30話 ドゲドーイケメン1号に守られる。その代償として1号散る。
やっべぇっ! ガチでヤベェっ!
おい1号っ! 追ってきてるかっ!?
なんとか……撒いたか??
……安心するなよ一号。
多分すぐ追ってくるぞ!
……よし。とりあえずあの建物の屋根の上に行くぞ!
相手に見つかりやすいけど、今回ばっかりは俺達も相手を見つけやすい状態にしとかねぇと……一気にやられるっ!
おう。
よっし! ちょっと我慢しろよ1号!
あの上までお前を投げるっ!
歯ぁ食いしばれよ……オラァっ! & ジャーンプ!
……
おう……悪かったな。
……無茶させて。
ここなら…ちょっとは時間稼げるだろ……
…………ふぅ。
くっそ……
こんなヤバイ状況……俺も初めてだぞ。
……しかし……2号と3号が…あんなに簡単に……ちくしょうっ!
……あいつら守りきれなかった分……1号だけでもなんとか守って見せるからな!
ほんとわりぃ……巻き込んじまって。
……
へへ。
ありがとよ。
やっぱ。おめぇイケメンだな。
…………
ちょっとまてよ……マジかよ……
……ここ街の中だぞ?
おいおい……おいおいおいっ!?
コレ本気で撃ってくるぞっ!
くっそ! 容赦ねぇなっ!!
かんっぺきに予想外だ!!
イケメン1号! 俺にしがみつけ!!
障壁展開するっ!
おおおっ!! 間に合えぇぇーっ!
対雷撃障壁ーーーーっ!!
…………
……ギリギリ…だったな。
……
……あぁ
……雷撃は…… 囮か。
……本命はコッチだったのか。
流石に……これは…避けきれねぇ……
あぁ……。
世界がスローモーションで動いているように見える……
……なんか
……短い命…だったな……
っ!?
…………
……おい…………嘘だろ。
ばか……やめろっ!
……
……イケメン1号!
……な…なんで……俺を…かばって。
し、しっかりしろ!!
頼むっ! しっかりしてくれっ!!
っ!?
…………血が。
イケメェンっ!
イケメンいちごぉぉーーーっ!!!
……すぐに……すぐに刺さったの抜いて回復させる!
回復させるから! もう喋るなっ!!
なんで……
なんで……こんな事に…なったんだ……
****
おまたー。
おう、イケメン1,2,3号と赤毛ちゃん、茶髪ロングさん、幼女。
あ~よかったー。
予想通り、みんな高級レストランに来てたか。
そっか。
赤毛ちゃん達が俺を待ってたら、イケメン達が風呂から出てきて俺が先に出たの聞けたのか。
あ~なんかごめんな~。
でも、よかったよかった。
あら?
俺を待たないで夜ご飯食べてれば良かったのに、ほんとごめんな待たせて。
よいしょっと。
あ~。そういえばイケメン達なんか話があるんだって?
ん? どした?
赤毛ちゃん?
そんなスンスンして。
お? 茶髪ロングさんと幼女まで呼んでスンスンとか。
なんだコレ。
なんのプレイだ??
ちょ、イケメン達いるんだから変なことやめよーよー。
…………
顔怖いよ??
……みんな…顔怖いよ??
超顔怖いよ?
ニオイがする?
……あ~……うん。
……風呂……風呂はいったからねー!
石鹸まで使っちゃったから! 多分それだわ!
あ……それとはちがう?
そうかー。
なんだろなー。
においかー。
え? うん。
俺赤毛ちゃん達の事好きだよ。
まだ『多分』とか、めんどくさいこと言っちゃったりするけど、
多分好きだよ。
うんうん。
好き合ってる関係とかになってるなら嬉しいな。
うん。
うん?
うん。浮気は……
……まぁ?
………良くないよね。うん。
んん?
女のニオイ?
ん~~……えっとぉ。
あ! あれだわ!
ここに来る途中でちょっと犬とじゃれてたから! それかなー!
もしかしたらあの犬メスだったのかなー。
な、なぁ! イケメン達は犬好き?
おう、そっか好きかっ!
人懐っこい犬とか居たら遊んであげたくなっちゃわない??
ワンワンかわいいよなワンワン!
可愛くてついワンワンしちゃうよな!
ワンワンするのたのしーよな~っ!
うんうん。わかってくれるかー。
おう? 2号と3号は超犬好きか!
赤毛ちゃんたちに犬の良さ語ってあげて!
ほらはよ!!
しっかり語ってイヌスキーにして!!
っ!!
……茶髪ロングさん?
……幼女…さん?
ここ、高級レストランだし……
その……暴力は……いけない事だと思いますよ……
……すぐ回復してあげよ?
2号と…3号……
あ…………
いつになく赤毛ちゃんの杖がバチってる……
あんな電気起きてたっけ…前。
うわぁ……幼女。
その短剣…人に見せちゃダメって言ったじゃない。
しまお? ね、すぐしまおう?
茶髪ロングさんっ!?
……それ
……特訓用の芯入りの木刀。
なんで持ってるの??
…………
その笑顔……ちょっと守りたくない笑顔だよ?
……えっ?
第2ミッション??
浮気者にオシオキ??
やべぇぞ……イケメン1号。
…………命が惜しかったら……今すぐ
走れっ!!
振り返るなっ!!
GOGOGO!!!!
***
赤毛ちゃん。
茶髪ロングさん。
幼女さん。
ごめんなさい。
はい。
私は犬耳ちゃんとワンワンしてました。
ごめんなさい。
本当に反省しました。
1号のケツに免じて許してください。
ごめんなさい。




