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木の棒の裏話  作者: 木の棒
第1章 伝説の木の棒 前編
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第9話 配慮に欠けた

 突然ですが、貴方は異世界に行きたいと思ったことがありますか?



 私はあります。


 もう異世界に行った自分を妄想しまくりです。


 特にお気に入りの小説達の異世界に私はよく行きます。


 結構な頻度で行ってます。


 なぜなら…私はいつだって現代日本に戻ってこれるチートスキルを持っているからです。


 異世界に行くことに何のためらいもありません。




 さて、もし戻ってこれないけど異世界に行かなくてはいけない。


 その異世界をなろうのラノベから選べ!と言われたら、貴方はどんな異世界を選びますか?


 え?…私はどこを選ぶのかって?


 そんな…言えるわけないじゃないですか。


 どうしても言わなくちゃだめですか?…もう言葉責めは嫌いじゃないけど優しくしてね!


 内密にお願いしますよ?



 もちろん、私の記事なんかに名前を出しては、その小説の名誉が汚れてしまいますので、今回は隠語で表現しました。


 ここまでの文章のどこかに、その隠語はあります。

 探してみてください。



 さて、私が選んだ世界は素晴らしい世界です。



 最初…実は私はその小説を読みませんでした。


 プロローグの第1話と転移した直後の第2話。


 この2話を読んでついていけないと判断して、読みませんでした。


 第1話の冒頭は暗かった。


 読むのがしんどい暗い話から、どんどんゲームチックな話になっていった。


 そして次々と情報が溢れてきて…数字がいっぱい出てきて…私の処理能力を超えてしまった。


 その小説は、なろうのランキングで最も目立つ場所にあったので、ラノベを読み始めたかなり早い段階で読んでしまったのです。





 お前にはまだ早い。






 そう言われている気がしました。



 ラノベを読んで、私の棒の強度がさらに硬くなった頃…もう1度チャレンジしてみました。



 私は楽しさに辿り着けた。



 面白かった。

 楽しいと思える段階までこれたら、すごく面白かった。



 私は妄想した。

 ハーレム達を!!!!!



 私の記事なんかにハーレム達の名前を出しては、ご本人様の名誉が汚れてしまいますので、今回は名前の一部分を変えて、分からないようにしたいと思います。



 口クサーヌは最高だった…こんな人が彼女だったら死んでもいいと思った。



 セりーは可愛かった…ちょっと生意気だけど、彼女に冷たい目を向けられながら弄ってもらいたいと思った。



 ミりアは…あああああああ!!!!!!!!






 私は、なんてことをしてしまったのでしょう。


 私は、本当に配慮に欠けていた。


 この話を書いている時に気付いてしまったのだ。


 伝説の木の棒を書いている時には、本当に気づいていなかったのです!


 だって貴方は週1更新だから!


 正確には6日での更新だけど!


 エネルギーを注いで書いていた時…貴方の小説を読むことは無かったのです!





 もしも許されるなら、今から伝説の木の棒のあの名前を全て別のに変えたい。


 これは本当に配慮に欠けてしまった。


 私はあの邪悪な企みをする神と、同じ過ちを犯してしまったのだ。




 私はもうこの話を続けて書くことは出来ないかもしれない。


 べスタの胸でぱふぱふしてもらわないと、続けることが出来ないかもしれない。













 私はそっと情報雑誌を手に取った。


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