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第九十一話、どうも、魔王の孫です。~必殺:ごまかしの姫様スマイル~



 超華麗なる前回のあらすじ。

 ついうっかり、魔王の孫だってバラしてしまった。


 ……。

 だ、だって!?

 誰にどこまでその辺の事情を語ってたなんて事、覚えているわけないじゃない!?


 これは事故みたいなものであるが。

 ……。

 よっし、失敗じゃない事にしよう。


 その辺りをごまかすべく、あたしは赤い髪をふわっとさせて。

 姫様モード、オン!


「そう、地球の皆さん。いままで隠していてごめんなさい――この機会に、皆さんにお伝えしておこうと思って、あたしも決心して打ち明けることにしたの」


 すぅ……っとロイヤルな波動を出し。

 きらきらきら。

 異界の美少女――渾身のプリンセススマイルである。


「あたしはアカリ。日向アカリ。どこにでもいる、いえ……魔王陛下の血族たる姫。あなたたちを救うため、異界から舞い降りた一人の皇族なのです。どうか、このアカリを御信じ下さい、皆さま」


 ▽かなり本気の魅了の魔力が放たれた!


 効果はてきめんで、ここにいる男性陣は既にあたしに融通を利かせる。

 いわゆる軽い洗脳状態になっただろう。

 なにしろ、魔王の孫っていう肩書付きの美少女の憂いの笑みである。


 モニターからこちらを見ていた池崎さんが、爆笑する中。

 ヤナギさんが真面目な顔で皆に目をやり。


「そういうわけで、事後報告となってしまいますが――彼女は異界を治めているとされている魔王陛下の孫娘となる、やんごとなき御方なので。なるべく粗相のないようにお願いします。よろしいですね?」


 これは公務員向けの警告だろう。

 まあ異世界の存在を知っている公務員なら、魔王の存在を知っていてもおかしくはない。

 家庭事情が複雑なので厳密にはもっと色々とあるのだが、孫という事に違いはない。


 おそらく、彼らも魔王陛下に孫がいるという事を、一応理解はできている筈。


 ただ。

 公務員連中と、政府関係者の目線が語っていた。

 てめぇヤナギ、こいつが魔王の関係者だって全部知ってて隠してやがったな――と。


 当然、異世界人なのであたしの事情を知っているモグラ聖女ちゃん。

 彼女も周囲の動揺に気付いたようで、あたしの前までふわりとやってきて。

 聖女が皇族に示す最上位の礼をしつつ言う。


『今一度、お目にかかれて光栄ですわ姫殿下。地下街の件では大変お世話になりました――』

「良いのです、あなたは我ら異世界からこちらの地球に誘拐召喚された被害者。拉致され、強制労働までさせられ、ディカプリオ神父の下で働かされていたその無念――あた……わたくしは全て、把握しております。すぐに気づいてあげられなくて、本当に申し訳なく思っているわ」


 キラキラキラと、聖女と姫の周囲に美少女乙女オーラが発生する。

 囚われの聖女と助けにやってきた姫様の演出発動!


