Character file No.2
Name:オデュロ
Alignment:混沌にして悪
Status
STR:☆☆☆☆☆ (A+)
CON:★★★★★ (A)
AGI:★★★★★ (A)
МAG:★ (E)
LUK:★★★★ (B)
RES:★ (E)
GSA:★★★★ (B)
特技:資格取得、根気のいる作業、ボタン連打
好きなもの:特撮、模型、アウトドア作業
苦手なもの:騙し合い、腹の探り合い
イメージカラー:どす黒いブラッドレッド
好きなゲームジャンル:ハック&スラッシュ、育成バトル、アクションRPG
『元の世界での人物像』
年齢30歳、男性。プラント系の建設業界で施工管理の職に就いている。
学生時代は無類のゲーム大好き人間であったが、大学を卒業して働き出してからは仕事が忙しいあまり、なかなか自分の趣味に時間を割くことが叶わず、疲労とストレスを溜める日々を送っている。
自室は片づける暇がないというのもあるが、物が散らかっていてかなり汚い。あと購入したのに開封出来ていない積みゲーと積みプラが大量にある。
友人と心の距離が近くなると口調が荒めになる傾向があるが(特に男性相手)基本的に律儀で面倒見が良い。
ただしずっと男友達とばかりつるんでいたこともあってか、女性と会話するのはやや苦手だったりする。
実は大の特撮ファン。またメカやロボットものも好物で、一時期は模型製作も嗜んでいた。
自分は口数の少ない人間だと思っているがむしろお喋りで、特に自分の好きなジャンルとなると早口で一方的に語り出してしまう。
資格は結構沢山持っている。勉強は得意で手先も器用であり、学生の頃も成績は良い方だった。下手に一人で色々と熟せるせいで多くの仕事を任される羽目になり、近頃は疲れから少しばかり病んでいたようである。
当然彼も異世界転移の書類にサインをしたのだが、それも草臥れて仕事から帰宅してきた矢先、何となく七夕の短冊に願いを書くくらいの軽い気持ちで記入したに過ぎなかった。
異世界の人間相手に殺戮の限りを尽くす彼の行動は、抑圧された日常から解放されて自由になった事から来る一種の反動によるものかもしれない。
元の世界の彼はきちんと分別のある大人なので、けして犯罪者予備軍の社会不適合者という訳ではないのだが、根の真面目な彼の内側に育った闇が心に溜まったストレスを発散させるために、彼を恐ろしい戦闘狂へ駆り立てるのだろう。
何にせよ人外化した彼にとって人間狩りなど、ただのレベリングという作業ゲーに他ならないのである。
Name:カリストロス
Alignment:混沌にして善
Status
STR:★★★ (C)
CON:★★★ (C)
AGI:★★★ (C)
МAG:★★★★ (B)
LUK:★★ (D)
RES:★★★ (C)
GSA:★★★★ (B)
特技:ネット上での嫌がらせ、煽り行為
好きなもの:PK、モデルガン収集、バトルロイヤルものの作品
苦手なもの:他人の幸福な光景、女性との会話
イメージカラー:濁ったダークブルー
好きなゲームジャンル:FPS、MMORPG
『元の世界での人物像』
本名、奈浪 信二。年齢27歳の無職男性。
高校を中退してからはずっと自宅に引きこもり続け、今年で十年目に突入する。
家自体は結構裕福で両親も割と彼を甘やかしているため、今のところ将来への不安は一切感じていない。というより認識がすこぶる甘い。あと兄弟はいない。
とにかく社会性というかコミュニケーション能力に難があり、顔も名前も判らない匿名の環境でなければまともに会話できないくせに、そういった場では一変して他人を煽り、周りの空気を悪くしようとする。
人同士の和気あいあいとした和やかな雰囲気が嫌いで、他人への敵意と猜疑心に満ちた殺伐とした空気を好む。率先してそういった状況を作り上げようとするので、集団における彼の存在はかなり害悪。
特に女性へのコンプレックスが酷く、リアルだと声すらかけられないくせに、ネット上ではミソロジーかというくらいに過激で執拗な発言で追い詰めようとする。
人生のリソースの大半をゲームにつぎ込んでいるので、当然ながらゲームのプレイングスキルは高い。それも他のプレイヤーへマウントを取って虐げることに専ら特化している。
学生時代は別段虐められていたということもなかったのだが、その我儘で自分勝手な性格が災いして周囲とは馴染めず、友人もろくに作れなかったことからいつの間にか消えてしまっていた。
孤高の存在に憧れていて孤独を好むのに、孤立を嫌うという矛盾した考え方を持つ。つまり拗らせた自己顕示欲と自己承認欲求だけが人一倍に肥大化しているのである。
歪んだ人格の人間が下手に強力な力を手に入れて異世界なんかにやって来ると、危険な特定外来生物になってしまう判りやすい例。
因みに本人は自身を銃や兵器、軍事マニアだと豪語して憚らないが、好みがミーハー過ぎるので本当にその方面で詳しい者たちからは、ただの知ったかぶりのにわか扱いということにされている。
自室には親の金で購入した電動ガンやモデルガンが大量に飾ってあるが、サバゲ―に参加したことなどは一度もない。
《イマジナリ・ガンスミス》
カリストロスの保有するG.S.A.
架空の銃工。ほぼノーモーションで周囲の空間や手元に多種多様な銃火器、戦車や戦闘機、戦闘ヘリといった攻撃機から武装した兵士まで自在に出現させ、操ることが出来る。
その他にも爆弾や地雷など、破壊工作用の兵装なども用意することが可能。戦闘機運用時はリソースを最大限に使用するため、他のものを呼び出すことが殆ど出来なくなる。
兵士の最大動員可能数は80人。その一人一人がアダマンランク冒険者と同等以上の戦闘能力を有する上、気配や殺気、生体反応を感知する、銃弾を見てから余裕で避けられるだけの身体スペックを持つ。
出現させる武装は弾丸や砲弾のみで放つということは出来ず、必ず射出装置とセットで呼び出される。ただし魔力の続く限り、弾薬は補充され続ける。某吸血鬼のゴミ処理屋と同じく、リロードは気分。
他者に武器を形態させることも一応可能ではあるが、基本的にカリストロスの制御下を離れたものは即座に霧散消滅するので、ずっと持たせ続けておくようなことは出来ない。
厳密にいうとこの能力の本質は、カリストロスが最強だと思っている攻撃の“イメージ”を具現化させるものである。
カリストロスにとって思いつく最強の攻撃手段が、彼の元いた世界における現代兵器による蹂躙であるため、それが実際に事象として発現しているに過ぎない。ゆえに“架空の銃工”なのである。
この能力は使用者と攻撃対象との間でイメージに差異や齟齬、乖離があるほど特攻効果やクリティカル補正が発生する。
現代兵器への知識どころか概念すらない異世界の住民や幻想生物たちにとっては、魔法や神秘による防御特性を完全に貫通する、文字通りの凶弾と化す。
逆にイメージへの認識度合が変わらない相手に対しては、ただの物理攻撃に成り下がる。
それでも強力な運動エネルギーを秘めた現代兵器による攻撃は普通に考えれ十分脅威であるが、あいにく超人化、人外化した異世界転移者たちにはその構造上、相性が極めて悪い。
とにかく転移先の異世界において、彼の思い描いたイメージ通りに気持ちよく無双したいという歪んだ願望と嗜虐的な精神性がそのまま形になった能力といえる。




