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港へ奴隷を買いに行こう



 ゴブリン達の襲撃で疲れたグレン達は眠り、イリスはゴブリンの死体の処理をほぼ寝ずに行った。死体を放置すればアンデット化して面倒な事になるからだ。といっても、ほぼ寝ずに動き続けるのは慣れているので問題はないようだ。この頃は皆で寝ているのであまり遅くまで起きていないが、日々魔法回路の数を増やしていっている。

 そんなイリスの下に馬車がやって来た。姉であるコルネリアがやって来たのだ。


(そっか、もう届くような日か)


 馬車からメイドが降りてきてイリス下にやって来る。


「イリス様、コルネリア様がお待ちです。準備してください」

「わかったよ」


 イリスは直ぐに家に戻って着替えてる。そんなイリスにリタとニナが近づいてくる。


「出かけるでやがりますか?」

「うん。リタは私の中に入って護衛。ニナは皆が起きたら昨日の問題点を洗い出して訓練をしておいて。ブリュンヒルデ、ジークルーネはニナに従うように。グリムゲルデはリタと一緒に護衛して」

「わかったでやがります」

「はい、お任せ下さい」


 ニナに手伝って貰って急いで着替えたイリスは外に止まっている馬車に乗り込む。


「お待たせ……え?」


 中にはコルネリアだけだと思っていたイリスの眼には信じられない者が映った。その人は眼帯をした銀髪の美青年で軍服を着て強烈な存在感を放っている。


(中二の人!?)


 馬鹿なツッコミを心の中で入れたイリスは警戒度を跳ね上がらせる。


「何をしていますの。早く入りなさい」

「う、うん」


 馬車に入ってイリスが席に着くと扉が閉められて動き出す。緊張しながら青年を見るイリス。


「確か名前はイリスだったな」

「そうです。お兄様はイリスと会うのは初めてでしたわね」

「そうだな。俺は戦場に居るからこちらには滅多に帰ってこない」

「帰ってきても直ぐに出てますものね」

「基本的に王都と戦場しか行き来がないからな。とりあえず弟に自己紹介をしておこう。俺はジェラルド・フォン・エーベルヴァインだ」

(やっぱりーっ!?)


 その名前を聞いた時、イリスは眼帯に注目する。


「これは気にするな。戦場で片目を奪われただけだ」

「は、はい」

(片目が奪われたって、そこに魔王の瞳が入ってるのはわかってるんだよー!)


 現在進行形で侵食されているだろう兄を見るイリス。既に魔王化が始まっており、手遅れな事がわかっているだけに何とも言えない感じだ。


「今回は補給ついでに寄っただけだから港までだが、一緒に行く」

「今回は船でしたわね。今度もお見上げを期待していますわ」

「お土産か。それはイリスに頼むといい」

「え?」


 いきなりそんな事を言われて混乱するイリス。


「もうすぐ本格的にトゥルガ王国との戦争にノルニラ連合国が介入してくる。ノルニラ連合国との戦争にお前も投入する事にした」

「ちょっ、まだ私は6歳ですが!」

「知らん。昨夜の戦いは見ていた。ゴブリンを相手にあれだけ戦えるのならば問題無い」

(見られてたの!?)

「戦争が始まるのは5ヶ月後だ。それまでに部隊を組織してゴブリンとケリをつけろ。父上も了承してくれた。上にはこれから通すが決定事項だと思え」


 容赦なく告げられる内容に汗がダラダラと流れるイリス。5ヶ月という期間を与えられたが無茶苦茶にも程がある。6歳に部隊を指揮しろというのだから。


「イリスが心配ですから私も出ますわ」

「ならん。お前は守護者もまだ居ないだろう」

「それなら問題ありませんわ。強力な守護者を手に入れる予定がありましてよ」

「そうか。ならば好きにしろ。5ヶ月後に判断する」

「ええ、ご期待に添えるように頑張りますわ」

(こうなればやるしかないか)

「そうだね。でも、お兄様……一ついいですか?」


 戦争に参加するのは仕方ないとして、イリスの問題は人数が居ない事だ。戦力としてはそれなりにあるのだが。


「なんだ?」

「いっぱいのお金ください。支度金がないと部隊とか作れないよ」

「ほぅ……父上から貰えば……いや、無理か。いいだろう。支度金は出世払いで貸してやる」


 ジェラルドは懐から紙を取り出してサラサラと書いていく。書き終わった物にハンコを押してイリスに放り投げた。


「それで好きな物を好きなだけ買え。戦場の働きで返して貰うからそのつもりでいろよ」

「う、うん」

(借金かー。まあいいかな。稼ぐ方法はまだまだあるし。軍を相手に一儲けするのもいいし)