 これでここの政府関係者と公務員に、さりげなく伝わっただろう。

 あんたら地球の連中が、ウチの島(いせかい)から聖女を誘拐しやがった事を、魔王の孫が知っているぞ。


 そういう脅しである。

 モグラ聖女ちゃんもその辺を考慮し、あたしに礼をしたのだろう。

 なかなかしたたかな一面もあるということか。


 こっそりとあたしだけに聞こえる声で――、魔力音声を送ってきた。


『え? あれ? というか姫様、もしかして魔王陛下の孫娘だって……参加者の皆さんに伝えていなかったのですか?』

「うん。だって、まあ必要ないかなって?」

『……。あ、あの。す、すみません……たぶんなんですけどぉ。絶対に伝えておかないと駄目なヤツだと思いますよぉ?』


 そーいうもんだろうか。

 あたしは曾おじいちゃんである聖父クリストフに目をやる。

 魔王の孫と明かしてよかったかどうかの事後承諾をしたいのだが。


 ……。

 あ、だめだ。大おじいちゃん。

 今度はステーキ弁当に手を伸ばして肉の一枚一枚をチェックして、ふむ、と真剣な顔で味見し始めちゃった。


 頭を抱える公務員の前で、ステーキ弁当を並べて超シリアスな顔をしているが。

 カピバラさんだし、行動はただグルメ弁当を味わいに来た親戚のおっちゃん状態なので、もはやギャグにしかなってない。

 まあこんなノリで、その実はかなりの強者。


 本当に強力な神性なので困るのだが。

 お父さんといい、おじ様たちといい、どうしてあたしの周りは見た目と行動がギャグなのに、めちゃくちゃ危険な存在が多いんだか……。

 あたしも同じカテゴリーに入れられないように……気をつけよ。


 密談するこちらを見て。

 悪魔使いの亜門さんがシリアスな顔で、頬を掻く。


「ちょっと総帥。もしかして、この娘が魔王の孫ってのは……マジなの?」

『ええ――この方は魔王陛下の孫娘。正真正銘の姫殿下なのですよ……?』


 そのまま亜門さんが言う。


「悪いのだけれど! わたくしたちは異世界の事情なんて全く知らないのよ! その魔王って人がどれくらいの存在なのか、軽くでいいから教えてもらいたいわね!」


 うわ、皆の注目が集まってるからか。

 亜門の姉ちゃん、ノリノリのいつものハイテンションになってるな。


 執事服姿のナイトメアたちも、腕を組んで、ふっ……と微笑。

 うちのお嬢がちゃんとやっているな――と、なんか後方彼氏面してるし……。

 この人もわりとギャグ空間を作りやすいから、要注意である。


『どれくらいの御方、ですか……そ、そうですね。魔術の祖であり、全ての始まりの御方。虐げられていた人類に魔術を与え、その罪により楽園を追放された心優しき古き神……そう、今の伝承では語られておりますわ』

「魔術を人間に? ということは、人類の味方と考えていいのかしら?」


 言葉に首を横に振り、聖女は祈るように手を握る。


『いえ、そうとも限りません。あの方は優しき御方、それは人類相手に限った話ではないのです。事実、人間と戦争をしたこともありました。それは人類への罰……もあったのでしょう。魔術を得た人類はその後、時代と共に驕り高ぶり始めたと聞いております……。そして、次第に魔術を授けられた恩を忘れ、人間は自らが支配者であるとばかりに暴虐の限りを尽くしたと――そう歴史には残されているのです。陛下はその罪を許さなかったわけですね』

「暴虐だと?」


 暴虐の言葉に、反応したのだろう。

 二ノ宮さんの眉が跳ねる。

 この人も、正義感が強いしなあ……色々と思う所があったのだろう。


 聖女は頷き、モニターに歴史の中にあった悲惨な史実の一部を投影してみせる。


『あくまでもこれは伝承です。ただ、我々は史実であると認識しておりますわ。魔術は力、過ぎた力は人を次第に狂わせたのでしょう。酷い殺戮があったと聞いております。人間同士とも、別の種族とも。そうですね、少しズルい言い方かもしれませんが。今のあなたたちと似ているかもしれません。今、地球人類の一部が異能に目覚め――その中でも悪しき心を持つ者が、民間人を洗脳し、暴君となり果てようとしている。それは、かつてのこちらの世界の人類と同じ過ち。あなたたち人類の中でも、力に溺れ――暴走している者がいるのかもしれません』


 聖女ちゃんの言葉に耳を傾け、腕を組んで座りなおす二ノ宮さん。

 その口から、どこか寂しげな言葉が漏れ始めていた。


「異能力が発生した今の人類は、魔術を得たばかりのそちらの人類と状況が似ている……か。耳が痛い話ですね、我々には」


 空気がわずかに重くなる中。

 あたしが口を挟んでいた。


「ま、新たな能力が発現したんですもの――良い面も悪い面もあるのは仕方ないでしょうね。けれど、重要なのは力をどう使うかよ? 問題は力そのものじゃないってこと。あくまでも悪いのは力や種族そのものではなく、その力を悪用する個人なんですから。過度にネガティブになる必要はないと、あたしは思うわ」


 一応フォローするあたし。

 とっても姫様よね?

