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『空想』の中で『空想』  作者: みつ


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5

僕は、

そのネット上のサイトから、

離れて、

スマホの電源をオフにした。


自宅に1人いる僕は、

静かに考える…。


(僕が、60歳までは、頑張って働いたとする…

年金の未納は、ない………

あとは、その時、

僕の口座に、どのくらい残高があるのか…


僕は、60歳の時点で、

日常、どんな暮らしをしているのか…?

いや、どんな暮らしが、したいのか…?)



 僕の両親は、

今、まだ己のことは自分で出来る状態で、


僕は、

肩が痛い…腰が痛い…昔ほどの握力は、ない…!


だが、多少、硬いものも噛むことができ、何とか食して、

一応、僕も普通には生活している…。



  今、僕は本音の本音で、

あらゆる観光地を旅行したい……!

でも、

現実世界で、

それを実現している人は、

どのくらい、いるであろうか…?


確かに、そんな人が、いたとして、

その人は、

それだけが生き甲斐な人ではないか?

家庭を持つ、とかは、

とうに考えず、

物欲もない…

そんな人が、ただ何より旅行したい!と、

世界を飛び回っているのでは、なかろうか…?)


 そんなことを考えていると、

僕は、いつの間にか眠ってしまった…。


それで朝が来て、

僕は、目覚めたら思った…。


『僕のコップには、まだ水が半分ある!』…と。

その水は最高級品の水では、

ないかもしれない。

でも、現時点で、

僕のコップには、

確かに半分は、水が入っている。

すると、

僕は(おの)ずと、こうするべきだ!というのが見えてきた。

一番は、やはり健康であった。

これ以上、自身の健康を悪化させない…

そのような暮らしをする…

そういった己に合った働き方…


で、もう、その先を今、考えるのは、

置いておこう…と思った。


まず、健康に関することをクリアしてから…

それが守られている状態に、なったら、

次を考えようと思った…!


【【それから、しばしの歳月が流れた…。】】


   この話におき《終わり》が近い……。

僕は今まで生きて、

世の中には、

長編小説を愛する人達が、いることを知った。


(おび)にするには長すぎて、

(たすき)にするには短すぎる……。


僕は、なんとか、帯には、なれないだろうか?


 漫画というのは、

日本では、もう文化(カルチャー)であり、

日本漫画のファンは世界にも多い…。

僕は長く長きに連載されている日本漫画を読み、

こんなエピソードを知った…。


世界中の、どこかに、

その、たった1つの御宝(おたから)は、あった。

それは間違いなく事実であった。

それを我が物にしたい!という男が、いた。

男は、まず考えた。

(世界中の、どこかにある……

ということは、世界中にネットワークを持つ大組織に、いれば、その情報が手に入りやすい……しいては、それに遭遇する可能性が高い…!)と…。

だから、男は大組織の一員に、なった…。

彼が、なぜ、一員として、そこにいるのか?は、彼のみぞ知る…!


 僕の話をしよう。

誰かからの又聞きではなく、

僕が語る僕自身の話…。

僕はレトロ本のコレクターで、あった。

だから、己が居住する地域にある、

古本屋、骨董屋は、回りに回ったのだ。

だが、

僕が望む、真に欲しい、

確かに、世界には、あって、僕の手元には、その古書がない!という現状であった。

僕は、地方に住んでいた。

僕は考えた。

(…人が多い地域の古本屋、骨董屋をまず行けば、そのレトロ本に遭遇できるのでは、ないか…?)と。

それで、実際に、そうしたんだ…。

その甲斐あって、僕のコレクションは格段に増えた…。

それが事実。

そして、そのことを、

ある時、父に話した。

父は言う。

「おまえ、それなら、ネットオークションの方が早くないか?

いや、おまえが欲しいレトロ本をネットで検索する……そうしたら、日本各地の、

《うちに、ありますよ♪》の個人や御店が、

だ~っと、あがる……それを買えばいいんだよ。なんで、わざわざ、自ら遠方に出向いて、

大海原にいるかもしれない珍魚を

探さなけばならない…?


あ~!でも、気をつけろよ!!

高値のネットオークションは気をつけろ!!

先に代金を振り込んで、

品物が来なかったり、

品評に書かれてるのとは違い、すごい粗悪品なケースもあるからな♪」


僕の父親が僕に述べたことは、

この現代世界での紛れもない事実であった…。


《今度こそ、【おしまい】に向かおう……!》


 時間経過したこと自体が重要で、あった。


僕は、《ある男》をネット検索した際に、

その時、己の欲しいものを認識した。


 時間の過ぎ去りが、必要であった…。


僕は以前、欲しかったものを、

今でも欲しいのか…?

自ら、己の内から聞こえる声に耳を澄ませる……

すると、

今は、さほどでもないものと、

やっぱり、どうしても欲しいものがあった。


…もう後者のことに焦点を絞って生きてゆこう!


それは、今の『僕』の延長線上にある!!と信じて…。


            【おしまい】

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