表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

23/27

22.トシ、精霊使いになる

トーヤはとりあえず、変態だということになりました


天体王者ならば・・・あるある・・・ねぇぇぇぇよ

という阿鼻叫喚が生まれたのは本日ですが

その噂は、全大陸に広がるのは時間の問題でしょう


そんな噂に拍車をかけるのは

現在の状況

嫌と抵抗しましたが、絶対的なレベルの差で

無理やり御膝だっこ+なぜかコートの中いん状態で

カフェで談合中


カナンもそばにいて、あーんとかさせてくれるんですが

もう、私の気力はすり減って向こうが見えそうな感じですが

諦めるしかないでしょう


天空王者は、早朝に天空門を開放されましたが

こちらに来たのは昼ごろ

私が暇をあかして、精霊を捕まえた後来られて

注目の的になっているので

早く家に帰ろうと思ったら抱き上げて


会いたかった、トシ、とし・・・とかもう涙声で

感動劇を繰り広げて余すさえキスまでして下さいました


そのあとも、待たせてごめん

許してほしい

とかもう、いろいろおっしゃってくださって

本当にもうですよ


私どんな悪女なんですか・・・


そして、私たちは、周りの方たちの計らいもあって

やっとお家に入れたんですが

入ったのは入ったので問題だったらしいです


その2時間後ぐらいの私がかなりおねむになっている時間に

カナンが海底門開放してこちらにこられて

その時もあんまり記憶にないのですが

にっこにこつっやつやのトーヤとまわりの談


まぁつやつやにはお風呂にはいったのでなるでしょうけど

にっこにこなのは、いつものことなんですけどねぇ


カナンは、トーヤと違ってその足ですぐに来てくれて

ボス討伐用の対効果のエフェクト付きで

おつきの騎士の方もそんな感じで

水があふれ、魚がおどり

輝けるサンゴとか・・・もうこれはどこの舞台ですか的な・・・

まぁ今のすべてが防御スキルのエフェクトなんですけどね


だけど、その様子をみて

竜宮城はここにあった・・・とか

そんな文字が躍ってましたが

頷ける見た目ですよね


そのことで、他のことはすっかり忘れてましたが

お二人のラブラブっぷりは顕在で

三人そろって家に消えたので

また憶測を呼んだと・・・いうことらしいです


ちなみに、全ての時に、リキさんいるのに

ちっとも、ちっとも、親様の目も、大衆の目にもとまらず・・・です


ずるいです、というと・・・

台風の目は以外と穏やかなんだよと

遠い目で言われましたね


ですが、こういう状態は

私が小さいころ現実でしていただけたら

嬉しかったんですが・・・と漏らすと

今だから、ここだからできるんだよ


と、それはもう、2人がいい顔で笑われましたよ

まぁ、たしかに・・・という感じをうけますし

私までこの状態、いえ、御膝だっこのことじゃありませんよ

男女逆の状態のほうがしっくりくるのですから

本質は、これなんでしょうね


現在、喫茶店に集まっているのは先発隊さんたち

なので陸人の先発隊であるガフさんが

わかっちゃいたが、俺らが最後かって

ちょっと悔しそうです


ゲームを楽しんでいるのはいいけど

デスゲームが始まり、遊びの時間は終わり

各自でするのもいいし

集まるなら来いと、トーヤが声掛けしたことから

この会合が始まって

そういうところはかなりカッコいいんです


あと、精霊という存在自体はわかっていたけれど

契約などがなかったから、このゲームにはないと思われていたことで

その件にも注目され私の称号が精霊使い

それも、ワールド全体で初の精霊使いとなりました


どうやって見つけた

どうやって契約をといわれましたので

餌付けのあと、捕まえただけですよ

というと、ちょっと唖然とされていて

皆さん、トーヤとよくにてらっしゃいます


ゲームをする方は、似るものなのでしょうか


トーヤがコンプリートコンプリートとうるさいので

現行わかっている属性の精霊を捕まえにいくことになってますが

御膝だっこされていたらなんにもできませんが・・・


そして、リキさんが、すごーくいたたまれそうなので

離していただきたいです

さすがにこの状態はうれしくないですよね


でも、出て行かないといってくれてうれしいんですけどね


