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王楽記―おうがくきー  作者: 上平英
幼少期
13/21

第12話 姉上堕とし と 魔女っ娘堕とし

なんとか更新できた・・・。

「姉上っ!」


大声で叫んで姉上の部屋にノックをせずに入る。


「トール! 今日も来たのね」


俺に気づいた姉上は、表情を緩め俺の頭をぜに近づいてきた。


「うんっ」


「トール。私の部屋にくるのはいいけどノックは忘れないでね」


姉上に撫ぜられながら抱きつく。


姉上の身長は、11歳の現時点で150cmぐらい。俺はまだ9歳なので140cmぐらいしか身長ないから抱きつくいて顔を少し前に倒すと胸に丁度俺の顔がくる。


俺は、姉に会えるのが嬉しくてたまらない弟を演じ、すりすりと姉上の発展途上の硬い胸を味わう。


「もうっ、トールは甘えん坊ねっ」


王族と言う身分のせいで今まで距離があった姉弟きょうだいが一つのきっかけで、距離が縮まったんだと周りは思い、温かい目を送るだけで俺の過激なスキンシップを止めようともしない。


姉上も俺が好きなので、多少のことには目をつぶってくれるし、直接的な行為さえ行わなければ喜んで抱きしめてくれるし一緒の布団で寝てくれる。


「姉上ーーー!」


俺は、純真無垢じゅんしんむくな笑顔で姉上に抱きつく。


「そんなにお姉ちゃんが好きなのっ?」


姉上は顔を赤らめながら嬉しそうに聞いてくる。


「うんっ大好きーーー!」


「・・・うぅんっ・・」


大声でそう言うと姉上は言葉を詰まらせ、急に無口になって俺の頭を撫ぜる。


「どうしたのーーー?」


笑顔で、姉上に尋ねる。


「アリシア様は、照れておられるのですよ」


答えは、付き添いでついてきた黒髪メイドさんが話してくれた。


「んーーー? なんで照れるの?」


不思議そうに姉上に尋ねるが、本当のところの理由は完璧に知っていた。というか、そうなるように仕組んだのは俺だ。


「そっ、それは・・・」


姉上がすごく困っている。


外見はクールでさばさばしていそうな性格をしていそうだが、その内心は臆病なウサギさんっ!


この手のタイプは、一回好感度を上げればある程度のことでは好感度が下がらないし、好感度を上げようと思ったらどこまでも上がる。


まあその分、最初の好感度を上げるのは難しいし、上げるにしても時間と手間がかかる。


最初に見たときから狙っていたが、こんなに早くチャンスが周ってくるとは思わなかった。


俺がこのままの関係を維持したまま、歳を重ねれば姉上の方から関係を求めるようになるだろう。


本来なら姉上のような第二子の姫は外交のために他国の王子などを婚約者に決めるが、俺はそんなこと認めない。


姉上に俺よりも好きな思い人でもいれば諦めるが、今のところ俺以外に姉上が好感を持っている男はいないし、作らせるつもりも無い。


姉上はもう俺のターゲットなんだからねっ!








姉上と十二分に触れ合った後、部屋に戻り、黒髪メイドさんと別れ、眼鏡メイドさんから勉強を教えてもらう。


俺は病気が完治したと言っても心配され、ほとんどが歴史などの本を読んだり文字や計算なのど座学ばかりのスケジュールになった。


だから現在は女騎士達との特訓や魔女っ娘達を口説けないから退屈だ。


まあ、その分姉上とのスキンシップを強めて心を満たすんだけどね。


ああ、また女騎士達と特訓後の水浴びをやりたい・・・。


アレってマジで最高なんだよなーー。


女騎士って、職業柄か大胆なお姉さんばかりだから平気で裸見せてくれるし、俺の裸を見て襲い掛からないように耐えるお姉さんを見るのはマジで興奮ものだしね。


ああっ、無垢むくな魔女っ娘の過剰なボディタッチを受けたい・・・。


ヒゲ爺のところにいる魔女っ娘は、俺のことが好きなのと好奇心から体のあちこちをいろいろと触ってくる。


ヒゲ爺のところで魔法を学ぶ普通の男子生徒なら、恥ずかしがって怒るし、貴族同士のしがらみもあるのかお互いの距離感を掴めずに大体が1人から3人ぐらいで固まっている。


俺は男子生徒が消極的なことを利用し、一人で魔女っ娘の輪に飛び込み、王子という身分や相手の身分など関係なしに優しさを振りまき、魔女っ娘達を俺の周りに囲った。


そして、彼女達が男の子の体に興味を持ち始めたときに、彼女たちの中心に俺にその矛先が全部向い、体を触られるが抵抗せずに受け入れ、それ以来俺は彼女達の標本のようになっている。


しかも、魔女っ娘達に体を触らせてあげていることもあり、俺の方から胸とかを触っても魔女っ娘は拒まないから、最近の楽しみは、体の線が分からない魔女ローブ越しに胸のサイズなどを想像しながら触っていた・・・ああ、みんなちょっとは成長したのかなーー?


