第50話 事前確認!
【キャラステータス】
ジョブ 紋章術師
レベル 30
HP 944/944
MP 330/330
AP 0/300
STR 49
VIT 171
DEX 60
AGI 71
INT 121
MND 105
CHR 82
タレント1 暗器使い
<効果> 暗器系統の武器の装備を可能とする
タレント2 スキルチェーン
<効果> スキル・アーツを3つまで連結した奥義を編み出す
タレント3 ファイナルストライク
<効果> スキル ファイナルストライクを習得
タレント4 流れ作業
<効果> 合成モーションをスキップして実行可能ただしHQ発生なし
タレント5 スキルチェーン
<効果> スキル・アーツを3つまで連結した奥義を編み出す
LUB 0
MEP 0
所持金 130ミラ
【装備一覧】
メインウェポン 狂信者の杖(O)
サブウェポン なし
レンジウェポン 吹き矢(OEX)
矢弾 眠りの矢
頭 エルダーサークレット
胴 エルダーローブ
腕 エルダーグローブ
脚 エルダーズボン
足 エルダーシューズ
アクセサリ1 イクウィップリング
アクセサリ2 パリィリング
LUBのVIT極振りは絶賛継続中だ。
俺のVITはそこらの盾役に負けないはずだ。
VITに依存するHPも後衛ジョブとしては異様に高い。
タレントに『スキルチェーン』が二つあるのは、暗器の奥義を両方使うためだ。
『スキルチェーン』に関しては複数のタレント枠に重複させることができる。
とはいえ、二個も割くのは辛い。
他に候補があったらそっちにしたが他は『マジックエンゲージ』しかない。
あれは一人では役に立たないので、『スキルチェーン』の方がいい。
所持金は驚異の缶コーヒー価格。金欠がやべぇ。
装備はとりあえずガード性能の高い狂信者の杖でバトルに入る。
ここは適宜、仕込杖と切り替えていく。
新兵器の吹き矢も当然装備。弾は眠りの矢で行く。
毒の矢はアイテムで解毒されればそれまでだからな。
エルダーシリーズ一式は、レベル相応の後衛装備だ。
正直、とりあえずの域を出ない。凝ろうと思えばもっと凝れるはずだ。
それから、アクセサリの『イクウィップリング』『パリィリング』について。
イクウィップリング
種類:アクセサリ 装備可能レベル:10
特殊性能:装備変更を音声によるショートカットで行う事が出来る
タレント『クイックチェンジ』と同一の効果
『クイックチェンジ』の効果は、いわゆる『着替え』が可能になるという事だ。
例えば今の俺の装備を装備セットAとし、セットBを以下のようにしたとする。
【装備セットB】
メインウェポン 仕込杖(OEX)
サブウェポン なし
レンジウェポン 吹き矢(OEX)
矢弾 眠りの矢
頭 エルダーサークレット
胴 エルダーローブ
腕 エルダーグローブ
脚 エルダーズボン
足 エルダーシューズ
アクセサリ1 イクウィップリング
アクセサリ2 パリィリング
メインウェポンが違うだけだが、装備セットAとBを適宜呼び出すことにより一々アイテムウィンドウを開いて装備変更しなくても武器の切り替えが行える。
『デッドエンド』後のガードに『狂信者の杖』を装備するのも、『狂信者の杖』でのガード状態から攻撃に移るために『仕込杖』に持ち変えるのも、俺は今まで手動実施していたが、それは大きな隙になっていた。その隙を消せるのである。これは大きい。
その他にも例えば、魔法を撃つ時だけ魔法攻撃力が上がって守備力が下がるような装備に変更したり、攻撃を受けるのが確定している時にだけ、守備力が上がり攻撃力の落ちるような装備に変えたりという運用が可能になる。
様々な状況に合わせた最適装備に切り替えていく行為を『着替え』と言うのだ。
これがあると、例えば通常攻撃用、アーツ用、魔法用等々用途ごとの最適装備を用意したくなるから、あれもこれもと保有する装備の数がどんどん増え、アイテムボックスがえらい事になっていくのが世の常である。
でも仕方ない、俺達は凝りたいんだ! 細かいことを考えたいんだ!
ネトゲ廃人ってそういうものなんだよ!