 二ノ宮さんが言う。


「話の腰を折って申し訳ない、続けていただけるか?」


 頷き、異界の聖女が再開する。

 昔話や御伽噺。

 あまりにも古すぎて、そういったフェアリーテイルのような扱いになるのだろうが。


 聖女の魔力音声がこだまする。


『魔王陛下は魔物や異種族を不当に襲うようになった人類に心を痛め……、そして不用意に人間に魔術をお与えになられた自責の念から、でしょうか……。陛下は人類との決別を選択なさったのです。人の手により虐げられた様々な種族を、人間の手からお救いになられるために作られた地こそがラストダンジョン、いわゆる魔王城を創造なさったのですわ。陛下はそこで長く君臨なさいました。それは数百年とも、数千年とも言われておりますが――正確な時を知る者は、もはやだれもおりません。ただ陛下は今でも慕う者達を魔の眷属、すなわち魔族とし、守り続けて下さっているのです』


 まあ、その辺の伝承がちゃんと正しいのかは知らないが。

 そういう伝承があるのは事実である。

 亜門さんが言う。


「えーと、つまり……魔王陛下は――人類とは、いまだに敵対をしているってこと、かしら。そ、そうなると、なんかこっちとも、色々と、ねえ? アレなんですけれど?」


 首を横に振り、聖女が続ける。


『百年とおよそ二十年前ぐらいは、そうでした。けれど、今は時代も変わったのです。勇者率いる人間と魔族との大戦は、既に終結しております。共存、共栄の時代になっておりますから。魔王陛下は人類と和解し、魔族と人間は協同しながら新たな時代を進んでいるのです。なので、今は敵対しておりません』


 話を聞いていたジブリール君が、カピバラさんを眺めながら。

 はぁ……っと、工事現場の兄ちゃんみたいな大きなため息を漏らす。


「んだよ、脅かすなっての。もう戦いは終わってるってことじゃねえか」

『ふふふ、すみません。今は本当に平和な世界ですよ。ここでは名前をお出しできませんが、とある英雄ネコ様が活躍なさったおかげで、人類も魔族も、そして多くの異世界とも――その方を通じ分かりあうことができたのですわ。もちろん諍いも、国同士の小さな争いもありますけれど――種族を滅ぼすような、苛烈な時代ではない。平穏なる世が続いているのです』


 言って、聖女ちゃんはあたしを眺め、微笑んでみせる。

 言いたいことは分かっている。

 その感謝の念も伝わってくる。


 よーするに。

 その長きにわたる人類や魔族、神といった連中の戦いを終わらせたのが、他ならぬあたしの実父。

 大魔帝ケトスなのだ。


 ちゃんと語ったことがなかったかもしれないが。

 本当に、多くの異世界や種族を救った平和の象徴。

 英雄なのだ、あの人は。


 それがあたしには、ちょっとだけ重い。

 そう、心にズキっとした部分を感じたあたしの背に。

 パシパシと女性の手の感触が走った。


 亜門さんである。


「って、痛いわねえ。なにするのよ……?」

「ふふ、なるほどね、お嬢ちゃん――! 前にそういうことで気にしていた素振りを見せていたけど、ようやく理解したわ! わたくしも血筋やらなんやらでウダウダ言われていたから! 気持ちは分かるわよ!」


