3-2.勝手に和解する&ラブコメ化問題
◽︎勝手に和解する
憎しみあってる二人を書いたとする。いつの間にか、お互いを許し、あっさり和解していた。
こんなケース、あると思う。
AI君は安全運転する。
予定調和が好きってことだ。
そして感情の重さが測れない。
だから、憎しみ合っていると、安直に、
「危険→和解させよう。ふぅ、いい仕事した」
に、なりやすい。
この場合は、なぜ和解できないのか、キャラクターに理由を用意すること。
それは「物語を引き延ばすため」ではない。
その人物にとって、許さないほうが自然だからだ。
理屈があれば、彼は止まれる。
◽︎ラブコメ化問題
シリアスを書いていたのに、途中から、軽い掛け合いに飛んでしまう。勘違い・すれ違いが可愛い方向に飛んでしまう。
心当たりはないだろうか?
これはAI君の安全装置が起動したサインだ。彼にとってラブコメは、倫理的に安全で読後が明るく、失敗しにくい。
つまり大好きなやつだ。
統計的に“成功率が高いジャンル”だから、つい寄せて行ってしまう。
この原因は
・関係性が曖昧
・感情の重さが未定義
・ゴールが指定されていない
これがそろった時、AI君は安全運転に移行する。
世界を定義することで、これを防ごう。