と、いうわけで着替えが出来るならそりゃあ、する。
なので『イクウィップリング』は絶対的に装備から外せんな。
ちなみにどうやって入手したかと言うと、この前アウミシュール大古墳でギルド設立許可証をゲットした時、俺が敵をマラソンしている間に宝物庫に忍び込んだあきら達が発見してゲットしていたのだ。
戦利品をみんなで分けたが、俺は『イクウィップリング』を貰ったのである。
それからもう一つのアクセサリ。
パリィリング
種類:アクセサリ 装備可能レベル:28
特殊性能:敵の攻撃をガード時、APにボーナスを得る。
これもアウミシュール大古墳産のアイテムだが、本来の持ち主は矢野さんだ。
今日は大会に出るという事で、貸してもらったのだ。
効果としては説明文の通りなのだが、バトルの仕様として攻撃をガードした際にノーダメージだと、APは溜まらない。0なのである。
だがこれを装備していれば、ガードしてノーダメージでもAPが溜まってくれるという点が嬉しい。
VIT極振りでガード性能の突出した『狂信者の杖』を持った俺だと、ガードでノーダメージは頻発するからな、結構俺向きの装備ではある。
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【魔法一覧】
ディストラサークル(消費MP5~∞ 再使用時間 0/10秒)
ディバイトサークル(消費MP5~∞ 再使用時間 0/10秒)
ディデクスサークル(消費MP5~∞ 再使用時間 0/10秒)
ディアジルサークル(消費MP5~∞ 再使用時間 0/10秒)
ディインテサークル(消費MP5~∞ 再使用時間 0/10秒)
ディマインサークル(消費MP5~∞ 再使用時間 0/10秒)
ディカリスサークル(消費MP5~∞ 再使用時間 0/10秒)
【スキル一覧】
ターンオーバー(再使用時間 0/300秒)
<効果> 現HPとMPを入れ替える 紋章術師専用
ファイナルストライク(再使用時間 0/300秒)
<効果> 次の一撃で武器が消滅するが大ダメージ
【アーツ一覧】
チャージスペル(消費AP 100)
<効果> 杖技 MPを最大値の20%回復する
スティングシュート(消費AP 50)
<効果> 杖技 魔力で杖を操り、離れた敵にぶつける 1回攻撃
ウィンドミル(消費AP 50)
<効果> 杖技 杖を大きくスイングし、すくい上げながら飛び上がる 1回攻撃
抜刀術(消費AP 0)
<効果> 暗器技 不意を打つ強烈な抜き打ち 1回攻撃
1戦闘に1回のみ発動可能 現HPが低いほどダメージ上昇
防御力無視 スウェイ不可
影矢(消費AP 0)
<効果> 暗器技 死角を突き目に見えない矢を放つ 1回攻撃
1戦闘に1回のみ発動可能
現HPが低いほど矢の追加効果の性能と発動率アップ
防御力無視 スウェイ不可
杖のアーツとして『スティングシュート』と『ウィンドミル』を習得したのが主な変更点だろうか。
『スティングシュート』は攻撃力がINT依存なのだが、物理攻撃なので命中率はDEXに依存する。
つまり、当たらない……使えない……
『ウィンドミル』は攻撃力までSTRだから、ますます使えない……
と思いきや、モーション的に昇〇拳的に斜め上方向に飛び上がるので、片手剣の『ホークストライク』のように回避行動に応用可能である。
移動距離はあちらには全然及ばないが、ないよりはいい。
俺的にはAP消費の回避技の認識だ。
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【奥義一覧】
デッドエンド(ターンオーバー⇒ファイナルストライク⇒抜刀術 )
ソウルスピア(ターンオーバー⇒ファイナルストライク⇒影矢 発動可能)
奥義は二種類。状況によって使い分けるべし!
こんな所だな――あとは、やるだけだ。
「第五試合を始めます! 出場者の方は舞台に上がってください!」
ギルドのスタッフの人が控室にやって来て、そう呼びかけた。
さぁ俺の番キター! 魔改造の成果を見せる!
「蓮くん、頑張ってね!」
「ああ! フフフ……見てろよ、クビ寸前の育成選手が魔改造により覚醒する様をな!」
「ははは……いつも通りだねー蓮くんは」
俺はあきらに見送られ、闘場へと続く階段を上った。




