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元聖人勇者 改め ドゲドーです。  作者: フェフオウフコポォ


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27/64

27話 ドゲドー盲点に気づかされる。


 …………


 ……え~っと。



 『いや~! トカゲなんて狩っちゃってゴメンネー!」


 ……って、言った方がいい?


 それとも


 『な? 人間不信になるだろ?』


 ……って、ドゲドーったらいい?



 あ。そうですか。

 黙ります。


 ごめんなさい。



 …………



 あ、あれだね~!


 ほらっ! 赤毛ちゃん見知らぬ親戚たくさん増えてよかったじゃんっ!

 多いと楽しいかもよっ!


 茶髪ロングさんも縁談がいっぱいって良いの選び放題じゃんっ!

 やったねっ! よりどりみどりだよ~。



 幼女は……うん。

 あれだな。アレだ。


 うん。アレだわー。

 うんうん。

 アレアレ。



 あ、はい。

 黙ります。


 ごめんなさい。



 …………


 お、お~い。

 みんな元気出して~??



 みんなが元気出すなら、俺トカゲ狩りにでも行っちゃうぞー??


 あ。逆効果ですか。

 ごめんなさい。




 えー……みんなもう帰りたくないとか言わないで~。

 おうちだよ~?


 ………


 いやいやいやいや!

 村捨ててもあれだよ? 故郷は変わらないよ??


 え~……それでも出たいか~。



 いや、てゆーかソレだと俺一人になれないじゃんっ!



 あ~?

 うん?


 あ。ちょっと俺の気持ちが分かっちゃったか~。

 うんうん。


 なんかそれはそれで嬉しいんだけどさ。

 今は『ごめんね』って気持ちの方がでけーよ。



 お??



 赤毛ちゃんどした?

 なんか閃いちゃった?


 『これだっ!』的な顔してさ。



 うん?

 俺が最強なら赤毛ちゃん達も最強になればいい?



 …………


 ……いや。

 最強ってそんな簡単になれないでしょ?


 いや、茶髪ロングさんも幼女もハっとした顔すんな。


 まぁ? 赤毛ちゃんの電撃は俺でもイテェってなるくらいだし、茶髪ロングさんは騎士相手でもボッコボコにしちゃえるし、多分幼女も結構強いけど………


 ……いや~。



 あれ?

 俺並じゃなくても普通よりは強いのか?


 って、みんなキラキラしだすな。


 えっ!?

 旅行は終わりでいいけど、修行につれてけ!??


 おいおい無茶言うなー!



 ん?

 じっくり冷静に考えてみろ?


 え~っと。


 俺は『最強だから求められてる』と思ってる。


 うん。そうだね。


 赤毛ちゃんたちが最強っぽくなったら?


 ん~~……


 …………


 あれっ?


 あ。 うん?


 あれっ??



 それでいいのか?


 ……あ~ね。

 それでいいのか。


 んんっ?



 ……えっ!? 時々一人になる時間も作ってくれるの?

 え? 嘘! 至れり尽くせりじゃん!

 いいの??


 おけおけ!

 じゃ、行こうか最強目指して修行の旅!


 え? すぐ出よう?

 ええっ??

 せめて風呂入ってからにしようよ。


 え~……すぐ出たいのか~。


 え? さっきの街に浴場あったの??

 じゃあ、まぁしゃあないか。


 せめてもう一回、出かけるってみんな家に言ってきなよ。


 いや……それはちゃんと言ってこよう? 流石に。


 いやいやいや。

 ……え? ホントにいいの?



 わ、わかったから。

 いやくっつきすぎっ! いたいいたい!


 はい。わかりました。

 転移。




***




 なんか高級レストランだいぶ馴染んじゃったね。

 この時間カフェで開いてて良かったよ。



 あ~……なんだ。

 みんな落ち着いた??


 なんか俺も勢いで乗せられちゃった感あるけどさ。


 ……ホントにいいの?



 戦うってことだよ?

 殺し殺される世界に足突っ込むってことだよ?


 まぁ、自然の摂理ではあるけどさ。



 …………


 うん。覚悟が決まってるならいいよ。

 手伝う。


 ってゆーか。俺の為に頑張ろうとしてくれて有難う。


 これからまたよろしく。


 俺もみんなを胸張って好きって言えるように頑張るわ。



 ……今はまだ。


 『多分好き』


 で許して欲しい。



 ……


 うへへ。

 なんか照れるな。

 うへへ。




***




 あ、そうだ。

 イケメン達に世話になったのに、俺ちゃんと礼してないよ。



 っ!

 思いついた!


 最強の道への第一ミッション。

 『イケメンたちを街から探し出せ』

 でどう?


 何も戦うことばっかりじゃないしさ。

 うんうん。


 え? 幼女もうどこら辺にいるかわかる?

 は? ちょっと待って、マジでパねぇな。その能力の需要すんげー高ぇぞ?



 おう。じゃ、早速みんなでいってみよーか!




***





 おーうイケメン1号!

 お、2号と3号もいるのかー!!


 いやー世話になったな。

 おかげで、丸くおさまったわ。

 ほんと有難う。


 ……って、なんかあったか??



 はぁっ!?

 変顔イケメンが誘拐されただぁ!??


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