?
は? 茶髪ロングさん回復もできるようになったの?
性騎士?
ふーん。ピッタリだね。性騎士。
いやいやいやいや。
裂けたケツは回復させれば元通りだろうけど開発された心は戻らんでしょうが?
お~い。
戻す必要あるの? 的な顔すんな。
まじで怖いからさあ。
え?
そんなことはいいから領主の娘に突っ込んどけ?
いやいや、俺さっきも赤毛ちゃんとしてきたし今日もう出ね~よ。
え?
ん~……
……じゃあ、まぁ?
ねぇ。折角だしい? 試すだけ試しちゃおっかな?
いやぁまいったな~。そんなつもりじゃなかったんだけどな~。こまるな~。
えっ!?
や、やめないよ!
やるやるっ!
やらせていただきます! すみません!
***
短時間に3回は無理だろう。
そう思っていた時期が俺にもありました。
そんなことなかったです。
それとケツが狙われないか怖かったです。
この後、茶髪ロングさんが裂いた物はきちんと治した……けど、なんか領主の館では乱れた性が流行りそうな気がする。
まぁ、仕方ないよね。
俺のせいじゃない。
……よね?