「だって、もともと来るってわかってた話だし

 ちょっと遅かったけどって・・・うわっ」

「ぼーず、それはいうなよ」

がしっと、トーヤがリキさんをつかんでますが

それ、おどしてませんか

レベルの差を考えてくださいませ、母親様


「くぅぅ」とか言ってますから

まったく、いたずらっこな顔をして、困ったお方です


「で、まじめにいくか」

って一番まじめじゃないのは、あなたです

そして、降りようとした私を掴んで留めないでください


睨み付けると、ちゅって私にキスしてきましたよ

ほんと、変態さんですこと


「奴らが言う宝のことだ、何かわかるものはいるか?」

トーヤは、全員の顔を見渡すように視線を送る


「その前に情報の摺合せをしようか」

とガフさん

「こっちの情報としちゃぁ、今朝がた返事のあった運営からの情報ぐらいだな

 まだ公式発表はされてないが

 その内くるだろう」

最新の情報ということでしょう


「さすがに、答えつー答えはないのが運営の見解

 各人種の各クエストクリアをしても、『宝』という宝ではない

 それは、俺らもなんとなく想定内だったはずだ」

その言葉に、いままでの経験により頷く

「グランドクエストアイテムではないということか?」

「なら、そういうだろうし、あの勿体ぶった言い方はきにいらないわねぇ」

「そうなんだよな

 あと、ヒントらしきものが送られてきた

 ipかな・・・154.003.23.7953.6621.3157・・・だ」

「・・・もう・・・一度」

カナンが、震える声でそういう

ガフさんは繰り返す


「私の・・・家です」

「「うち?」ぃぃぃぃ」とトーヤとかぶってしまった


そして、どういうことだと詰め寄られ

とりあえず、家族なのは全員にばれてしまいました

そして、それで私の変わってるのは、当然っていう納得だけが気に入りませんけど・・・


「じゃぁ、ねらってんのか、人か?」

「可能性はあるでしょう」

「ストーカー被害は、姫?」

「インの最中は常にだ

 なんのために我らがいると思っている?」

く、とカナンの騎士たちが、見せかけだけではないとあざけるように笑う

「それもそうか・・・特に最近ひどいとかは?」

ちらりと、カナンは、騎士の一人を見る

「最近は大人しい方でしょう

 むしろ、前作からを疑うべきでしょう」

これだけの数で、ストーカー行為をすれば、ばれるのは早いし

注目するという点ならば、トーヤもカナンも変わらない


もし、カナンを狙うとしたら何が目的というのでしょうか


「殺したいほど、憎まれるならば、俺の方だろう」

トーヤがそういうと、皆さんいろんな表情

「だが、今の今まで、一緒に住んでるなんぞ、おもっちゃいねぇわなぁ」

その所は親様たちは上手かったというべきか

「いや、普通に知ってるはずだ」

「私たちは、結婚した当初ネットにて報告してますから」

とにこりと笑いあう親様


「そうだったかァ?」

ガフさんは知らないご様子

「まぁ、些事に埋もれる記事だな、今から何年前だ・・・」

「トシ、あなたいくつ?」

「歳を答えろというのですか?」

と、睨み付けると2人に目をそらされた


「まぁ、おう、わかった」

とガフさんが空気読みました


「ですが、犯人はその情報を知っているはずです

 お二方の住まい自体は、私たちでも知りませんから」

「そうか」

「ま、何回か引越もしてるしな」

そうなんですよ、その引越の理由が回線状況のいいところに住みたいと

私の学校が近いところに住みたいという理由だけですけどね


お二人ともお仕事は家でなさってますから

会社から遠くなるなどはありませんので

気兼ねなくですよね


その内、家でも買うか~と、おっしゃってましたが

今回のせいで、なくなりそうですね


「2人の宝は、それ、でいいのか」

と私を指差した

「いや、経験」

「知識ですね」

2人はきっぱりという


情報量としては、カナンの方が多い

姫日誌という、かわいらしい名前から想像できないほど

データに裏付けされた情報を載せているらしい


「気にしないでください

 いつものことですし、この通り現在過剰気味ですけれども

 お二人にはそれなりの愛情をもって接していただいております」

というと、皆さん妙な顔


「どっちにしろ、奪えるようなもんじゃねぇよ

 オレが今まで築き上げて来たものも

