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元聖人勇者 改め ドゲドーです。  作者: フェフオウフコポォ


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29/64

29話 ドゲドー治療をちょっと頑張る。


 いや……ソレ話聞く限りだと病気じゃなくて呪いだろ。


 治療薬とかじゃあ、ど~にもなんねーんじゃねーの?


 いやいや、だってさ、イケメン一号の妹は元気だったのに突然倒れたんだろ?

 で、医者も原因わかんない、治療魔法も効かないお手上げ~ってな状態と。



 そりゃあ十中八九、呪われちゃったんだろうよさ。



 いや、どんな高級な治療薬使ってもいいけどさあ、病気じゃなけりゃ流石に無駄なんじゃね?

 使うのはかまわんし止めねーよ?


 ……てゆーか、そんな状態なら俺の報酬ちゃんともらっとけよ。

 最初からさぁ。


 いやいや『約束は約束。楽しませられなかったから当然』じゃねーよ。

 ほんと性格もイケメンだな。くそう。




 あ~あ。

 どうせイケメンが遊んでポイした女の中に呪術師でも居たんじゃね~の?

 さぞおモテになられる事でしょうし? でしょうしぃ?

 女なんて右からぁ? ちょいとつまんで? 左~的な?


 ……


 はぁ? 真剣にしか付き合わない??

 はいはい。聖人ですな。はいはい。


 じゃあさ、心当たりね~のかよ。

 ストーカーとか。



 あ~……いるのか。

 ストーカーいるのか~。

 流石過ぎるな。イケメン。



 ん? どした赤毛ちゃん。


 ……まぁ、なにを言うかは分かってるけどさ。


 うん。やっぱり言うか。

 はいはい。


 1号には世話になったしな。


 もちろん。

 うん。見るだけ見てみるよ。



 ……あ~……1号くん。1号くん。

 ちょっと今から大事なこと聞くけどいいか?






 ……妹は可愛いのか?



 イッテェっ!!


 赤毛ちゃんっ!? 街中で電撃はやめよっ! いつか捕まるよ??

 てゆーか、威力マシマシなんですけどぉっ!?



 ああああ! わーかーりーまーしーたーー!

 あ~! 首根っこひっぱらないでー! 茶髪ロングさん!

 俺ちゃんと歩く歩くーー!! 一人で歩ける~っ!




***




 コレは……遺伝子の成せる技なのか?


 兄妹そろって美形だなオイ。

 ……超美少女じゃんっ!!

 俺テンション上がっちゃったよ!



 あ~……苦しそうだな~。

 ちょっと見るよ~。



 ……



 おう。コレやっぱ呪いだわ。


 ん? 解呪はできるぞ。

 ただ結構種別的に強い呪いだから、俺が解呪すると呪いをかけた呪術者にそのまま帰ることになるけど……ま。それはまぁいいよな。うん。自業自得だ。



 今すぐ?

 おういいよ。



 あ。


 ……また思いついた。


 思いついちゃった。



 俺。

 容赦なし。


 くふ……


 …………


 ……流石にちょっと容赦するけど。




 あ~……エフンエフンっ!

 ちょっと聞きなさいチミ達。


 ……コレ解呪には胸に直接触れてないと駄目だわー!

 治療だから仕方ないわー!

 触ってもいいか? いいよね? 触らないと治らないもんなー! 仕方ないなー。

 ホントはそんなことしたくないんだけどなー。

 治療だから仕方ないなー!!


 ……じゃ、失礼しマース。


 とりあえずベッドから半身おこそーねー。


 ん~。

 コレ前からじゃ触りにくいナー。

 俺が後ろに回らないとダメダナー。仕方ないナー。


 いや~治療は直に触れてないと十分な効果でないからな~。

 しかも両手でやんなきゃだわー。


 じゃ、いくよー。

 うへへ。



 おうふ。



 控えめながらも……あるにはある。

 これは良いおっぱいです。



 もみもみ


 解呪






 もみもみ。




 もみもみ。




 クリクリ ピクン



 ヘブゥっ!


