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最強薬師は絶対誰にも恋しない  作者: 菁 犬兎
第1章カスバール宮廷
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メリルはブリッツォに問いかける

「きゃーーー! メリルぅー! 久し振り!」


「ブリッツォ相変わらずテンション高いわね? もう慣れてきたけど」


「そりゃあ高くもなるわよぉ! 最近全然貴方に会えなかったものぉ!」


え? そうだっけ? 成る程ね? やけに最近心健やかに過ごせていると思ったら、アンタの顔見なかったからだわ!


「あ、メリル様お久し振りです!」


「クリオル久し振り!最近エドが来ないんだけど何か知ってる? シャミがさぁ、寂しがってた」


「あーん! メリルぅ! 無視しないでぇ!」


「あ、うん。少し黙っててくれる? 後でちゃんと相手してあげるから。制限時間内だけどね?」


じゃないとアンタ永遠に質問責めしてくるからね?

よくもまぁそんなに聞く事があるなってぐらい毎回聞いてくるよね? まぁ、それを他の医療官達も盗み聴きしてメモしてるの分かってるから一応答えるけどさぁ。


「ああ!実は家、下にも弟と妹がいまして、その子達の面倒を見なければいけませんから。来週辺りならこちらに来れるのでは?明日帰るのでシャミの事も伝えておきます」


「そ? 助かるわ。ありがとね? あ、そういえば少しは修行の成果は出てる?」


「それは、なんとも・・・また機会がある時にメリル様に見て頂きたいです」


ん? そんなの今見てあげるけど? あん? なんだよブリッツォ? あん?


「ブリッツォ? 私が何でクリオルにばかり助言するのか、分からないようだと、いつまでたってもそのままよ。少し、考えたらどうなの?」


「・・・・?それは、どういう?」


はぁ。この人本当に薬室医療長官?


「クリオル。ブリッツォをここで触診してみて」


「「え!?」」


「え!? じゃないよ。やれ!」


大丈夫よ。貴方本当にのみこみ早いし勉強熱心。

私が言ったこと聞き漏らさないでしっかり実行しているもの。ちゃんと出来るはずよ?


「あ、あの。宜しいでしょうか?」


「はぁ。メリルが言うならしょうがないわねぇ・・」


「じゃ、じゃあ失礼します」


ウォンッ!


「「!?」」


ほぉら出来た。


凄いわね。想像以上に優秀だわ、クリオル。


「これは・・・・メリルと同じ・・・」


「クリオル。私がメモを取る。ブリッツォの容態は?」


「・・・・風邪などの細菌感染はありません、ただ少し気管支が腫れています。放っておくと感染症を引き起こす可能性が、後、左足の、脛の部分に怪我を負っています。こちらも大したことはありませんが、上手く傷が塞がってないようですね?・・・免疫機能が、すこし、低下してるのでしょうか?」


「うん。そだね。じゃあそのまま乱れてる体の構成羅列を整えてみよう。やり方は教えたから分かるでしょ?」


「は、はい!」


「え? ちょっ!そこまでは・・・」


ウォンッ!


ブラボォー!! ありゃ、これはもう何も問題ないのでは?


「あ、あの、ブリッツォ様。体調はいかがですか?」


「・・・・・」


「大丈夫。完璧だったわよ? それだけ出来れば後は数をこなして経験を積むだけよ。沢山見て事例を頭にねじ込んであらゆる病状を察知出来るようになればいいの」


なんだかなぁ。

こんなに見込みがあるんだったらクリオルにも私の助手になってもらいたいわぁ。いや、要らないか? 私一人で事足りてたわ。


「で? ブリッツォは何が聞きたいの?」


「・・・・どうして、クリオルに触診の仕方を? いつ伝授したの?」


だからね? そういうとこだよ。


「伝授なんかしてないわよ? クリオルは私の触診を側で観察してただけ。貴方の前でだって私は何度も触診してたでしょ? クリオルはそれを見て理解できないところだけ私に確認して鍛錬して会得した。私がした事と言えばその仕組みの説明ぐらいよ? 貴方の質問にだって毎回答えてるでしょ?それも、貴方の方が私に質問する機会も時間もクリオルより多いでしょ?」


「ーーーーーーッ」


ブリッツォさぁ? 貴方大人だよね?

クリオルより年上だよね? 何そんな拗ねた顔してんの?


「私より、クリオルの方が・・・才能があると?」


「 貴方にも才能も能力もあると思うけど?」


「・・・・・では、着眼点が違うと?」


んーーーーーっそれ、私がわざわざ言わないといけない?

あ、横着するのはやめたんだっけか? 私。


「ブリッツォはさ、何の為にここにいるの?」


「・・・・・・は?」


「ブリッツォが一番求めてる物って何? 医療の向上?回復魔法強化の研究?薬草の品種改良? 私ブリッツォから求められる問いからそれしか思い浮かばないんだよね?」


「それの、どこに問題が?」


「人を治す気がないなら触診の方法なんて知らなくてもいいでしょ?」


「!?」


ブリッツォ? どうした? 私何か間違った事言った?


「・・・・・・・・私は・・・・」


「ブリッツォ様?」


あれ? 何かキツイ事言っちゃったのかな?

私なんか、失敗した?


「・・・別に、それでも構わないと思うわよ? ただ、自分が何を目指したいかだけはハッキリさせておかないと。一生のうちに出来る事なんて限られているんだからさぁ」


ちゃんとフォロー出来たか? ま、いっか? もう面倒だから今のうちにトンズラしよ! じゃ、失礼!

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