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第19回桜庭メルの心霊スポット探訪:不帰池 後編

 「っ!?」


 豪雨の中でやけに明瞭に聞こえた拍手の音に、メルは仕舞おうとしていた包丁を構えながら振り返る。


 「ふふっ、あんなに簡単に和邇を倒してしまうなんて。流石は桜庭さんね」

 「常夜見、さん……!」


 そこには地上から3mほど離れた位置に浮かんでいる、常夜見魅影の姿があった。

 いつものように黒を基調としたゴスロリ服に身を包み、今日は腕にテディベアなど抱いている。

 この豪雨の中、どういう訳か魅影は全く濡れていない。まるで雨が魅影を避けているかのようだ。


 「けれど大変ね、桜庭さん。そんなに濡れてしまっては、体が冷えて風邪を引いてしまうのではないかしら?」

 「大丈夫です。体を冷やさないために濡れ続けてるので」

 「……ええと、どういうことかしら?」

 『おい敵を困惑させるのやめろよ』


 気過冷却で体温を奪われないよう、雨に濡れ続けることで水分の蒸発を防ぐというメルの奇行には、怪異使いの魅影ですら困惑を隠せなかった。

 こほん、と魅影は仕切り直すように咳払いをした。


 「まあいいわ。桜庭さん、今日はあなたに耳寄りな情報を持ってきたの」

 「……信じられません」


 警戒心を顕わにするメル。これまでの経験からして、魅影の言動を信用できるはずもない。


 「そう言わないで。この雨を止める方法をあなたに教えてあげるわ」

 「雨を、止める……?」

 「ええ。あれが見えるかしら?」


 そう言って魅影は上空を指し示す。


 「カロロロロロッ!」

 「っ、あれは……」


 同時に聞き覚えのある特徴的な声が辺りに響き渡った。

 そして灰色の雨雲を裂くようにして、巨大な怪物が姿を現す。


 「プテラノドン……!?」


 その怪物は絶滅した翼竜であるプテラノドンの復元図によく似た姿をしていた。そしてメルの「桜の瞳」には、その翼竜が黒い光で縁取られて見えた。


 「あれの名前は長鳴龗神(ナガナキオカミガミ)。暴風雨を引き起こす力を持つ祟り神よ。とある山奥に封印されていたのだけれど、私が封印を解いてここまで連れてきたの」

 「何のためにそんなこと……」

 「あら。勿論あれを桜庭さんと戦わせるために決まってるじゃない」


 魅影がクスクスと悪辣に笑う。


 「長鳴龗神を殺せばこの雨も降り止むわ。けれど長鳴龗神を野放しにすれば、この雨は決して降り止むことはない。そうなれば一体どれだけの被害が出てしまうのかしら?」

 「……っ、常夜見さん、あなた一体どういうつもりなんですか!?焼身海岸の時も裏人形館の時も!どうしてメルを祟り神と戦わせようとするんですか!?」

 「ふふっ、教えてあげないわ。今はまだね」


 メルが強い口調で問い質しても、魅影は意にも介さない。


 「勿論あなたに長鳴龗神を殺す義務はないわ。けれどもし大雨の被害を防ぎたいのなら……ふふっ、頑張ってね」


 言いたいことだけを一方的に伝え、魅影の体がふわりと高度を増していく。


 「あっ、ちょっと待ってください!」


 メルの制止にも一切耳を貸さず、魅影は雨雲の中へと消えて行ってしまった。


 「あっ、のっ、女~……!」

 『口悪くなってんぞ~』


 メルの額に青筋が浮かぶ。


 「いつか絶対に痛い目見せてやります……!」

 『がんばれ~』

 「でもまずは……」


 メルは空を見上げた。


 『カロロロロロォッ!』


 翼竜は祟り神特有の鳴き声を上げながら上空を旋回している。メルの存在には気付いてもいない様子だ。


 「あんな高いとこにいる相手をどう殺せって言うんですか……?」


 メルは空を飛ぶことはできない。得意の投擲で翼竜を攻撃しようにも、暴風雨が吹き荒れている上に翼竜の高度が高すぎて届くとは思えない。

 あの翼竜を殺すのは至難の業だ。


 「何とかあれを引きずり降ろさないと……そうだ!」


 作戦、というほどのものではないが、試す価値のあることをメルは1つ思いついた。

 ポケットに手を入れ、取り出したのはチープな鉄砲の玩具。先日訪れた不思議な店で入手した、呪いの鉄砲だ。


