静電の夜、嵐の前に
ランキング情報が日々出てきてワクワクしてます。ただ、投稿スピードが異常なのでこっそり修正もしております!ごめんなさい。
リヴェール港を包んでいた硝煙が、ようやく潮風に溶けていった。
焦げた木材の匂い、血に濡れた石畳。だがそこに人の手が戻り始めている。
桟橋では大工たちが杭を打ち直し、船乗りは帆を繕い、女たちは桶の水で血を洗い流す。
子供たちは兵に水を運び、老人ですら壊れた柵を直していた。
戦場だった港が、少しずつ“街”へと戻っていく。
俺――トリスは高台からそれを見下ろしていた。
「……みんな、強いな」
思わず漏れた声に、隣のアリアが軽く笑った。
「誰かさんの背中を見てるからよ。倒れなかったでしょ、誰も」
「倒れる暇がなかっただけだ」
「それでも、立ち続けた。それが一番よ」
潮風に揺れる金髪の隙間から、彼女の瞳が真っ直ぐに俺を見た。
その視線を受け止めた瞬間、胸の奥に小さな熱が灯った。
――戦は終わっていない。
だが、この一夜は確かに、生き延びた証だった。
俺は《真鑑定》を展開し、仲間たちに視線を移す。
青白い光が走り、半透明のウィンドウが並んだ。
年齢:18
爵位:王国子爵(トリス領主)
Lv:25
体質:器拡張体質/魔力量異常
HP:1700
MP:18500
STR:230
VIT:210
AGI:250
DEX:280
INT:300
MND:240
LUK:360
【スキル一覧】
◆レジェンド
・《スキル詐奪》Lv9
悪意ある敵から“騙して”スキルを奪う。奪取対象:悪人・魔物・敵対者。
奪ったスキルは器拡張体質により急成長する。
・《無限収納》Ex
時間経過による劣化なし。容量無限。
◆スーパーレア
・《真鑑定》Lv8
生物・物質・地脈・魂流を識別可能。幻惑・偽装無効。
・《大統治》Lv7
領地・戦場における「最適解」を直感で導く。戦術指揮補正+。
・《情報網》Lv9(変質済)
仲間・都市・ギルドの情報を同時共有。戦場ネットワーク化。
・《並列多重思考》Lv7
最大4重まで思考を分岐。魔法・指揮・戦術を同時展開可能。
・《電磁誘導》Lv2
電力と磁力を双方向に操る。斥力・引力・誘導弾・電磁障壁生成可能。
◆レア
・《説得術》Lv5
・《魔脈感知》Lv7
・《創鍛》Lv5
・《覇気》Lv7
・《心音聴覚》Lv6
・《叡記》Lv7
◆アンコモン
・《弧線術》Lv7
・《抗魔毒》Lv5
総評:
精神・魔力量・幸運すべてが規格外。
魔力制御は国家級、幸運は王国記録を超過。
“器の拡張”により、まだ進化の余地を残す。
《真鑑定結果:アリア・フェルン》
年齢:18
役職:護衛
Lv:25
HP:2100
MP:2400
STR:310
VIT:240
AGI:310
DEX:295
INT:160
MND:190
LUK:130
【スキル一覧】
◆スーパーレア
・《双流戦術》Lv7 … 二刀の剣速と重撃を瞬時に切替。
・《剣聖術》Lv6 … 剣気を纏い、魔を裂く斬撃を放つ。
・《戦場舞踏》Lv6 … 動作が舞のように最適化。回避・反応上昇。
・《神速反射》Lv5 … 神経反応数十倍。敵の攻撃を見切る。
・《必中の弓》Lv5 … 風・距離・揺らぎを自動補正。
◆レア
・《戦場感知》Lv6
・《風纏歩法》Lv5
・《体術》Lv5
◆アンコモン
・《耐久強化》Lv4
・《武具整備》Lv3
潜在特性:
・蒼鋼の魂
仲間を護る意思が高まるほど、剣が折れず鋼化する。
総評:
