第5話 たまには哲学を
後編は神話に乗っかると共に、ちょっと哲学っぽい考えを書いていきました。
自分とは何か? 神とは何か? 世界とは何か?
常日頃からこんなことばかり考えるのは疲れます。
それは哲学者と呼ばれるような人達がすることなのでしょうか、よくわかりませんが。
でも、たまには哲学的な考えをしてみるのも面白いです。
特に自分とは何か?をたまに考えるのは大切なことだと思っています。
自分とは何か?を考えて、自分とはこういう者だ!こうやって生きていこう!とかいろいろ考えても、考えた自分になれる人間なんてほとんどいないと思います。
人に優しくしよう!と思っても、人に優しく出来る自分とは何か?という次の疑問が出てきて、それに答えや定義をつけても、じゃ~そのためには……と永遠に続いていきます。
それでも、答えのない答えを考えてみる時間をたまに持つと、自分は確かに構成されていくと思いますよ。
後編は神様が出てきちゃいました。
さて、神様をどのような定義にするのか。
神様や天使をメインにした物語を書くとしたら、低位な天使ほどロボットのような存在で、高位な天使ほど人間臭くなって、神は人間になる……という設定しか思い浮かびませんでした。
結局、神様は不完全な人間という設定で、主人公とのやり取りで、子供達を祝福してくれるというオチになったのです。
神とは人間で自分である。
自分の中のいろんな自分を受け入れて、祝福されることが大事。
そう!祝福です!
自分の中の魂が祝福を受けるとは何でしょう?
もちろん、自分自身が自分を祝福することも大事です。
でも本当の祝福は“他人”から受けるものだと思っています。
他人のために、自分が何かをする。
自分のために、他人に何かをする。
どっちの考えでもいいと思います。
その先に、お互いを祝福し合えるなら。
答えのない問いを追い求めて……私はこれからあっちの世界の話を書いてきます!




