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元聖人勇者 改め ドゲドーです。  作者: フェフオウフコポォ


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53/64

53話 ドゲドー赤毛ちゃん達の評価をあげようと企む。


 やっぱりさ。赤毛ちゃん達のギルドの格付けを上げよう!


 とりあえず王都に戻ってきたし、この足ですぐやっちゃおう!

 今やっちゃおうっ!



 赤毛ちゃん達は確か今、ランクが『木』なんでしょ?

 まぁお金の口座の管理目的だったもんね。


 冒険者じゃなかったし当然っちゃ当然だけど、さすがに毎回聞こえてるフリとか、やりとりめんどくさいし上げちゃおう!



 ん? だって実力は多分もう十二分だと思うし、ギルド長に掛け合えばどうとでもなるって。


 ほい、みんなつかまって!  転移するよ!



あ。

赤毛ちゃんはもう俺に触れてる必要ないのかな?


あぁ。

そこは定位置なのね。ゆずらないのね。


はい。


もちろん大丈夫です。

異論はありません。


イケメン達も行くぞ。

 ほらっ! ボクと握手っ!



 転移!




***




 オイッス。


 ……大~丈~夫。

 もう壁壊したりしませんよー。


 ギルド長いる~?



 おう、ギルド長。

 忙しそうなトコ悪いね。



 さて。


 この子達のランク上げて。



 ムリかー。

 0.2秒で即答するくらいかー。


 いや。でもさ。

 この子達こう見えて超強いのよ?


 湖の街の案件で俺に何もさせないくらい。


 今は『木』だけどさ。


 えっとなんだっけ。


 『木』『青銅』『鉄』『鋼』『銀』『金』


 の順に強くなるんだっけ?


 まぁ俺の『ヒヒイロカネ』とアルクス達の『金剛』は名誉ランクみたいなもんだしな。

 そこまで上げるのはムリだってのは分かってる。


 でも多分だけど、普通に『金』レベルはあるぞ?



 ………


 うん。


 そう。


 この幼女も。



 イケメン達もかなり強くなってるよ。

 イケメん達~。ちなみに今のランクは何?


 『鉄』?


 いやいやいや~! もうそんなレベルじゃないって。



 ……なんだよ。その目。

 ま~ったく信用してないな。ギルド長。



 じゃあ、テストしてみろよ。

 ギルド長は『金』ランクくらいはあるんだろ??



 ……え?


 テストする時間ない?



 …………


 ……おまえ。



 超逃げてるだろ。




 ………え~。

 じゃあどうしろってんだよ?



 地道にポイント稼げ?

 それはパスだ。

 うん。



 じゃあさ、俺がテストするのは??


 やっぱ即答でダメかー。


 身内みたいなもんだもんな~……



 ……ん~~。




 …………




 あ。

 じゃあさ。


 アルクスとかと戦って同じくらい強かったらどう?



 ……


 おっ?


 悩んでる。


 ほら。アルクスは魔王討伐とかしてるよー?


 魔王神の討伐メンバーでもあるよー?

 王国1の騎士でイケメンだよー?

 それにこの中で俺としか関わりないよ?


 どうよどうよー??


 逆にさ、そんなヤツと対等に戦えるよな存在が『木』ランクだとかさ、あれ? 逆にまずくない??

 ねぇねぇどうよーー??




 ………



 よっしゃ!!



 受付の人~!

 アルクス達から俺に伝言あったと思うけど、それに返信しときたいんで手続きヨロシク!!



 内容は


「頼みたい事がある。

 迎えに行くから場所を教えて欲しい。」


 ってね。


 明日から毎朝顔出すから~!

 じゃ、ヨロシク。


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