「私もお手伝いしますから、一緒に頑張りましょう」

「ありがとう、姉様」


 コルネリアはイリスに抱きついて撫で回す。イリスは当初よりかなり痩せていてかなり太めから少し太めくらいにまでなっている。


「むう、随分と痩せましたわね」

「駄目なのですか、姉様」

「いえいえ、いいのですわ。でも、どう見ても……いえ、何でもないですわ。もっと痩せるように努力なさい」

「はい、姉様!」

「溺愛しているな」

「私の可愛い弟ですもの」

「もう一人いるだろう」

「アレは可愛くありませんわ。それにこの子はお母様に似ていますもの」

「そうか。お前の好きにしろ。それよりも馬車では時間がかかるな。おい、止めろ」


 ジェラルドの言葉に馬車が止まる。


「少し待っていろ」

「はい」

「わかりましたわ」


 ジェラルドが外に出て何かを話した後、凶悪で膨大な気配が出現した。その直後にジェラルドが馬車に入ってきた。


「いいぞ」


 直ぐに馬車に衝撃が伝わって揺れた後、急に浮遊感に襲われる。慌てて窓を見ると空が近く、地面が遠くなっていた。つまり、飛んでいるのだ。


「ドラゴンって便利ですわね」

「飛行系のモンスターに言える事だ」

「ドラゴン?」

「上を見てみろ」


 イリスが窓から顔を出して見てみると巨大な骨で出来た身体のドラゴンが馬車を掴んで飛んでいた。


「また増えましたのね」

「今度はスケルトンドラゴンだ。休みなく行軍できる上に食料もいらないから非常に便利だ」

「ですが、気持ち悪いですわ」

「労働力としてアンデットは素晴らしいよね」


 拒否感を示すコルネリアとうんうんと納得するイリス。男性と女性の違いはあるのかも知れないが、アンデットの有用性は大きい。大きいが、当然のように教国などでは禁止されている。もちろん、他国には使役している者がいるが、教国では問答無用に浄化される。


「そういえば部隊ですけど、遊撃部隊がいいです」

「自身があるのか?」

「少数精鋭にしますから。それに周りを巻き込む子がいますので」

「アイツか。確かに味方ごと殺られても叶わんな。わかった」

「ありがとうございます。それと戦場になる地形や相手の戦力ですが……」

「ある程度は教えてやるが、あとは自分で調べろ。それも経験だ」

「はい」

(味方と認識されているうちに戦力を整えよう。敵対するかわからないけど、目指すはラスボスだしね! それに戦場か……早いとは思うけど成り上がるには必要だよね。五男の私は予備ですらないから廃嫡されるのは当然だしね。まあ、伯爵家だから別の家に婿養子に出される可能性はあるけど、どっちにしても自分の部隊を持つ事は必要だね)


 現状、ジェラルドはイリスにとってパトロンなので仲良くしておく事にしたイリス。そんな訳で擦り寄る事にしたイリスは早速、行動を起こす。


「お兄様、支度金を貸していただくお礼にプレゼントをお渡しします」

「なんだ?」

「ウォーターマットと呼ばれるベッドです。後でお送りするので教えてください」

「ベッドか? 王室御用達の物があるが……」

「そうですわよね」

「そんなものよりいいですよ。これを触って見てください」


 そう言ってイリスはジュルで作成したクッションを2人に渡す。2人は直ぐに触って感触を確かめる。


「お尻の下に敷いて確かめてください」

「ふむ」

「あ、これは凄いですわね」

「この弾力は素晴らしいな。確かにこれを使えば硬いベッドなど比べ物にならないか」

「イリス、私にもくださいね」

「もちろんですよ、姉様。職人が入りしだいちゃんとしたベッドに加工してお父様やお兄様、姉様にお渡し致します」

「期待しておこう」

「そうですわね」

「ふむ……持ち運びが便利なようにできるか?」


 ウォーターマットの性能を素早く理解したジェラルドはイリスに質問していく。


(持ち運びか……アイテムボックスとかあったかな? スペースを取らないようにするなら折りたたみベッドが一番なんだよね)

「折りたたんでスペースを取らないようにはできますが……利用方法はどういう感じですか?」

「軍事行動を行っていると野営が多くなるからな。これがあれば疲れが溜まりにくいと思ったのだ」

「軍事行動ですか……」

「野宿なんて嫌ですわ。スペースなら馬車の中に作ればよろしいのでは?」

「兵の事も考えれば数が莫大になってしまう」


 出来る限り荷物を減らして行軍するのが普通なのに荷物を増やす事は費用がさらにかかる。馬車が増えれば護衛の事も考えなければならない。それに出来る限り食料や医療品を積みたいというのが心情だろう。


(行軍、軍事行動……野営……あっ、寝袋だ。ジュルで寝袋を作ればいいんだ。それに天幕も改造して一部だけ床があるテントにしてしまえばいい。全部を床にした場合、奇襲された時に大変だし寝る所だけ。うん、できそうだ)

「多分可能です。ですが、今のところ作れるのは私だけですから、職人も引き取らせてください。こちらが作成した物をお兄様が買って借金を減らしてください」

(飯の種は渡さないよ?)

