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元聖人勇者 改め ドゲドーです。  作者: フェフオウフコポォ


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25話 ドゲドー幼女とデート。

 ようじょー。何するよ?

 丸一日って、けっこー長いよ?


 だから、引っ張らなくてもちゃ~んとついてくって。

 安心しろ、まだちゃんと一緒にいるから。


 て~か、そもそもどこ行くの?



 あ。

 その顔決めてなかった系?


 おう。悩め悩め。

 おっちゃん、いくらでも待ったるでー。



 …………


 ……


 …


 おっ?

 何を閃いた??


 ん? 昨日のとこ?


 ……いいよ。


 じゃ。ほれつかま……はえ~な。



 転移!




 ついたよ~。


 やっぱ緑はいいな~。


 で?


 お?



 っ!?


 どした幼女!?


 とりあえず俺が竜の爪で作った短剣を無言で取り出すのはやめなさい! 怖いからっ!!

 何する気なのっ!?




 ……え?


 あ。特訓?




 あー……びっくりしたわ~。


 刃物を出す時は、ちゃんと最初に一言ひとこと言おうね。

 ちょっとマジでビックリするから。あと、他の人だと開戦になるからな? 気をつけなさい。



 ……ん~。


 でもその刃物だと危ないからさ、枝でやらない?



 え~~?

 それがいいのかー。

 ……おおうかたくな。


 そっか。わかった。

 じゃあ幼女それ使いな。



 俺は……ん~。

 流石にその短剣が相手だと枝に魔力注いでも心もとないな……


 ちょっと茶髪ロングさんに武器借りに……あ?

 茶髪ロングさんのとこに行っちゃダメですか?


 なんで?


 え~……



 どうすっかな……

 あ。そうだ。

 じゃあ、ちょっとおいで。

 一緒に武器防具屋のとこ行こう。



 っ!?


 止まれっ!



 よしっ!


 よしいい子だ。

 ……よく止まった。


 そう。

 短剣しまってからにしような。抱きつくの。




 ほい、おいで。




 転移!






 よう。武器防具屋。 久しぶり。

 今日はこの子の装備見繕(みつくろ)ってやって。


 まぁ。成長途中だしな……動きやすいように軽めの小手と具足。

 あと胸当て…かな?


 は?


 ……いや、幼女。

 …………あんまでかくなるとか夢みたこと言うなよ。


 あ。うんうん。ごめんごめん。

 でかくなってからまた考えような。

 胸当て。な。



 ……なんだよその顔。




 武器防具屋~。


 小手なんだけど幼女は短剣使うからさ、左の小手に盾の機能とか持たせられる?

 おけおけ。すぐやって。


 え? 30秒でできる? お~凄腕!

 ってアタッチメントか。



 ……便利だな。それ。


 幼女見とけ。

 便利そうな小手だ。


 ……あれさ。


 矢とか出せるギミック付けたらかっこよくね?



 あれ~?

 ……幼女には男のロマンは伝わらんか~。超カッコイイと思うのに。



 あと俺に練習用の芯の入った木刀かなんか頂戴。


 いやいやいやいや! 俺の魔力入れても普通の木刀じゃだめなんだよ。


 はぁ?

 あぁもう。相手する短剣見てみろよ。

 幼女~、ちょっと幼女の短剣見せてあげて。




 な?



 ……おい。

 武器防具屋。なんて顔してやがる。


 顔を戻せ!

 そんな物欲しそうな顔すんな!!

 幼女に手を伸ばそうとすんなっ!! ヤメロやっ!!


 たく……おいヤメロっ!!


 幼女こいつらに近寄っちゃだめだぞ!



 あと、こんなんなっちゃうから短剣見せびらかしはやめとけな。


 ……あ~重々わかったか。

 そりゃ~変態にハァハァってにじり寄られたらわかるわな。ごめんごめん。





 ほれ、武器防具屋。

 商品全部渡せ。

 あと、金はホラ金貨で十二分だろ。


 やるよ。

 いいんだよ。


 ……領主にはもう頼れねーわ、なんつーか心情的に………怖いから。



 おう。いいって事よ、


 あ~。もし……さ。

 この幼女とか、前の赤毛ちゃんとか茶髪ロングさんが俺無しで来ることあったら、釣りの分でいい対応してやって。

 それで十分だわ。



 よし、幼女いくぞ。

 おいでー。

 わお、ドーンだな。




 ほい、転移。






 よ~し。準備万端。

 じゃ、いっちょ幼女に特訓してやりますか。


 うん?

 そうだな。


 ……まずは生き残る為の防御と逃げを十二分にやるぞ。

 その後ちょっと攻撃な。



 やるからにはスパルタでいくぞー。

 勇者モードになっちゃうぞー。





***




 いや、正直驚いてるよ。

 レベル上がったって言ってたけど、普通に一般人よりは強いよ。幼女。

 筋もいい。


 コレお世辞じゃなくて本気な。



 具体的に?

 おう。任せとけ。



 あれだな。

 早いわ幼女。動きが。


 あと気配を感じるビン☆カン☆娘だから、相手の動きも訓練すれば先読みもできると思う。


 そうなったら、せんせんを取りながら、せんもとっちゃう剣士キラーの出来上がりだな。



 あ? わかんない?


 感覚でわかれ。

 考えるんじゃない。感じるんだ。




 ……そっかムリかー。




 あれだよ。

 相手が動く前に相手が避けれない速さで攻撃出せる。


 ここまでおーけー?


 さらにそれだけじゃなくて


 相手に幼女がしかけた攻撃が読まれた! あぶなーいピーンチ!


 ……な~んちゃって。 その攻撃わかってましたー! てーい。って攻撃できる。


 そんな感じ。



 おう。

 でもまぁ攻撃が分かってても避けきれないくらいに強い相手もいるからな。


 そういう格上には通じないから気を付けろ。



 ……



 しっかし、なっがいこと特訓したな。

 流石におなかペコペコだわ。

 もう帰ろう?


 え?


 ……まだかー。

 そうかー。

 幼女スパルタだなー。



 ん~……まぁ、おっけー。

 気のすむまで付き合うよ~。




***





 幼女~。

 もう幼女フラフラじゃん。


 もう強制終了な。

 帰るよ。おいで


 ……おう。


 もう意識ねーじゃん。

 どんだけ頑張るんだよ。



 ……



 転移。




 ……ただいまー。


 …………


 え?

 何? 二人とも……


 はぁっ!?


 いやっ!?

 いやいやいやっ!! 何もしてない!!

 するわけないじゃんっ!!


 ちがっ! 幼女グッタリしてるの特訓したからだよ!



 …………


 ちげーよっ!!

 『そっちの特訓ですね。わかります』じゃねーよっ! 本気でちげーよっ!


 短剣っ!

 短剣の特訓したいって言ってたから付き合ったのっ!!



 ちょ! ……その目。

 全然信用してねーだろ。

 俺が幼女襲うと思うのか!?



 ……


 あ~……

 うん。


 まぁ、そっちは信用ないわな。


 ちょっとこれまでの行動、反省。


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