【二周目-03】
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【釣書記載事項の不備】
シーナ=ペンフィールド釣書
名 前:シーナ=ペンフィールド
生 年:王歴660年5月30日
一、出自
■ 父系
父:ガーウィン=ペンフィールド
母(生母):リウェン=ペンフィールド(故)
母(継母):ロウェナ=ペンフィールド
祖父(父方):アルフレッド=ペンフィールド(故)
祖母(父方):エイリー=ペンフィールド
■ 母系
祖父(母方/生祖父):エドウィン=デンヴィア(故)*1
祖母(母方/生祖母):ニーヴ=デンヴィア(故)*1
祖父(母方/継祖父):カイロ=グレイモンド
祖母(母方/継祖母):エイティン=グレイモンド
■ 兄弟姉妹
妹:ミラベル=ペンフィールド
二、身分および婚姻
婚姻歴:未婚 *2
家 格:王国伯爵位・ペンフィールド家令嬢
三、学歴
王都女学校(在学:667〜669)
四、特記事項
先般申し述べ候ところの娘にて候*3
五、署名
本書記載のすべて、ガーウィン=ペンフィールドの証とする。
署名:ガーウィン=ペンフィールド
*1:記載の母方生家デンヴィア家との間に、シーナ=ペンフィールド本人との血族上の続柄は存在しないことが確認された。
*2:本人ならびにペンフィールド家関係者、並びに関係婚姻家および当時の使用人らの記憶は一様に欠損しているものの、現存する記録資料においては四度の婚姻および離婚の事実が確認される。これらの記録に基づき、シーナ=ペンフィールドはアルヴェンダール=ロウデンとの関係に至る以前、短期間の婚姻と離縁を反復していたものと推察される。
*3:命の魔法を所持していることを指すと推察される。ロウデン侯爵とペンフィールド伯爵の燃え尽き書面の送信記録あり。