 イッテェっ!!! 超イッテェっ!!

 茶髪ロングさんっ!? 剣はやめよう!??

 いくら納刀状態でも唐竹割なんて食らわせたら普通の人だったら死んでる可能性だってあるよ!?


 いや、ちゃんと治ったって!

 解呪しました!

 大丈夫だって。



 ほらっ!

 ほら! 妹ちゃんずいぶん楽そうじゃん。

 多分すぐ目を覚ますよ。



 なんだよイケメン1号


 複雑な顔しながら礼言おうとしてんじゃねーぞ?

 お礼言う時はちゃんとしっかり言うもんだぞ。人としてさぁ。



 あ。これはご丁寧に。

 いえいえ。こちらこそ結構なお手前でした。



 ……あれ?



 …………


 まぁ、あれだ。

 うん。



 また起きて様子見てさ。おかしかったら教えてな。

 俺それまで赤毛ちゃんたちと浴場行って来るから。


 おう。風呂。

 フロスキーなのよ。


 じゃーなー。




***




 ああああああ~~~~………



 ……浴場って男女別なのね。


 お風呂で久しぶりにキャッキャウフフできると思ったのになぁ……

 妹ちゃんのおっぱい揉んでムラムラっくすやのに。


 ………


 まぁ、いっか。

 広い風呂は久しぶりだし、のんびりはいろ。



 あ~……やべぇなー。

 コレ寝ちゃうわ。


 きもちえー。


 でも暑いし、一回出て体冷さましてからもう一回ゆっくりはいろ。



 ……


 ふぅ。


 って、うぉうっ! イケメン1,2,3号!?

 ビビった~……



 ……そっかそっか妹ちゃん元気でそうか。


 ―― 1号超でけぇっ!!



 ……礼を言いたい?

 いいよそんなもん


 ―― 2号超ふてぇっ!!



 ……話がある?

 お、俺もう上がるから後で高級レストランにでも来いや!


 ―― 3号超なげぇっ!!!



 ……


 う……


 ……うぅ。


 お……俺は…お、俺はぁ!

 お前達となんか風呂に入らないーーーー!!!!



 うわ、うわぁああぁぁん!!


 うわぁぁぁああああああーーーーーーん!!




***




 あ~……やるせない。

 入ったばかりなのに、つい出ちゃった。



 あ~……

 ……なんか凹むわー。

 わけもわからない敗北感でいっぱいだわ。

 癒されたいわ~~……



 主に性的に。



 ……


 はぁ~……


 ……赤毛ちゃんたちは風呂だしな~。



 ……


 …………はぁ~~~~~~~。






 っ! そうだ!


 犬耳ちゃんだっ!



 転移!




 犬耳ちゃん! 犬耳ちゃんっ!!

 元気? 元気? ワンワンしようや。ワンワンっ!


 農作業の途中? ええやんええやん。

 かまへんかまへん。

 犬耳ちゃんいいニオイしとるから関係ない。

 なぁワンワンしようやぁ!


 あんな……ワイ今、精神的にダメージ受けててな……癒されたいんや。


 やからめっちゃワンワンしたいんや。たすけてーな。

 なぁ。ええやろ??


 そうっ! ソレ! ご主人様命令っ!!


 ほらほら半脱ぎでええからワンワンスタイルになりーな。

 ハァハァ。はよはよ。


 ごめんねごめんねごめんね



***



 ごめん……ね。



 ……ふぅ。



 いやー。なんかありがとー。

 悪いね急に来ちゃって。


 突然犬耳ちゃんのこと思い出しちゃってさ。

 我慢できなかったのよ。

 ゆるして。


 たぶんまた落ち込むことあったら来ちゃうかもだけど……いいかな?

 そっか。いいか。


 うへへ。

 なんか嬉しいから、ちょーチューしちゃうぞー。


 うえへへへへ。

 犬耳ちゃんかわいーなー。




 あ。


 ……やべぇ。


 赤毛ちゃん達のこと忘れてた。



 …………


 ま。まぁ?

 イケメンたちもいたし、高級レストランに行けばいるだろ。

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