とりあえず今は、剣術の稽古けいこと魔法の勉強が許可されるまで、姉上にセクハラ・・・いやっスキンシップをするか。







病気が、完治してから3ヶ月がしてやっと、剣術の稽古と魔法の勉強の許可が下りた。


これでまた、女騎士のお姉さまと水浴びできる。


これでまた、魔女っ娘の体の成長を楽しめる。


本来なら一日通しで授業を行うが病み上がりなので、完治の報告という名目でに午前は魔法の授業。午後は剣術の稽古となった。






いつものように、眼鏡メイドさんに連れられてヒゲ爺の教室に向う。


いつものように、扉を開けて、笑顔で「おはようっ!」と言ってから教室に入る。


「「「トール様っ!!」」」


予想通り、魔女っ娘達が涙を流しながら駆け寄ってきた。


「トール様! お体は大丈夫なのですか?」


「トール様ぁ・・・・」


「トール様・・・心配したんですよ・・・」


俺は、両手を大きく広げ彼女達を抱きしめる。


「心配してくれてありがとうっ! また皆にあえて嬉しいよっ!!」


「「「とーるさまぁ」」」


彼女達は、突然俺に抱きしめられことで、感極まってほうけている。


「トール様っ!!」


彼女たちの後ろ側、教室の奥で金髪ロールの魔女っ娘が、今にも泣き出しそうな真っ赤な顔でズカズカと靴音を豪快に鳴らし俺の前まで来て、抱きしめていた彼女達を引き剥がす。


そして、金髪ロールは、手を思いっきり振りかぶる。


俺は、身体能力強化と武術の才能の相乗効果により、手の動きを完璧に見切り(・・・・・・)、そして、頬を叩かれる。


教室にパチンッとした乾いた音が響き、教室のから音を奪う。



「なんでっ! なんで、あんなことをしたんですかっ!?」


金髪ロールが、俺の胸に飛び込み、大声で泣きながら俺を叱ってくる。


「いくらお姉さんのためといっても、あなたが・・・トール様が行くべきではなかったんです! あなたは王族なんですよ! 簡単に命を危険にさらしていい人間ではないんです!! そっ、それに・・・トール様にもしものことがあったら・・・私はっ・・・!!」


俺は金髪ロールを抱きしめて一言「ごめんね」という。


・・・・・感動的なシーンなんだろうけど・・・金髪ロールは背が高くて160cmだから俺の顔は完全に胸に埋もれることになる。


しかも、俺が病気だっだ約9ヶ月の間に彼女の胸は神秘的な成長を見せ、巨乳に育っていた。


マジで、少し前まではあってもB~Cぐらいだったのに今はD~下手したらFサイズと、かなりのサイズだ。


この成長した胸を味わいたかったが先にすることがある。


一度彼女から離れて、背伸びをして彼女の瞳から落ちる大粒の涙をキザ男っぽく指先で拭き取り、もう一度・・・今度は「ありがとう」と笑顔で言い、彼女の頭に言葉が染み渡る前にこちらから優しく抱きしめる。


教室の中は感動に包まれ、魔女っ娘達や眼鏡メイドさん、さらに男子生徒まで言葉を発するのをやめ、抱き合っている俺らを微笑ましく見守っている。


クックックッ・・・・計画通り!!


金髪ロールが手を振り上げた時点で好感度を稼ぐ策略を企て、ワザと頬を叩かれ、泣きついてきた彼女に申し訳なさそうな表情を浮かべ、謝罪した後に見詰みつめ合えるぐらいの距離まで離れて、慰めるような仕草と感謝の言葉&優しい抱擁で、彼女の好感度を下げるどころか逆に上昇させることに成功した。


しかも、様子を見ていた周りの評価も少し上がると言うオマケつきっ!!







その温かい雰囲気を維持しつつ、授業を受けて、剣術の稽古に向う。


本当は、金髪ロールの成長した胸を弄りたかったけど、今日はこれ以上なにもしない方がいいだろうと、普通に挨拶して部屋に戻る。


部屋で昼食を摂った後は、女騎士達との特訓だ。


ああ・・・水浴びが楽しみだぁ。


「トール様、お腹すいたんですか?」


「うんっ、えへへへ・・・」


ヤバイヤバイ、涎が・・・・まあ、なんとか誤魔化せたからよかった。


さてとっ! 待っていてねお姉さん達っ! 昼食食ったらすぐに行くからねっ!!


6/23日誤字直しました。

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