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転生ドラゴンの魔法使い~魔法はガチでプログラムだった~  作者: 喰寝丸太
第17章 呪文屋のドラゴン

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第99話 痩身魔法

 ゴーレムでタルコットの店を訪れる。


「こんちは」

「どなた様でしたかな。どこかに既視感があります。お客様のお顔とお声は覚えているはずですが」

「俺はミニアの師匠だ」

「そうですか。ミニア様の」


「それは、ちょうど良かった。ミニア様にロラシーを寄越すように言ってもらえませんか」

「伝言魔法じゃ駄目なのか」

「先日お伝えしたところ、断わられましてな。なんでも、メイドの統括者がいないと困るとかで」

「ロラシーが辞めるとかいう話なのか」

「いいえ、急に雇った者が辞めてしまいましたので。しばらくの間、ロラシーに店を手伝ってもらおうかと思いまして」


「おもしろい、俺が店を手伝ってやろう」

「それは申し訳ないので、遠慮したいのですが」

「画期的な筋力強化の魔道具を開発したんだがな。ミニアに作られせる予定だったが。どうしようかなぁ」

「そうですか。それは是非、店を手伝ってもらわないと」

「そうか、ところで何の店だ」

「呪文屋です」

「それは良いな。そうだ俺も売り上げに協力してやろう。珍しい魔法を客に売ってやる」

「それは良いですね。よろしくお願いします」

「おう、任せておけ」




 俺はその問題の店に向った。

 それは、大通りから一本はいった所にあるこぢんまりとした佇まい店だった。

 俺は暖簾をくぐり店に入った。


「ひっ、まだ死にたくない。あっち行け死神」


 俺は店員の男に後ずさりされながら言われた。

 なんでこんな事を言われたのかと言うと頭部を脇に抱えているからだ。

 ちょっとしたジョークだったんだがな。


「安心しろ死神じゃない。ゴーレムだ」

「なんだ驚かせないで下さいよ。寿命が縮んだじゃないですか」

「悪かった。ホムンだ」

「ライラスです」

「ホムンさんは主人に言われて魔法を買いに来られたのですか」

「今日からこの店を手伝う事になった」

「えっ、その鎧姿でですか」

「しょうがないだろ。ゴーレムなんだから」


「いやに人間臭いゴーレムですね」

「ああ、動かしているのはゴーレムだけど、操っているの者は他にいる。ちなみに目と耳は頭部に入ったスライムだ」

「ほんとだ中にスライムがいる」

「じゃあ、スライムをカウンターに乗せて。鎧はその辺に立てかけて置いて下さい」

「それじゃ何にも出来ないぞ」

「私が奥で魔法を整理している間に、カウンターで店番をしてくれれば良いんです」

「そうか確かに鎧は要らないな」

「そうでしょ。スライムが店員なんてもの凄い受けますよ」


 俺はその提案を受けてティをカウンターに置いた。

 御用の方はスライムに話し掛けて下さいと書かれた紙が張られた。

 さあ、準備はできたぞ。

 客よ掛かって来い。


 しばらく待っていると学園の生徒と思われる少女がやってきた。


「こんにちは」

「いらっしゃいませ」


 きょろきょろと辺りを見回す少女。

 紙に気づいたようだ。


「魔法を売ってほしいんです」

「どんな魔法ですか。お嬢さん」

「凄いスライムが応対している。声もスライムから出ているようだけど、どういう仕組みなんだろう」


 ティには声を出す液体魔道具をさっき飲ませた。

 仕組みはしゃべれないな。

 おっかない人達が来ちゃうからね。


「ご注文をどうぞ」

「痩せる魔法ってないですか」


 奥に居るライラスを呼んでもいいが、痩せる魔法なんてないだろう。

 魔法は無限の可能性。

 いっちょ、おじさんが作って進ぜよう。


void main(int argc,char *argv[])

{

 TEL *tp; /*体の定義*/

 MAGIC *mp; /*魔法定義*/

 int i,j; /*カウンター*/

 char orbit[2]; /*軌道データ*/

 char s[256];

 char name[256]="\0"; /*データを連結する領域*/


 for(j=0;j<1000;j++){ /*このループで1000回振動*/

  tp=topen("魔法名.body"); /*体を開く*/


  while(tgets(s,256,tp)!= NULL){ /*このループで身体の筋肉を全て振動*/

   i=0;

   while(s[i]!='\0'){

    if(s[i]==MUSCLE){

     mp=magic_make(&s[i],1,UNDEFINED); /*筋肉を魔法定義*/

     magic_vibration(mp,orbit,sizeof(orbit)); /*振動のデータを入れる*/

     magic_move(mp,orbit,sizeof(orbit)); /*筋肉を振動させる*/

    }

   }

  }

  tclose(tp); /*閉じる*/

 }

}


 こんなのでどうだ。

 『vibration』に対する振動の魔法語『ヒニコスチカニラミ』は剣に付与して切れ味を増すのに使う。

 筋肉にも有効なはずだ。

 でも、動物実験しない事には人間には試せないな。


「魔法はあるけど、今日は無理だ。明日また来てほしい」

「えっ、あるんですか。どこの呪文屋でもなかったのに」

「呪文屋タルコットをよろしくな。うまく行ったら友達にも紹介してくれ」


 その後の客はみんな在り来たりの魔法を求めて来たので、特段むずかしくはなかった。

 帰ってから兎を捕まえ従魔にして、痩身魔法を試す。

 結果は上手く行った。

 この魔法を掛けると腹が減るようだ。

 兎はもの凄い勢いで草を食べていた。

 人間に試したら逆効果にならなければ良いけど。

 プロティンとかあればな。


 翌日。


「魔法は用意したよ。だけど、この魔法を使うとお腹がすくんだ。普通の物を食べると逆効果だからタンパク質を食べると良い」

「分かりました。食べるのを我慢してやってみます。どうしてもの場合はタンパク質ですね。薬師の友人も居るので相談してみます」

 さて次はどんな客が来るかな楽しみだ。


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