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 拠点に戻って、もう一度狩りに来るまでに数日掛かった。

 それは拠点と、狩りで使っている水場の往復に時間が掛かるのもあるし、それに、泥炭を拾ってきて乾かすための時間もある。

 泥炭はまだまだあるけど、一度に拾って持って来れる量は限られている。

 数日おきに拾って来ないと足りなくなるのが、とても面倒だ。

 荷車が欲しい気持ちは高まっていても、手に入れる方法はまったく思いつかない。ウリボアの皮を売っても、そのお金は麦と果物で消える。

 もっと肉が余るくらい狩ればいいんだろうか。

 見つけれればだけど。

 今回は見つけれればいいな。


 水場には誰も居ない。

 この前会った長屋の人は、みんな兵士になったと言ってた。狩りに来る人は居なくなったのかもしれない。

 街への往復の時とか、何度かこの水場を使ってるのに、人が居ないのはそういうことなんだろう。

 それでも念のためにマスクは身に着けたままだ。

 前みたいに兵士が奥まで来ることだってある。ここでマスクを外すような怖いことはしない。

 革袋に水の補充だけをして、すぐに離れる。

 今度こそウリボアを見つけたい。何度も往復するのは面倒だから。

 それに肉が食べたい。麦粥はなんか、食事というよりもお腹に入れるだけの物という感じがして飽きる。


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