表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
最強薬師は絶対誰にも恋しない  作者: 菁 犬兎
後日談&番外エピソード
192/194

反省してるのかな?

サウジスカル帰還後

置いてかれてお怒りのハイトさんと許してほしいティファ。

君、本当に無鉄砲だよね?

僕、本当に毎回冷や冷やします。


「あのぉ・・・ハイトさん、怒ってます?」


怒ってるよ?

君、突然今からカスバールに向かいますって言い出して僕の休暇を待たず出て行ったよね?


僕達新婚さんだよ?

今、わりと大事な時期だと思うんだよ?


それなのに夫の僕を放置して旅行に行くとか、なんなんでしょうね?


しかも、この人カスバールでかなり危険な橋渡って来たみたいです。


ちょっと?


「ハイトさん? あ、あの。こっち見てください。確かに予定より帰るのが遅くなりましたが、ぶ、無事戻りました! ハイトさんを一人にしてしまった事は申し訳無かったと思ってますが・・・・」


「・・・・僕、休暇取れたから今から旅行、行って来ようかな」


「え?」


「いいよね? ティファだって僕一人置いて出かけてたんだから。お留守番しててくれるよね?」


僕がどれだけティファの事、心配したと思ってるんですかね? あんな危険な場所いくらデズロ様達が一緒だとしても行って欲しくなかったです。


ティファは本当に勝手ですよね?


「あ、あぅ・・・。はぃ・・・」


勝手。そして狡いです。

そんな顔して、僕が簡単に許すとでも思ってたんですかね? それに、理由があるならちゃんと説明して欲しいんですよ? ティファの行動にはちゃんと意味があると思うんですよ。ただ自己完結してしまうので奇想天外な行動に見えてしまうだけなんです。


「じゃ。僕行くね? 多分三週間くらいで帰って来る」


「さっ・・!?」


「お留守番よろしくね? ティファ」


僕はティファにはつい甘くしてしまう所がありますから、今回は厳しく行きます。


ティファが暴走する度に危険な目に遭われたら僕も気が気じゃありませんから。


「ハ、ハイトさん!!」


「ごふっ!!」


ティファさん?

抱きつかれるのは嬉しいですが、もう少し力緩められませんか? みぞおち辺りが締まってます。苦しい。


「あ、あの・・・そんなに急いで出て行かなくとも! せ、せめてご飯を食べてから・・・」


「大丈夫。実家で食べてたからお腹は空いてないよ? 」


「じゃ、じゃあ・・・お、お菓子作ります! それまではここに居ましょう!!」


ふぅん?


これはまた食べ物で僕を釣る作戦ですか?

毎回この手が通用すると思ったら大間違いですよ?


「・・・ティファ。僕、お腹空いてないよ。離して?」


「・・・・っう・・」


駄目だ。

今、ティファの顔を見たら僕絶対許しちゃいそうです。


でも、ティファがもう少し頑張ってくれたら、許してもいいかなぁ? とか思ってる辺り既にティファの思う壺の様な気もします。


ギィッ。


「・・・・・・・・」


うーん。

でも、また三週間もティファに会えないのは僕も辛い。


どうせこんな事しても意味ないんだし、素直に謝るなら許してあげようかな。

ちゃんと無事に帰って来たんですからね?


「ティ・・・・え!?」


「ひぐっ・・・・」


え!? ティファさん? な、なんで泣いてるの?

え? まさか何処か怪我してる!?


「ティファ? どうしたの? 何処か痛い? まさか帰って来る途中で怪我したとか・・・」


「ごめんなさい、ハイトさん・・・置いて行ってしまって・・でも、お父さん達・・・もしかしたら帰って来ないかも知れないと思ったんです・・・」


「・・・・え?」


デズロ様達が帰って来ない?

どういう事?


そ、それと・・・そんな顔で泣かないで。

僕どうしたらいいのか全くわかりません!


「帰って来れないかも知れないって、エルハド様と話しているのを聞いてしまって。カスバールに向かうと言ったのでメリルに会うついでに様子を伺おうと思って。でも、それを知ったのが二人がここを出る前日だったんです。だから、ハイトさんのお休みを待つ時間、なかったんです」


そうなの? それで慌ててついて行ったの?

あの人達、本当迷惑な人達ですね! 成る程。


「カスバールに着いたら着いたでメリル達が襲われていて、本当ならもっと早く帰って来る予定だったんです。その、筈だったんですけど・・・」


「うん。分かった。分かったから泣かないで! そうだね、僕もティファの事情を全く聞かないで怒ってごめん」


「うううっ・・・ハイトさん。会いたかったぁ」


あちゃー! 僕またやらかしました。

ティファも寂しかったみたいですね。


僕、反省せねば。


「うん。僕もすごく寂しかった。おいで」


・・・しょうがないですね。


まだ少し怒ってはいますけど、今回はこれで許してあげます。ティファが泣くのは本意ではありませんからね。


「・・・三週間も、お休み取れたんですか?」


「とったよ? ティファがいつまで経っても帰って来ないから僕もそちらに行くつもりだったからね?」


「・・・じゃあ。三週間は、のんびり出来ます?」


「そうだね? でも、今日はもう、出掛けるつもりはないよ?」


ティファさん、大分成長しましたね?

ちゃんと察してくれました。

そうです。今日はもう一日中ティファと過ごします。


二人きりで。


「・・・お、お腹は、空いて・・・」


「ない。ティファさん?」


「あの、まだ明るいですが?」


そうだね?

でも、しょうがないよね?

今すぐ君に触れたいからね?


「ティファは、お腹空いてるの?」


「・・・いえ。空いてません」


うん。素直でよろしい。

じゃあ放置された分、今からティファを補充させて頂きます!


「ティファ、大好きだよ」


「はい。私もです」


満足するまでティファを補充し終えたら至急、デズロ様達の行方を突き止めないといけません。


誰か監視に行かせないとなぁ。


放っておいても大丈夫だと思いますが、またティファが突然飛び出して行くとも限りませんからね?


全く迷惑な人達ですよね?

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