※(6)人物紹介・用語説明
【登場人物】
■理叶
身長/162cm 年齢/14歳
鬼の混血児。銀髪。戦闘には鎖鎌を用いる。蝉の一員であり、時雨の首を取るために近づいた。しかし寸前のところで鳥野によって阻止され失敗する。
妹の瞳子を人質にとられており、五十人の賞金首を討ち取れば、兄妹揃って蝉から抜けるのを許してやるという葉川兄弟に従い、四十九人の首を取った(時雨が五十人目であった)。
無邪気で妹思いの心優しい人物。
■芹田瑞子
身長/168cm 年齢/20代後半
鬼の混血児であり、かつては南苑会の一員であった。時雨よりも歳上である。現在は純人間の司と所帯を持ち、達也という息子もいる(司曰く瑞子に似たやんちゃ)。宿の女将をしている。
かつては南苑会の中でも人間嫌いが激しい方ではあったが、純人間である司に助けられたことにより治まった。鬼の血が流れていることもあり、力の加減を誤る事が多々ある模様。南苑会時代、鳥野に戦闘のいろはを教えた人物でもある。
■芹田司
身長/169cm 年齢/30代前半
宿の主人。瑞子の夫であり純人間。人間嫌いの瑞子を、幼き頃飼っていた人間嫌いの猫の桃に似ていると称す。
初対面の宗志に恐れをなして土下座をし始めるほどの怖がりな人物であるが、那智組に押しかけられた際に時雨達を逃がしたり、那智組の者から妻の瑞子を庇ったり等、弱いなりにも強い心を持った人物。
■瞳子
身長/115cm 享年/9歳
理叶の妹であり、純人間。蝉に理叶と共に入ったが、その数ヶ月後には亡くなっていた。
■葉川彗
身長/182cm 年齢/不明
純血の鬼であり蝉の頭領の一人。葉川龍の兄。
容姿は茶褐色の髪で灰色の角、赤い瞳を持つ。髪質は弟よりも剛毛で外側に好き勝手に跳ねている。くすんだ緑色である海末色の着流しを身に纏っている。
弟よりも声は低く、男らしい顔つき。理叶の腕を捻り捥ぐ等、残虐な人物。
時を数秒止める力を持つ。
■葉川龍
身長/180cm 年齢/不明
純血の鬼であり蝉の頭領の一人。葉川彗の弟。
茶褐色の絹の様な髪を腰まで伸ばし、赤い着物を身に纏う。瞳は赤く、角は灰色。兄よりも声は高めであり、品のある女顔。
雷を扱う力を持つ。戦闘に刀以外にも返しのある鉄杭を用い、その鉄杭に雷を落として攻撃する。
美しいと思うものに目がない。白臣を非常に欲しがっており、花(手足を斬り落とし壺に入れた状態)にしたいという発言が宗志の逆鱗に触れた。非常に残虐な人物。
【用語説明】
■蝉
純血の鬼で構成された組織。葉川兄弟を頭領としている。那智組に指名手配された妖怪や、妖怪の混血児の首を引き渡すことによる報酬や、妖怪や妖怪の混血児を見世物小屋に売り飛ばしたりして金を得ている。
那智組が指定した地域で悪事を働かない代わりに指定した地域以外での悪事や人攫いには目を瞑ってもらっている。人間と共存すること目指す南苑会とは違い、蝉は人間を利用する組織であるため、二つの組織は相容れない。
■隠
理叶が持っていた伝説の産物と言われていた物。それを妖怪の混血児が飲めば、力を限りなく妖怪側に近くすることが出来ると言われているが、詳細は不明。




