第9話 配慮に欠けた
突然ですが、貴方は異世界に行きたいと思ったことがありますか?
私はあります。
もう異世界に行った自分を妄想しまくりです。
特にお気に入りの小説達の異世界に私はよく行きます。
結構な頻度で行ってます。
なぜなら…私はいつだって現代日本に戻ってこれるチートスキルを持っているからです。
異世界に行くことに何のためらいもありません。
さて、もし戻ってこれないけど異世界に行かなくてはいけない。
その異世界をなろうのラノベから選べ!と言われたら、貴方はどんな異世界を選びますか?
え?…私はどこを選ぶのかって?
そんな…言えるわけないじゃないですか。
どうしても言わなくちゃだめですか?…もう言葉責めは嫌いじゃないけど優しくしてね!
内密にお願いしますよ?
もちろん、私の記事なんかに名前を出しては、その小説の名誉が汚れてしまいますので、今回は隠語で表現しました。
ここまでの文章のどこかに、その隠語はあります。
探してみてください。
さて、私が選んだ世界は素晴らしい世界です。
最初…実は私はその小説を読みませんでした。
プロローグの第1話と転移した直後の第2話。
この2話を読んでついていけないと判断して、読みませんでした。
第1話の冒頭は暗かった。
読むのがしんどい暗い話から、どんどんゲームチックな話になっていった。
そして次々と情報が溢れてきて…数字がいっぱい出てきて…私の処理能力を超えてしまった。
その小説は、なろうのランキングで最も目立つ場所にあったので、ラノベを読み始めたかなり早い段階で読んでしまったのです。
お前にはまだ早い。
そう言われている気がしました。
ラノベを読んで、私の棒の強度がさらに硬くなった頃…もう1度チャレンジしてみました。
私は楽しさに辿り着けた。
面白かった。
楽しいと思える段階までこれたら、すごく面白かった。
私は妄想した。
ハーレム達を!!!!!
私の記事なんかにハーレム達の名前を出しては、ご本人様の名誉が汚れてしまいますので、今回は名前の一部分を変えて、分からないようにしたいと思います。
口クサーヌは最高だった…こんな人が彼女だったら死んでもいいと思った。
セりーは可愛かった…ちょっと生意気だけど、彼女に冷たい目を向けられながら弄ってもらいたいと思った。
ミりアは…あああああああ!!!!!!!!
私は、なんてことをしてしまったのでしょう。
私は、本当に配慮に欠けていた。
この話を書いている時に気付いてしまったのだ。
伝説の木の棒を書いている時には、本当に気づいていなかったのです!
だって貴方は週1更新だから!
正確には6日での更新だけど!
エネルギーを注いで書いていた時…貴方の小説を読むことは無かったのです!
もしも許されるなら、今から伝説の木の棒のあの名前を全て別のに変えたい。
これは本当に配慮に欠けてしまった。
私はあの邪悪な企みをする神と、同じ過ちを犯してしまったのだ。
私はもうこの話を続けて書くことは出来ないかもしれない。
べスタの胸でぱふぱふしてもらわないと、続けることが出来ないかもしれない。
私はそっと情報雑誌を手に取った。




