表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
元聖人勇者 改め ドゲドーです。  作者: フェフオウフコポォ


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

20/64

20話 ドゲドーはここにいません。


 この部屋に俺はいませーん。


 眠ってるので、ほっといてくださーい。


 千の風になってま~す。




 ……あ。

 もしかして夜ご飯食べるお金とか足りないのかな?

 ま。そうなんだろ~な~。はいはい。


 ……ちょっと渡しとくか。



 ぉお……3人勢ぞろいかよ。


 ……ちょ、なんか怖いな。喋ってよ。



 ……ほい。

 お金あげるから、夜ご飯食べてきな。


 いや、首振ってないで受け取りなよ赤毛ちゃん。



 受け取らないなら別にいいよ。

 はい茶髪ロングさん。



 ……なんで受け取らない?



 ほい。幼女。



 ……幼女もいらないなら、もういーや。

 じゃーね。




 うぉうっ!!

 赤毛ちゃんタックルやーめーやっ!



 おふうっ!!

 茶髪ロングさんも今の聞いてた!?






 幼女。幼女っ!

 おめーはハウスだっ!


 ちょ、助走つけよーとすんな!


 ちょ、ちょ、



 ………な~んで赤毛ちゃんも茶髪ロングさんも綺麗に離れるかな~~!


 オボぉっ!




 …………


 ……


 とっても


 痛いれす。






 なんだかとても痛いです。



 そんなに見ないでください。



 顔を見ないでください。






 ん?


 茶髪ロングさんと幼女ご飯に行って来るの?


 うん。わかった。気をつけて。



 これお金。

 いってらっしゃい。




 ………




 赤毛ちゃん。




 泣くなよ。




 なんで赤毛ちゃんが泣くんだよ?




 俺が悪いんだろ。




 急に笑うなよ。




 泣かれるよりいいけど。






 うん。



 ご飯い~や。



 一緒にいよう。







 ***



 **



 *




 いや、流石にお腹減ったわ。うん。


 赤毛ちゃんやっぱ出かけようぜ。

 夜の街だし、お酒飲もう。



 え? 宿の人にオススメ聞いてあるの?

 やるね~。

 赤毛ちゃんやるね~。


 じゃ、いこいこ。



 ***



 お~……コレはいけるっ!

 赤毛ちゃん達の料理も美味しいけど、こういうのってなんか別の味だよね。

 the外食って感じ。



 あれ? お酒飲まないの?

 俺は飲んじゃうよ?


 そっかー。



 かーーっ!

 うへへ。美味しいれす。




 うん?

 楽しいよ?



 うん。



 その……



 ありがと。








 ごめんね。





 あ~……なんだ。

 今日は朝まで、二人でいよっか。



 うん。

 手をつなごう。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