 そういえばこの人もなんか、親の七光り的なプレッシャーがあるような。

 そんな空気を出していたか。

 まあ、魔王の孫だったり大魔帝の娘だったり、勇者の娘だったりする事を、ちょっと悩んでいるあたしと何も変わらないか。


 結局は、根本で同じ悩み。

 ようするに、ふつうの悩みなわけである。

 あたしは乙女の苦笑を漏らしていた。


「はいはい。今度あなたの話も聞かせて頂戴ね、亜門さん」

「そうこなくっちゃ! この戦いから帰ってきたら――って、なんかこの言い方だとフラグだわね」


 最終決戦に向かう前に起こる、いわゆるお約束。

 死亡フラグの事だろう。

 しかし、あたしは悠然とした異界の姫として、赤い魔力とドレスをヒラヒラさせて言う。


「安心して。あたしが誰一人として死なせたりしないわ」


 皆が、こちらに注目する。

 死なせないという言葉に、重みを感じたのだろう。

 あたしの白い肌に、赤い髪に、赤い瞳に目を奪われ始める。


「だって――人が死ぬのは、どこの世界でも悲しい事ですもの。あたしは嫌よ、知ってる人がこの世界からいなくなってしまうのは……」

『姫様――……』


 聖女ちゃんが、あたしに頭を下げる。

 慈愛に満ちた姫と、その言葉に胸を打たれる聖女。

 なかなか美しい光景が、会場に広がっている事だろう。


 あたしはそのまま慈愛に満ちた顔で、皆に目線を向け。

 赤き魔猫の異界姫として。

 凛とした透き通る皇族の声で告げていた。


「だから――どうか、覚えておいて欲しいの。もし死んでしまったとしても、必ずわたくしがなんとかします。だって……幸いにもこちらは、ファンタジーの世界から来た者。実在するフェアリーテイルといってもいい世界です。選択肢は無数にある。ネコが守ってくれるでしょうし、重症であっても、死んでいないのならなんとでもなります。回復すれば、即座に戦地に戻ることも可能です。生きてさえいれば、どうとでもなる! そう、何度でもゾンビアタックが可能というわけです」


 ん……? なんか流れが変わってない?

 と、会場がざわめき始めるが。

 あたしは気にせず、皇族オーラをペカァァァァァ!


「そしてなにより、最終手段――死霊魔術がありますから。幸いにも、うちには一流の死霊魔術犬ネクロワンサーペスがおります。もし、万が一、ついうっかり死んでしまったとしても……アンデッドとして一生、楽しく愉快に生きることもできるのです。だから、何も心配は要りません。どうか安心してください、みなさん。戦死者がでたとしても必ず、超一流の不死者に転生させてさしあげますので――実質、死者数はゼロのまま戦いを終えることも可能だという事です!」


 ふ……っ!

 決まった!

 どうよ、この姫様の慈悲の声!


 ああ、なんとか疲れた。

 気が抜けたあたしは、姫様モードを演じるのが雑になってきて。

 ふと思い出したように、皆に用紙を差し出していた。


 いつもの口調が、唇からこぼれる。


「ま、そんなわけだから~! その紙に、希望を記入しておいて欲しいの! 死んじゃった時になりたいアンデッドを選択しておいて頂戴ね~! 個人的にお勧めなのはリッチよ! 不死者でありながら、魔術の極みに挑戦できる種族ですもの! 最上級の魔術師になれる可能性もあるわ! 戦士系が希望なら首なし騎士のデュラハンなんて、妖精としての属性もあるからお得よ!」


 死んだとしても生きていられる!

 この心配り!

 皆を死なせないという、決意のスピーチ!