 「確か、こうやって……」


 この呪いの鉄砲は、相手に銃口を向けて引き金を引くことで、相手に銃創のような傷を与えることができる。メルはそのように説明を受けた。

 その呪いの効果を確かめるべく、メルは上空の翼竜に銃口を向けて引き金を引いた。


 「……あれ?」


 しかし翼竜に変化は見られない。呪いのダメージを受けていないのか、はたまたそもそも人間以外に鉄砲の呪いは効かないのか。

 試しにもう何回か引き金を引いてみても、やはり翼竜は何の反応も示さない。


 「あれぇ~?」


 カチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチ。

 秒間16回の速さで引き金を連打してみても結果は同じだった。


 「効かないんですかね~……?」


 メルは首を傾げながら呪いの鉄砲を観察する。

 その時。


 「カロロロロロォッ!!」


 上空から明らかに激昂した様子の翼竜の声が聞こえる。

 同時にメルの体を強烈な風が襲った。


 「わっ、きゃああっ!?」


 あまりにも強い風に、メルの華奢な体は宙に浮いてしまった。


 「カロロロォッ!」


 意図せず宙を舞うメルに向かって、翼竜が急降下で向かってくる。


 「わっ、やばっ……!」


 地面から完全に浮いてしまっている状態では、回避行動を取ることができない。メルは表情を引きつらせる。


 「カロォッ!」


 翼竜は落下の勢いそのままに、異常に発達した脚でメルに蹴りを繰り出した。


 「てやっ!」


 メルは苦し紛れに包丁を振るい、翼竜の蹴りを迎撃する。

 包丁の刃と翼竜の爪がぶつかり合い……吹き飛ばされたのはメルの方だった。


 「きゃああああっ!?」


 翼竜の凄まじい脚力に蹴り飛ばされ、メルは隕石のような勢いで地面へと墜落する。


 「が、っ……!」


 地面と衝突した瞬間、メルは全身がバラバラになりそうな衝撃を受けた。咄嗟に受け身を取っていなければ、今頃は全身の骨が砕けて死んでいただろう。


 「いっ……たぁ……」


 強く打ち付けた体を庇いながら、メルはふらふらと立ち上がる。


 「カロォッ!」


 するとそんなメルの目の前に、翼竜が颯爽と舞い降りた。

 地上に降りてきて初めて分かったが、翼竜の体高は成人男性程度しかない。しかしその決して大きいとは言えない体から感じる威圧感は相当なものだ。

 メルを睨み付ける翼竜の血走った目は、翼竜の怒りがどれほどのものか物語っている。


 「なぁんだ……あの鉄砲、効果あったんですね……」


 メルは虚勢で笑顔を浮かべる。

 何故翼竜がこれほど怒っているのかといえば、呪いの鉄砲が原因としか考えられない。

 見たところ翼竜の体には呪いの鉄砲による傷はついていないが、それでも攻撃されている感覚は感じていたらしい。地上からちまちまと攻撃をする鬱陶しさが、翼竜の逆鱗に触れたのだ。


 「カロロロォッ!!」


 翼竜が叫び、同時に翼竜の周囲から無数の風の刃が発生する。

 そしてそれらの風の刃は一斉にメルへと殺到してきた。


 「くっ……」


 風の刃は不可視だが、音でそのおおよその位置を特定できる。メルは聴覚を頼りに風の刃を躱そうと試みるが、


 「きゃああっ!?」


 数が多すぎるために全てを躱しきることができず、メルは体のあちこちに裂傷を刻まれた。


 「カロォッ!」

 「っ!?速っ……」


 全身から血が迸るメルに向かって、翼竜が弾かれたように飛び出してくる。その速度はメルの主観ではスポーツカーのように感じられた。

 メルは反射的に後方へ跳びながら、包丁を振るって再び迎撃を試みる。

 しかし。


 「ぁああっ!?」


 翼竜の蹴りの威力を殺し切ることはできず、メルは全身に凄まじい衝撃を受けながら吹き飛んだ。


 「ごふっ、な、何なんですかそのキック……ダチョウじゃあるまいし……」


 メルは口から血を吐きながら翼竜へと悪態を吐く。

 翼竜はプテラノドンに類似した姿でありながら、脚がダチョウやヒクイドリのように発達していた。翼竜の最大の武器は暴風雨を降らせる力ではなく、その驚異的な脚力を生かした蹴りなのだ。

