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最強薬師は絶対誰にも恋しない  作者: 菁 犬兎
第2章メリル動く
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閑話*ティファの手紙

「マリオーネさんお手紙です」


「私に? 一体誰からかしら?」


私に手紙を寄越す友人なんてもう誰も居ないと思っていたけれど、そういえばいたわね。


「あら? ティファからじゃない。何故私宛に?」


面白そうな予感しかしないのだけれど?

これは、テゼールには見られたくない内容なのね?

と、いう事は。ハイトさんの事かしら?どれどれ?





"お母さんお元気ですか?


こちらは大樹の事件が解決して大分落ち着いて来ました!


そちらはどうでしょうか?


これが届く頃は問題が解決しているとよいのですが。


そうそう!


ベロニカとても元気ですよ? 前よりも元気になってしまったので中々捕獲出来ず、困っています。


メリル、ベロニカに何かしました? ちょっと迷惑してます。キレッキレの動きで逃げられます。フィクスさんも苦労してます。


余計な事するなと、メリルにデコピンかましといて下さい。


それでですね。本題なのですが・・・・まだもう少し先の話ですが、正式にハイトさんをお母さん達と引き合わせたいので、そちらが落ち着いたら連絡下さい。


この前は色々とうやむやになってましたが、彼とお付き合いしています。


もしかしたら、今年中に結婚もあり得る? かもしれません。あくまで可能性です。そこの所をお間違いなく。


間違ってもこの内容をお父さん(テゼール)やメリルに伝えないで下さい。とんでもない事になる予感がします。


そしてこんな手紙を私が出した事を誰にも言わないで下さい。ハイトさんにも。知られたら明日にでも挨拶に行くと言い出しかねません。ただ今エキサイティングハイトさん始動中ですので。その勢いはサウジスカル全土を震撼させる勢いです。恐ろしや。


そんな訳で連絡お待ちしてます。

大丈夫だとは思いますが、ご自愛下さい。



ティファ"



「え? 何コレ。いじって欲しいのかしら?」


突っ込みどころ満載の内容だったけれど?


大まかに纏めると、つまり貴女ハイトさんと結婚するわけね?(結論)


「テゼール! テゼール!!」


「なんだ、大きな声を出して。ちゃんと聞こえているぞ?」


「ティファ近々結婚するらしいわよ?」


ドンガラガッシャン!!


ちょっとテゼール。

何も無いところでよろけないでよ。面白いから。


「な、なななな、な?」


なななな?

ちょっと何言いたいのか分からないわ。

分かるように話してくれない?


「ハイトさんが帰って来て、そういう話が出ているらしいわ。ハイトさんを正式に私達に紹介したいそうよ? まぁ、婚約者だって言ってたものね? でも今年中かぁ。メリルは連れて行けないかもね。ん?」


テゼール? 何プルプルしてるの?

あれ? もしかして泣きそうになってる?

泣くの? え? 本気で?


「お、俺は認めないぞ!!」


「テゼール。気持ちは分かるけどね? 貴方ティファをいくつだと思っているの? コレを逃したらあの子行き遅れよ?」


「んぐぅ!!」


あ、それはちゃんと理解出来ているのね?

テゼールでコレならデズロなんてさぞかし・・・・ん?


「・・・・ねぇ。貴方デズロからこの話聞いてないのよね? もしかしてティファ、デズロにこの事言って無いのかしら?」


「・・・・・・・なんだと?」


そうよね? もし、デズロがこの事を知ったら、きっと何かしら行動に出る筈だもの。

だとしたら、面白い展開が待ち受けていそうだわ!


「マリオーネ。お前、楽しんでないか?」


「え? 楽しい。デズロの泣く顔が見たい」


「悪趣味だな!! お前は本当に!」


貴方が真面目すぎるのよ〜こんな機会滅多にないんだか楽しみなさいよ。


しかし、あのティファが結婚かぁ。

確かにあの子ハイトさんの前だと乙女だったものね〜?


こちらにいた時は自分に言い寄ってくる男どもを虫ケラを見るような目で見下していたのにね?

世の中何が起こるか分からないわ!


「支度するぞ」


「え?」


ちょっと? テゼール? まさか貴方今すぐサウジスカルに行くとか、言わないわよね?


「あちらが引き合わせたいと言うのなら行かねばな。明日にはここを出る」


貴方本当に娘の事になると周り、見えなくなるわね?

あと、言うなって文中で釘刺されてたのに、思いっきり無視してたわ私。


ま、いっか?

ティファもその気って事だものね?


貴女相変わらず分かりづらい子ね。

しょうがないから私が背中を押してあげるわ!


なんて思ってたのだけれど、実際その現場を目撃して私は納得したわよ?

あれは逃げ出したくなるのも無理ないわね?

ティファタジタジね。

私達もちょっとアレはどうにも出来ない。


貴女完全に周りを固められて逃げ道を塞がれてる状態なのね? デズロでさえどうにも出来ない状態に追い込まれてると知って、私は思わず吹き出したわ。


「笑い事じゃないんですよ!! 私は真剣に悩んでいます!!」


うんうん。


分かった分かった。


じゃあ少しだけ私からもとっておきの釘、ハイトさんに刺しておくから。

もう少しだけ抵抗してみたら?


さて。


コレ、メリルになんて言おうかしら。

下手すると本当に年内に成立するわね、この話。



いやーめでたいめでたい!

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