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最強薬師は絶対誰にも恋しない  作者: 菁 犬兎
第1章カスバール宮廷
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テニアはメリルをお世話したい

「メリル様?!まぁ!血だらけですわ!」


「私このまま浴室に行くから着替え用意しておいてくれる? この子の分も」


メリル様の玉ようなお肌にお傷が!!

大変ですわ!!このガキいつまでもメリル様に噛み付いてるんじゃありませんわよ!お離し!


「テニアは危ないからこの子に近寄らないで。落ち着くまで刺激したくないから」


そんな。そんな事、構いませんのに・・・。

ああ〜行ってしまわれましたわ。


「大丈夫なんッスかアレ。強引に連れて来ちゃったッスけど」


「一体何があったのです?あんな小汚い子供何処から?」


「それが・・・・」


まぁ。それでわざわざこちらに?

メリル様が連れて来なくてもよろしかったですのに。





「うんうん。だいぶ落ち着いたね? アレ? 貴方男の子だったのね? ほら、洗ってあげるからおいで。ついでに傷も治療してあげる」


「・・・・いたい、しない」


「しないしない。はーい流すよー」


・・・・・・。あら。あらあらあら?

な、なんだか私、勝手にドキドキしてますわ。


どうしたのでしょう?メリル様が子供を洗っているだけなのですけれど?


「ありゃ〜背中傷だらけだね。こりゃ染みる。先に治しちゃお!はーい抱っこするよ」


「・・・だっこ?なに・・・?」


「ちゃんと膝の上に乗って。ハイ背中触るよ〜」


ち、治療。これは治療ですわ!

で、でもはたから覗いたら裸で子供を撫で回している様に見えるんですの・・・これは・・思わずじっくり覗き見たくもなりますわよね?ドキドキ。


「気持ちいいでしょ?私とても上手なの。痛くない?」


「いた・・・ない・・・きもち、い」


キャーーーー!!ちょ!年齢制限を設けなければ!

は、鼻血出そうですわ!ドキドキ。


「はーい完了!じゃあお湯に浸かろう。私の特製の薬湯だよ?はいチャプチャプ」


羨ましい・・・。私もメリル様に・・・チャプチャプしたい。そしてあわよくば私もチャプチャプされたいですわ。


メリル様。綺麗におめかしして黙っていればお人形みたいに可愛らしいのです。弄らせて貰えませんけれど。

クスン。


「・・・きもち、い。・・おね、ちゃ・・」


「メリルだよ?私メリル。貴方名前は?」


「・・・・・わかんない」


まぁ、奴隷に名前などないですわね?

まだ小さいですもの、自分の名前など覚えてませんわね?


「シャミ?貴方シャミって言うんだ?へぇ?」


・・・・・え?メリル様。その子何も言ってませんが?


もしかして勝手に名前付けられたのですか?

その割に決めるのがお早いこと。


「シャミ?・・・オレ、シャミなの?」


「そうだって言ってるよ。視える?」


「・・・うん。お姉ちゃんも・・・・みえる?」


・・・・・?

何でしょうか?


この二人がなんの話をしているのか、全く理解出来ませんが・・・・。


「視えるよ。私天才だからね?シャミお風呂から出たら、ご飯食べようね〜?」


キュルルルル。


「メリル・・・オレの、あたらしい、しゅじん?」


「うーーーん?そうだねぇ。そうだよ?いや?」


「いや、ない」


羨ましい・・・・。

あの子どさくさに紛れてメリル様の可愛らしいお胸に顔を埋めておりますわ!くぅ〜!代わりたい。


「テニアいる〜?上がるから用意しておいてー!危ないから離れててね〜」


えーー?そんなぁ。

お風呂上がりのメリル様を拭き拭きして差し上げたいのにぃ!私の一日に一度の楽しみがぁ!ガキめ!


「・・・からだ、いたくない」


「そだね。傷口が擦れて痛かったでしょ?もう服を着ても痛くないよ」


メリル様って意外と子供のお世話出来るのですわね?

新しい発見ですわ。


「少し早いですがお食事の準備を致しますわ。料理を運ばせますので」


「ありがとう!テニア話が早くて本当助かる」


キュンキュンキューン!


あーん!素敵な笑顔ですわ。

私、本当にここに来て良かった。


私、仕事をするのがとても好きなのです。

ここに来てから毎日色々なお仕事を任されて、とても充実しておりますの。


しかも、メリル様、私の超タイプ!ドストライク!

お小さくてヒョロヒョでお人形みたいですのに中身ハイスペックとか、本当最高ですわ。


もっと私に色々弄らせて欲しいですわ。ぐふふ。


「うわ!何ッスかその顔!まさかメリル様に何かしたんッスか?やめて下さいね?俺が監督不行きで罰受けるんすから」


チッ!せっかくいい気分でしたのに。不快なものを目に入れてしまいましたわ。ああ、不快。


「わかりやすーーー。あのちんくしゃ・・・じゃなくメリル様の何処がそんなに気に入ってるんすか?元女官長殿」


あら?やはり知ってらしたのですわね?

そんな昔の事忘れましたけれど?


「それより、メリル様の傷は綺麗に治っておりましたわよ?ご自分の治療も出来るみたいですわね。本当に素晴らしい能力ですわ」


「そっか。それは良かったッス。あ、メリ・・・」


「メリル。いたい、ない?ほんとに?」


「痛くないよー?見たでしょ?大丈夫大丈夫」


「・・・・・・・・」


もしもし?テット?

そんな顔でメリル様を見るのやめていただきたいですわ。


まぁ驚かれるのは分かります。メリル様、普段あんな顔で微笑まれませんものね?子供仕様なのでしょうか?


「シャミは男の子なのに可愛いね?ずっとこのままでいればいいのになぁ」


お気持ちは、とても良く分かりますわ。

どんなに可愛らしくとも所詮は男。

成長してしまえば皆同じ。

むさ苦しい姿に変貌致しますものね?


「あ。テットいたんだ?それで?あの親父どした?ちゃんと処したんでしょうね?」


「・・・・・二重人格なんすか? メリル様」


違いますわね。


単純に貴方がメリル様に嫌われてるだけですわ。


私は好かれてますわよ?当たり前ですわね?貴方より私の方が役に立っておりますもの。ですから・・・パッと出のこんなガキなどに、私負けませんわ!

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