 その蹴りを2度も受けたメルは、体の内外に深刻なダメージを受け、既に瀕死の重傷と言っても過言ではなかった。

 だが、メルもただで2発も蹴りを食らった訳ではない。


 「カロロォッ!?」


 悲鳴を上げる翼竜。よくよく見ると右の膜状の翼の中央付近に、看過できないほど大きな切り傷が付けられていた。


 「こ、これでもう飛べませんよね……?」


 メルは血塗れの口でニヤリと笑う。

 翼竜に蹴り飛ばされる刹那、メルはせめてもの抵抗で翼竜の翼を斬りつけたのだ。

 はっきり言って苦し紛れの攻撃だったが、それでも翼竜から制空権を奪い取ることに成功した。


 「カロロロロォッ!!」

 「さあ……お互い公平に、地面の上で戦いましょう……!」


 メルの瞳が赤く光る。包丁の刃から噴き出した紫色の炎がメルの体に纏わりつき、天女の羽衣の様な形状を形作った。

 それはかつて緋狒神を蹂躙した姿だ。


 「カロォッ!」


 翼竜が傷付いた翼を羽ばたかせると、強風がメルの体に叩きつけられた。


 「くぅっ……」


 先程食らったような、体が宙に浮かぶほどの強烈さは無い。しかし前方から吹き付ける風によって、メルの動きは制限されてしまう。

 強風によって半ば拘束されたような状態のメルに向かって、またしても翼竜が突撃してくる。


 「てやぁっ!」


 メルが包丁を振り被るのを前にしても、翼竜は速度を緩めない。翼竜はこれまでに2度、メルの包丁による迎撃をねじ伏せている。翼竜にとってメルの包丁は脅威ではないと認識されていたのだ。

 だが翼竜は、メルが紫色の炎を纏った理由を考えるべきだったのだ。


 「カロロロロォッ!?」


 包丁と接触した瞬間、翼竜の右脚に数十もの裂傷が生じた。

 裂傷はその1つ1つが重症と呼べるほど深く、右脚はズタズタに千切れかかっている。


 「うっ……ああっ……!」


 翼竜に深手を負わせたメルだが、メルの方も無事ではなかった。全身に纏う紫色の炎が、メルの「何か」を急速に消費していく。


 (メルちゃん、無茶よ……!そんな傷を負った体で、これだけの呪詛を……)

 (ごめんなさい、サクラさん……でも、今からメルが勝つにはこれくらいしないと……)


 メルもこの力が危険なことは分かっている。しかし瀕死の重傷を負ったメルが、ほぼ無傷の翼竜に勝つためには、祟り神すら一方的に圧倒するこの力に頼る他なかったのだ。


 「あああああっ!」


 メルは自分自身を奮い立たせるように声を上げながら、翼竜との距離を詰めていく。


 「カロロォッ!」


 翼竜は怯えたように残っている左脚で蹴りを繰り出すが、右脚で踏ん張ることができないために威力は半減している。

 その程度の攻撃では、今のメルの力を受け止めることなどできはしない。


 「カロロロロォォッ!?」


 包丁と蹴りが衝突した瞬間、翼竜の左脚が消し飛んだ。


 「あああああっ!」


 身動きの取れなくなった翼竜に対し、メルは容赦なく包丁を振り下ろす。


 「カ……ロ……」


 高密度の紫色の炎を纏った包丁の刃は、翼竜の体を容赦なく両断した。

 絶命した翼竜の体が徐々に灰へと変化していき、それに伴って暴風雨が次第に弱まっていく。

 そして翼竜の体が完全に消滅する頃には、それまでの悪天候が嘘のように空は雲1つ無く晴れ渡っていた。


 「はぁっ……はぁっ……」


 メルは全身に纏っていた紫色の炎を消し去ると、その場に仰向けになって息を荒げた。

 全身の重度の打撲に加え、包丁の呪詛を使いすぎた反動で、今のメルは立っていることすら難しいほどに消耗していた。

 そんなメルの耳に、パチパチという拍手の音が聞こえてくる。


 「凄いわ、桜庭さん。それほどまでに呪物の力を使いこなしている人なんて初めてだわ」

 「常夜見……さん……」


 いつの間に戻ってきたのか、魅影が脚を組んで椅子に座っているような体勢で宙に浮かんでいた。


 「けれど怪我が酷いわ……骨が内蔵に突き刺さっているかも。このままでは死んでしまうかもしれないから、少し傷を治してあげるわね」


 魅影は左手でテディベアを抱きながら、右の掌をメルに向ける。

 するとメルの全身の裂傷が縫合されたようにくっつき、体内の痛みの大半が消失した。


 「……はい、これで命に係わるようなことはないはずよ」

 「常夜見さん……あなた何なんですか!?」


 メルは少し楽になった体を起こし、上空の魅影を睨み付ける。


 「メルに祟り神をけしかけて、戦わせて、怪我をしたら治して……一体何がしたいんですか!?」

 「……桜庭さんも知っているでしょう?祟り神はその命を落とすと、長い時間を掛けて元の神格として蘇るの」

 「祟りロンダリングのことですか?」

 「ロンダ……?それは分からないけれど」


 死んだ祟り神が長い時間を掛けて蘇る際、祟りが消えて元の神として蘇る。メルはこれを祟りロンダリングと呼んでいるが、メルが勝手に呼んでいるだけなので勿論魅影が知るはずもない。


