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推しからの愛が強い件  作者: しゃのあーる
あなたとこれから
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勘のいいニノちゃんは嫌いだよ

みんな知ってるか?

最近のラブホテルって宿泊プランだと朝食付きで、頼んどけば朝は時間通りにスタッフが部屋まで届けに来てくれて、なにより意外と美味い。


旅行とかで利用する時とか、宿泊費をビジネスホテルと比べるとちょっとラブホテルに泊まるのもありかもって思いつつ宿泊プランの朝食についていたトーストを齧る。

部屋も広いし、風呂も広くて、ベッドも広い。

なにより洗面用品の取り揃えは素晴らしい。

いや、ビジネスホテルの朝食バイキングもそれはそれで私は好きだ。

立地面もビジネスホテルの方が駅に近かったり繁華街や観光地に近かったりとどちらのスタイルのホテルもどっちがいい!とは言いきれない。

ただ旅行の宿泊手段の1つとしてはなかなか優秀だったりする、ってだけの私のオススメ。

未成年者だったり、お子さん連れだと利用出来ないから注意だよ!


「どうしたの?すっごく難しい顔しながら食べてるけど…」


隣で怪訝そうな目を向けてくるあかりちゃん。

「いや…なんでもない」

心の中でラブホテルとビジネスホテルの良さを力説してたとか、ちょっと恥ずかしくて言えなくてモソモソと口の中のトーストを咀嚼する。

何となくつけられたままだったテレビのニュースでは税金の話題から、今SNSで話題の猫の動画に画面が切り替わった。


「…家帰らなきゃ…ご飯…!!」

画面いっぱいに映された猫はどうにも、うちの飼い猫に似ていてハッと昨日の朝から餌をあげていない事を思い出した。

外泊するって連絡してなかったし、あたしに懐かない。と世話にノータッチなキミが餌をあげてくれるなんて気の利いた事絶対しない。

あわあわ、とトーストと携帯を手にキミに連絡だけして餌をあげといてもらおうか、いやでもこの時間帯は寝てて着信にも気付かないだろうし。

ましてやいつもドライフードを多めにあげて食べ残してるのを見て「もったいねぇ」と言い放つ女だ。

連絡したところでまともにあげてくれるわけが無い。


「お、落ち着いて。ニノちゃん」


残っていたトーストを頬張り着替え支度をしようと立ち上がった私の腕をあかりちゃんが縋りつく。

「なつなら心配しなくて大丈夫!」

あかりちゃんが何故か自信満々といった様子で大丈夫と言い切った。

「え、でも、ご飯…」

「大丈夫、心配しなくて!ね?だから、座ろ?」

なんだろう。

この違和感。

腑に落ちないまま座らされ、あかりちゃんの手が腕から離れていった。


多分、嘘はつかれてない。

けど何か隠されてる気がする…。


「蘭ちゃん…」

「え…?」

「蘭ちゃん、私んちに居るの?」


あかりちゃんがバレた時にのショウ・タッカーみたいな顔してたのは気のせい。

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