 カナンがこいつらと築き上げて来たもんも、なぁ」

と、ちらりと水煌宮の皆さまを見ると

全員が頷いている


トーヤのところと違って、カナンのメンバーは

そう簡単に増えないらしい


だからこそ、メンバーとの関係は良好


「内部犯行は?」

ヒッツジーさんが問う

「あり得ない、何年、姫の騎士をやっていると思う?」

目が笑ってない顔でにこりと笑って言われた


背筋がぞくっとしましたよ

「今回、来てない方が犯人ということは?」

「そんなバカな騎士はいないと信じたいところですね」

と私には穏やかに言っていただけましたが

何かひっかかります


「騎士になれなかった方とかは、どうでしょうか?」

「その可能性は、あるかもしれませんが

 小さな姫、我らが姫は、あなたが想像するよりもずっと人気なのですよ」

と、少し呆れたように言われてしまいました

うーん・・・そうなれば、犯人特定には結び付かないと・・・


「こういう犯行っていうのはカンタンにできるものなのでしょうか?」

「おいおぃ、できたら、誰もあわてねぇし

 簡単に直してくれるさ」

それもそうですね

素人にも分かる説明をしてくださり助かります


「では、それなりの知識がある方で、絞ることができますよね」

「そうだね

 トシはネットゲームしないからわからないと思うけど

 ここじゃ、リアルの事情はいわないように

 ゲームとそう関係ないことをいうやつは少ない」

「趣味程度、オフ会までするぐらい仲が深まれば

 本名から住所までしってるやつはいるがなぁ」

「スーパーハッカーだからさーとか、都市伝説並みのこというバカはいるが

 実際は、言語すらしらないようなやつも多いしな

 現実との親和なんぞないに等しい」


「ゲームで遊ぶのも大変なんですね~」

としか言えませんよ

「ま、ゲームだから、楽しんだよ」

ふふ、とガフさんが笑う


「しかし、わからんな

 IPばれした、家特定、何をする?」

「さぁな、犯すとか?」

「寝てるでくの坊をか?」

「そういう趣味のやつかもよ」

と、下卑た話が続きますがどれも決定打にかけます


「あと、複数っぽい書き方だったよな」

「のけ者にされた僕ら、だったな」

「わざとそうしているのかどうかは不明だが

 リスクの分散?それとも、複数でなければならなかった?」


「やはり、内部犯行だろう」

「われらにそんな下種はおらぬ」

と騎士さんは怒ってますが

「ゲームを作る人たちの内部犯行では・・・ってことではないんでしょうか?」

「運営により犯行? まぁ、ネタとしてはありだわな」

「だが、今回、それっぽくないが、かえって怪しい?」

「内の一部ってことじゃねぇの?」

やはり、これも理解できず、で頭を悩ませるしかない状態


「グラウンドクエスト、踏破するか?」

「まぁ、それしかないわな」

と、もう糸口を諦め定番ネタと呼ばれるもので解決しようとしてます

そして、解散


そんなのでいいのでしょうか?

リキさんと同室なのは、親様たちにとって、どうも受入れがたいようで

それでひと悶着ありましたが

いつも通りの平和中


リキさんはとなりのベッドで爆睡

そりゃぁお疲れにもなりますよね


静かになったのでゆっくり考えるとしますか

親様たちを狙った

新しいヒーロー、ヒロインを確立させたい?

それなら、別のゲームでいい話


のけものにしたといっても

テスターから数か月後に公式発表することになってると

私でも知ってるぐらいですからその件でもないでしょう


ならば、本当に、親様のどちらか、または両方がほしい?

といっても親様は人であり、操り人形になれる人たちではない

子でいう私がいうのだから、間違いない


破天荒すぎますから、お二人とも

ならば、ネームバリューを利用したい?

独自ゲームを開始したいから、こんなことをした


他のゲームの運営さんで、お二人が来なかったことを逆恨み?


これがなんとなくしっくりくる

それならば、このゲームの運営さんが、あわてて

犯人グループの方がそれなりの知識や知恵があるのは

当然・・・かもしれない


あとで伺ってみましょう

きっと、ゲーム好きの皆さまのこと

その手のことはよくご存じのことでしょう

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