「あ、それでなんだけど! もしアンデッド化してからの就職先が欲しいなら、魔王軍とか、親戚のおじさんが新しく支配している冥界の門番とか、働き口を斡旋できるから。そん時はあたしに連絡してね♪ 遠慮しないでいいわよ!」


 三魔猫と猫の領民たちは、さすが姫様! と、肉球拍手の嵐なのだが。


 なにやらファンタジー慣れしていない人々の反応は微妙である。

 え? どうする? ギャグか? 冗談か? おい、誰か突っ込めよと、小さな声が聞こえる中。

 頬をヒクつかせてジブリール君が、言う。


「お、おい。姫さんよ……もしかして、今のが鼓舞のつもりだったのか!?」


 この天使くん、なんか既に人類側代表みたいな顔をしてて。

 ちょっと笑えてきたりもするのだが。


「え? なによ? その言い方、なにか問題あった?」

「いや、問題だらけだろうよっ! 進路希望調査じゃなくて、転生希望調査、しかもアンデッド限定って……そういう冗談は笑えねえっての!」


 あたしは眉を顰め。


「冗談じゃなくて、マジなんですけど?」

「余計に質が悪ぃし! そんなことだろうと思ったから、こいつらも困惑してるんだろうがっ!」


 ジブリール君が指さす先には、たしかにすっごい顔をした人間の皆さまがいて。


「いや、だって実際に死んじゃうかもしれないんだし。だったら、死んだ後の事も安心って分かった方がよくない?」

「なあ姫さん……あんた、自分をまとも側の存在だと思ってやがるふしがあるけどよぉ。わりと大概だぞ?」


 大概って……これ、いい意味じゃないわよね。

 ふむ。

 悩むあたしに、大おじいちゃんことカピバラさんが愉快そうに、モキュモキュな口をくちくちさせる。


『がはははははは! 我が愛しきひ孫娘、アカリよ! それは価値観の違いであるな。我らの世界の常識に囚われているようでは、まだまだであるぞ! 我のように、相手に構わずドーンと己を貫くことが大事であろう!』


 大おじいちゃんと一緒に、腕を組んであたしが言う。


「分からないわねえ。アンデッド化されるんだったら、なりたい種族になった方が良くない?」

『まあ案ずるな、奇跡に長けた我もおる。そうそう死者など出さんだろうて』


 実に論理的な話だと思うのだが……。

 あとで、リッチじゃなくて吸血鬼が良かったとか言われても困るし。

 混乱する場を治めるように、二ノ宮さんが立ち上がり。


「問題あるまい。死ななければいいだけの話であるからな――それよりも気になるのは、紹介ばかりでディカプリオ神父の話が進んでいないことにある。むろん、各自の連携をおろそかにする気はないがな。姫殿下、そろそろ具体的な作戦とディカプリオ神父についての話を進めたいのだが――いかがか?」


 まあ時魔術で会場の外の時間を遅らせているので、時間はあるのだが。

 話が進んでいないのも事実。


「そうね。同士討ちが怖かったから念入りな前置きになったけれど、本題に移りましょう。そういうわけで! 皆さま、よろしくて――? なーんて、姫様みたいな重い肩書は抜きよ! あたしが介入したからには、必ず勝ってやるんですからね!」


 と、あたしは姫様モードではなく、女子高生モードでエヘヘヘヘ!

 元気いっぱいのブイサインである!


 偶然だろうが。

 ちょうどその時、大おじいちゃんが顕現した時の光が、あたしの笑顔を照らしていた。

 みんなの目が、あたしの笑顔に奪われていく。


 なぜだろうか。

 結局は普段の笑顔の方が、鼓舞になった感じがするのは気のせいかな?


 会議は踊る、猫も踊る。

 カピバラも踊っていたが、ちゃんと会議は進んでいる。

 様々な勢力が入り混じっていたが、計画自体の練度はたぶんそれなり以上!


 あたしたちは作戦の打ち合わせを、かなり細かい部分まで済ませたのだった。


 よーっし!

 長かったが、これで準備完了!


 待ってなさいよ! ディカプリオ神父!

 ゲームでいったら黒幕ボスの前の中ボスみたいなもんだが。

 やってることは結構外道だし、あたしは手を抜く気などないのだ!


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