「そうですわ。お兄様もイリスから金の卵を取り上げてはいけませんわ」

「ちっ。わかった。そっちに任せてやる。許可証もこちらで用意してやるからできたら早いうちに大量生産してくれ」

「はい、わかりました」

「それとこれも銀貨10枚で売れるだろうな」


 貨幣価値は金貨が100万、銀貨が1万、銅貨が100円、鉄貨が1円だ。つまり、銀貨10枚は10万円に相当する。クッションがこの値段なのでベッドは金貨数枚にはなるだろう。


「馬車の移動は痛くなりますからね」


 コルネリアはどことは言わなかったが、同意する事は出来たようで頷いでいる。


(馬車そのものも改造した方がいいかな)

「っと、到着だな」

「早いですわね」

「空輸だからな」

「あれが港……」


 窓から覗くと大きな港町が見える。港には多数の船が停泊しており、そのうちの何隻かは軍艦のようだ。


「イリスはユーミルの港は初めてでしたわね」

「凄く大きい……」

「ここはエーベルヴァイン家の要だからな。他国や国内との交易拠点の一つだ。補給に寄ったり商品を買い付けたりする」

「商品?」

「奴隷だ」

「なるほど」

(難民を呼び寄せて奴隷に落とし、売り払って利益を出してるんだね)


 こちらで女は性奴隷として教育して売り払い、男は開拓と同時に訓練を施して兵士として耐え抜いた者を選別して売り払って金に変える。それがエーベルヴァイン家の商売の一つだ。


「でも税金とかが高いんでしょう?」

「そうだな。だが、この辺は召喚獣を使って航路の安全を保証している。商人達も全財産を失う可能性がある場所よりも安くないが金を支払って安全を取るからな」

「他の航路では海賊とかもいますしね」

(船での商売は元手がかなり掛かるし、モンスターも居るから大変なはず。なるほど、確かにお金を払ってまでこちらを選ぶ訳だ)

「あ、到着したようですわね」

「そうだな」


 スケルトンドラゴンが港街の中心部に降り立ち、御者台に居たメイドが扉を開けた。イリス達は馬車から降りて大きな港町を見る。港には沢山の大きな船が停泊している。当然、船が沢山集まれば人も多くなり、商売を行っている者も多い。つまり活気があるのだ。


「さて、私は軍艦に乗って任務地に戻る。4ヵ月後、期待している」

「ええ、お兄様のご期待に答えてみせますわ。ね、イリス」

「もちろんです」

「そうか。ではさらばだ」


 ジェラルドがスケルトンドラゴンに乗って去っていく。残されたコルネリアとイリスは目的地へと向かう。


「お嬢様、馬はどうしましょうか?」

「そうね……奴隷もいっぱい買うのよね?」

「そうだね」

「なら新しいのを買っちゃいましょう。貴方、手配しておいてくださる?」

「かしこまりました。お嬢様方はどちらに?」

「私達は奴隷商館に向かいますわ」

「お供は……」

「必要ありませんわ。ですわよね、イリス」

「もちろんだよ」

「しかし……」


 イリスの実力に懐疑的なメイドは不安そうにする。コルネリアに何かあれば確実に悲惨な目に合うからだ。


「私がいいと言っているの」

「も、申し訳ございません!」

「分かったのならいいわ。行きましょう、イリス」

「うん」


 コルネリアはイリスの手を取って歩いていく。港には人が溢れ返っている。沢山の馬車が行き来して、そこかしこで交渉の声が聞こえてくる。そんな中をしばらく歩いていると大きな奴隷商館へと到着した。ここはエーベルヴァイン家が管理するこの港中の奴隷商を管理している場所だ。役割は奴隷の販売と買取、取り寄せなどを行っている。注文すれば金さえ積めばほぼ要望通りの奴隷が用意される。


「お姉様、ドワーフはいいの入ったかな?」

「入っているといいわね」


 2人は中に入って係員を呼びつけて要件を告げる。直ぐに個室に案内される。個室にはテーブルとソファがあり、メイドが紅茶とお菓子を用意してくれる。お菓子を食べ、紅茶を飲んでいると豪勢な服を来た恰幅のいい男が入ってくる。