攻守速度の三拍子が揃った、戦場最適個体。
戦闘演算速度はトリスの並列思考に匹敵。
剣術・弓術ともに人類上位0.1%。
《真鑑定結果:アージェント・ガーディアン》
種族:シルバー・ハウンド(ユニーク進化体)
Lv:25
HP:2800
MP:5200
STR:240
VIT:360
AGI:290
DEX:160
INT:150
MND:300
LUK:200
【スキル一覧】
・《魔障壁》 … 銀障壁を展開し、仲間を包む。
・《鉄壁》 … 常時防御強化。
・《剛牙》 … 魔力貫通噛撃。
・《咆哮》 … 威圧+士気上昇(味方)/恐怖(敵)。
潜在特性:
・銀守の王魂
主と仲間を護るとき、一度だけ“不滅の障壁”を発動する。
総評:
耐久・防御性能は大型魔獣を上回る。
味方の防御展開速度はアージェの反応に依存。
忠誠心・防衛本能ともに最高値。
《真鑑定結果:ノクス・フェリス》
種族:シャドウ・リンクス(ユニーク進化体)
Lv:25
HP:1400
MP:5200
STR:210
VIT:160
AGI:450
DEX:310
INT:180
MND:170
LUK:280
【スキル一覧】
・《影走り》 … 影を媒介に高速移動。瞬間転移可。
・《急所撃ち》 … 弱点部位を自動補足。必殺精度上昇。
・《幻身》 … 攻撃直前に残像を発生。
・《夜目》 … 暗闇視界。完全暗黒下でも行動可能。
潜在特性:
・黒影の牙
仲間の影を媒介に確実な一撃を放つ。
総評:
奇襲・暗殺・索敵・攪乱に特化した精鋭体。
機動力は全パーティ中最速。
影の中での存在感消失率100%。
「……みんな、ちゃんと強いな」
「当然よ。あれだけ一緒に戦ったんだもの」
アリアが肩をすくめ、微笑む。
「でもあなたも、でしょ? あの“電気の剣”、すごかった」
「制御できれば、もっと使える。矢を逸らし、鎧を引き剥がす。下手すれば……船の錨すら動かせるかもしれない」
「錨を? 本気で?」
「理論上は、な」
冗談めかして笑ったが、アリアは目を丸くしたまま口を閉じなかった。
そのやり取りを、少し離れた場所からアージェがじっと見ていた。
銀毛を潮風に揺らしながら、鼻を鳴らす。
ノクスは影の中から顔だけ出し、尻尾をくるりと巻いた。
「……ありがとうな、お前たち」
言葉を向けると、アージェは静かに尾を振り、ノクスは喉を鳴らした。
それだけで、十分に伝わる。
俺は改めて手を見つめた。
掌の奥にまだ小さく残る電流の震え。
あの感覚は、ただの力じゃない。生と死の狭間を越えた“実感”そのものだった。
(次の戦いは……この力を、使いこなしてみせる)
視界の端で、港の塔に掲げられた王国の旗が風に翻った。
その瞬間、見張りの兵が駆け込んでくる。
「報告! 沖合に再び船影! 侯国の第二艦列、接近中!」
港の空気が一変する。
立ち上がったアリアの髪が、潮風に踊った。
「……来たわね」
「ああ。今度は、俺たちが迎え撃つ番だ」
刀《繋》の柄に手を添え、蒼い刃を抜く。
潮風が光を散らし、刃の縁が淡く輝いた。
「準備はできてる。ここからが本当の戦だ」
リヴェール港に再び、戦の嵐が迫っていた。
だが今度は恐怖ではなく、確かな“覚悟”がそこにあった。
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初投稿作です!みなさんおてやわらかにお願いします。
AIをとーても使いながらの執筆となっております。
あと、AI様にお絵描きをお願いするのにハマり中です。




