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推しからの愛が強い件  作者: しゃのあーる
あなたとこれから
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発育が宜しいようで。

こういう初歩的な悪戯に慣れていなかったのだろう残念なイケメンは尻もちをついたまま何秒間か状況が掴めずフリーズしていたが、颯爽と立ち上がれば「HAHAHA!僕とした事が!」と1人で高笑いしながら椅子に座り直していた。

ウザいくらいポジティブだなぁ、と感心する。

車を置いてきた秘書さんが室内に入ってきて面談という名のオーディションを始めても良いかと確認してきた。

アイドルの卵、ご当地アイドル、地下アイドル、グラビア系アイドル、セクシー女優が集まったアイドルグループ、秘書さんから渡された資料にはこの面談にくるアイドル達のエントリーシートや経歴、写真などがあった。


いよいよ思う。

なんで、私がこんな所にいるんだろう。


ペラペラと書類をめくり見ていればトップバッターのアイドルグループの子達が部屋に入ってきた。

まだ10代前半の若いご当地アイドルの子達3人組だ。

東北の方出身で独特の訛りがある。

最年少の子で11歳と言っていてビックリした。

おいおい、私が11歳の頃なんてドロケイとか中線踏み、ドッチボールとかで男子に混じり鼻を垂らして遊んでた頃じゃねぇか…。

やけに大人っぽい11歳にただただ感心しながら彼女達が今出来るパフォーマンスを見ていた。

なんというか、今どきの子は発育が良い。

身長なんかは優に160cmは超えているし、顔付き、体付きも"大人"だ。

何を食わせたらああなるんだろう。

純日本人体型の私には永遠に解けないであろう疑問だ。


面接官である残念なイケメンはニコニコとイケメンスマイルを浮かべたまま喋らず、秘書さんがあれやこれやと彼女達に質問していた。

なんだ。黙ってることも出来るんじゃん。

そう感心した直後に黙ってた意味を知る事となって蹴り殺してやろうかと思ったのはナイショの話だ。

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