「これはこれはコルネリア様、イリス様、ようこそお越しくださいました」

「ええ。それで注文したのは入ったのかしら?」

「もちろんです。ドワーフの鍛冶師。それも腕のいいのをご所望との事でしたので、男も女も沢山集めてあります。ご要望のあったハーフもございますよ」

「ハーフ?」

「それは私が頼んだの」

「そう」


 ハーフは当たり外れがあるが、当たりを引けばかなり凄い事になる。イリスはアルマントの金でとびっきりのハーフを手に入れるつもりなのだ。


「早速見させて貰っていいかしら?」

「構いませんが、怪我人でも構わないという事でしたので、数が多いですよ」

「召喚して憑依できたら問題ありませんわ」

「お姉様、それだけどひょっとしたら一発で行けるかも知れないよ」

「本当ですの?」

「うん。すいません、先に私が注文した子を見せて貰えますか?」

「もちろんです。では、こちらにどうぞ」


 案内されて移動したのは商館の奥に有る場所で、厳重に警備が敷かれている。封印の魔法陣がいくつも設置された部屋の中心部にはピンク色の長い髪の毛をした少女が拘束されている。少女の耳は尖っており、人間ではない事を知らせている。


「手に入れるのは苦労しましたよ」

「そりゃそうだろうね」

「イリス、この子はなんですの? 強い力を感じるのだけど……」

「この子は龍だよ」

「龍?」

「東洋のドラゴンだよ。そしてこの子は龍が無理矢理ドワーフに産ませた子供。素質としては充分だと思うよ」


 龍の血が入っているのでポテンシャルとしては桁違いだ。だが、問題もある。


「ハーフってだけじゃないんですよ。この子、とある滅んだ国が実験の為に生み出したんですよ」

「実験ですの?」

「ええ。それも憑依実験のようでしてね」

「うわぁ……」

(憑依実験って事は絶対、変なのが入ってるよね。でも、ポテンシャルは高いんだよな)


 イリスは高い金を出させて見つけたこの子を真剣に見詰めていく。


「失敗したらしいのですが、憑依させた者はわかりません」

「危険ということね」

「はい。オススメはできません」

「まあ、問題ないよ」

「あ、危ないですよ!」

「イリス!」


 イリスは少女に近付いて行く。少女はイリスをぼんやりとしながらも引きずり込まれそうな深い藍色の瞳で見詰めて来る。


「初めまして。私はイリス。君の主人になる」

「……我、不完全……価値、無し……」

「君の価値は私が決める」

「我、空虚」

「空っぽなら入れればいい。たっぷりとね」

「……我、完全、なる……?」

「そうだね。私が完全にして満たしてあげる。だからおいで」

「……(こくん」


 頷いた彼女を見て、イリスは男の方へと振り返る。男はすぐさま契約の儀式を開始してイリスを主人にした。


「では、代金の方は……」

「お姉様と大量に買ってくから安くしてね」

「それはもう……」

「この子、5割で」

「いくらなんでもそれはきついです! 8割!」

「6割。ドワーフと子供を大量に引き取る。それに怪我をして動けない者達も買い取ってあげる」

「わかりました。それでいいです。お前達、拘束を解いて身奇麗にしておけ」

「はっ」


 男は護衛の兵達に指令を与えて次の部屋へと案内しようとする。だが、そこでイリスが待ったをかける。


「ここで少しやりたい事があるからこのままで」

「な、何をする気で?」

「決まってる。憑依召喚だよ!」


 瞬時に印を切り、詠唱を行うイリス。北欧パッチで追加されたのは神様だけではない。神器イベントが行われ、そこでドヴェルグが召喚可能となった。呼び出すのは素体と詠唱、魔力さえあればいいという低コストぶりだ。


「我、満たされ……ない」


 ドヴェルグは召喚されて少女に憑依される。だが、その瞬間。ドヴェルグは喰われた。


「へぇ、面白い現象だね」

「い、イリス?」


 イリスはどんどんドヴェルグを召喚しては憑依させる。当然のように喰われる過程を調べていく。


(力の密度は上がっている。無くなるんじゃなくて吸収しているのかな……)

「鍛冶ってできるかな?」

「我、知識、ある」

「それは増えた?」

「……増えた。我、先程、まだ、できない」

(これは便利だね。力とかだけ食べていくのか。色々と喰わせてみたら化けるね)

「どう、ですの?」

「この子なら大丈夫。これでドワーフを買わなくても済みそうだね」

「そんな!? 困りますよ!」

「安くしてくれたら買うよ?」

「そうですわね。どうかお願いしますわ」

「ああ、もうわかりましたよ!」


 それからイリスとコルネリアは値切って沢山のドワーフと幼い子供達、怪我人、世話をする女性を購入した。もちろん、イリスはアルマントが少女の本来の金額を支払う形にして安くした分はおまけとして奴隷を手に入れた。その後、大量の服や日用品を購入して、同じく購入した馬車でもどった。結局、襲われる事もなく、リタの出番はなかった。






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