 「祟り神は災害に等しい存在だけれど、元々は善良な神格であることも多いのよ。勿論緋狒神のように元から悪い神格が祟り神に身を窶すこともあるけれど」

 「……それも何となくは知ってますけど」

 「今日桜庭さんが殺した長鳴龗神も、元々は雨を降らせて農耕を助ける有難い神様だったの。それなのに祟り神になってしまって、暴風雨をもたらす存在になってしまって……そんなのって、可哀想だとは思わない?」


 わざとらしく悲しげな表情を作って見せる魅影。


 「だから私、祟り神は殺してあげるべきだと思うの。そうすれば元の神様に戻れるんだもの。けれど私には祟り神を殺せるほどの力は無いわ。だから桜庭さんに祟り神を殺してもらうしか……」

 「嘘ですね」


 魅影の言葉をメルは途中で遮った。


 「……あら、信じてくれないの?」

 「はい。丸っきり嘘でもないのかもしれませんけど、それなら緋狒神(ヒヒガミ)がパワーアップするのに力を貸した意味が分かりませんし。それにメルはあなたが祟り神も殺せないほど弱いとは思えません」

 「ふぅん、鋭いのね」

 「で、あなたは一体何がしたいんですか」

 「ふふっ、教えてあ~げない」


 魅影がクスクスと悪戯っぽく笑う。平時ならば可愛らしいと感じられるのかもしれないが、今のメルには腹立たしいばかりだ。


 「それじゃあさようなら、桜庭さん。また近い内に会いましょう?」

 「あっちょっ、待って!」


 魅影が浮上し、晴天の太陽に吸い込まれていくように消えていく。

 魅影がある程度怪我を治したとはいえ、メルはまだ立ち上がるだけの体力すら回復していない。

 何もできずに魅影を見送ったメルは、握った拳で地面を強く叩く。


 「あの女……次会ったらホントにタダじゃおかない……!」

 『また口悪くなってんぞー』


 しばらく怒りに震えていたメルだったが、やがて心を落ち着かせるように小さく溜息を吐いた。


 「ああ、服破れちゃってる……」


 体を見下ろしてみると、びしょ濡れのブラウスやスカートには、そこかしこにほつれたような穴が開いてしまっていた。どうやら翼竜の蹴りを受けた時に破れてしまったらしい。


 「これは買い替えですね~……折角ここ2回くらいは服が無事だったのに……」

 『かわいそう』『ドンマイ』『元気出して』

 「あっ!?鉄砲も壊れてる!」


 使い物にならなくなったのは服だけではなかった。いつの間に壊れたのか、呪いの鉄砲の銃身が真っ二つに折れてしまっている。


 「あ~、貰ったばっかりだったのに……」

 『かわいそう』『仕方ないよ』『壊れちゃったけど役に立ってたよ』

 「……そうですよね、この鉄砲もちゃんと活躍しましたよね」


 翼竜には全く通用しなかった鉄砲だが、翼竜が地上に降りてきたのは鉄砲での攻撃に腹を立てたからだ。

 この鉄砲が無ければ翼竜はメルの存在を意に介さず、地上に降りてくることもなかっただろう。翼竜が空を飛び続けていたら、メルにはどうすることもできなかったはずだ。

 翼竜を引きずり下ろすのに一役買った呪いの鉄砲は、今回のMVPと言っても過言ではない。


 「ありがとうございました、鉄砲さん。あなたのことは忘れません」


 メルは壊れた鉄砲を額に当て、感謝の言葉を伝える。


 『ありがとう鉄砲さん』『ありがとう』『ありがとうございました』


 視聴者達もメルに倣って次々と感謝の言葉を書き込んだ。


 「帰ったら鉄砲さんのお墓を作ろうと思います」

 『そこまでやる?』『それ呪物だったはずだけど大丈夫なんか?』


 メルは鉄砲の残骸をポケットに仕舞った。


 「それじゃあ今日の配信はこの辺りで終わりにしようと思います!ちょっとまだ立てないんで、座ったまんまでごめんなさいなんですけど……」

 『てか早く病院行けよ』『血吐いてただろ』『何をのん気に配信締めようと』

 「配信始まった時は大雨でどうなるかと思いましたけど、後半晴れてよかったですね~」

 『お前が晴らしたんやんけ』

 「次の配信はいい天気になるように、視聴者さん達もてるてる坊主作ってお祈りしててください!それじゃあ次の第20回心霊スポット探訪でお会いしましょう、バイバ~イ」


 こうしてこの日のメルの配信は終了した。

 余談だが天気が快晴になったためにメルの濡れた服は急速に乾き、気化冷却によってメルの体温はぐんぐん奪われ、結果としてメルはそこそこ重めの風邪をひくことになった。

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ありがとうございます

次回は明日更新します

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[気になる点] まさか怪異と化したメルをゲットして甘々生活するのが目的か?
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